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今年で20周年を
米国宝酒造(Takara Sake USA Inc.)は、毎週木曜日午後7時からバーチャル酒テイスティングを開催している。カリフォルニア州バークレー市にある米国本社にはテイスティングルームが併設され、連日観光客が訪れる人気スポットだった。現在、新型コロナウイルスまん延防止のため閉鎖しており、その代替案として開催されているのがこちらのバーチャル酒テイスティングだ。
準備するものは?
テイスティングに参加するには、まず同社のウェブサイトから「Virtual Sake Tasting Variety Sake Set」を購入する。価格は参加費も含めて50ドル。購入が完了すると登録メールが届くので、そのメールに従ってテイスティングに参加したい日を予約する。お酒が配達されるまでに約5〜10日間かかるので、早めに予約を済ませてからイベント当日を待とう。
テイスティングの内容は?
当日はお酒のセットと同封される資料、家にあるワイングラスを2、3脚準備して、Zoomに参加する。進行は酒ソムリエの土岩さん。この日はアメリカ各地から夫婦で参加する人や、同僚と参加する人など十数名が受講していた。
「まずは乾杯しましょう!」と和やかな雰囲気でスタート。前半はバラエティー酒セットに入っているプレミアム吟醸を飲みながら、お酒の種類や歴史、製造法などについての講義を聞く。おちょこを使った本格的なテイスティング方法「利きちょこ」を紹介したり、ワインに例えて説明したりと、お酒になじみがない人にも親しみが持てる工夫がなされていた。
後半は、実際にテイスティングする。まずは色や透明度の違いを見極め、その後香りを楽しみ、少量口に含んで試飲する。「純米吟醸は、バナナやリンゴ、洋梨などフルーティーな香りが感じられますね」。そんな土岩さんの解説に、参加者がそれぞれうなずく。「生ガキや甘エビ、ブルーチーズに合いそうですね」と、食事とのおすすめのペアリングを提案してくれるのもうれしい。
実際に参加してみよう!
近年、レストランや街のリカーショップでもよく目にするようになったお酒。参加者の中には、「家ですき焼きをする時は、いつもこのクラシック純米を飲んでいるよ!」と言う人もおり、お酒が浸透していることを実感できるイベントだった。
こちらのバーチャル酒テイスティングは、お酒の知識を培い、その選び方を身に付けてもらうのが目的だと土岩さんは話す。日本人の酒ソムリエが講義をしてくれるので、日本語で質問することもできて安心だ。ホームパーティーの機会が増えてくるこの季節。こちらのバーチャル酒テイスティングに参加し、手土産には自分で選んだお気に入りのお酒を持って行くのはどうだろうか。
・松竹梅クラシック純米(750ml)
・松竹梅プレミアム吟醸(300ml)
・松竹梅REI純米大吟醸(300ml)
・松竹梅にごりSilky Mild(375ml)
・松竹梅オーガニック生(300ml)
・テイスティングノート
・アロマと味のチャート
・お酒の製造工程のイラスト
・お酒の種類表
・発酵方法の比較表
米国宝酒造(Takara Sake USA Inc.)のウェブサイトから「Virtual Sake Tasting Variety Sake Set」を購入して参加する。価格はテイスティングの参加費も合わせて50ドル。開催は基本的に、毎週木曜日の午後7時から。詳細は下記のURLかQRより。
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