オンライン塾リザプロ〜帰国生の特性を生かし早慶大を目指す〜

2023.06.05

　リザプロの代表である孫辰洋氏は、今年３月に早稲田大学の政治経済学部を卒業したばかり。日系華僑の両親の間に生まれ、４歳から中学２年生まで中国は西安、北京、ニュージーランド、米フロリダで過ごした帰国生の一人だった。「両親は僕を海外の学校に行かせただけでなく、自ら色んなNPO団体にあたって、たくさんの経験をさせてくれました」と振り返る。自身が小学５年生の時には「父親が日本沙漠緑化実践協会に連絡を取り、創設者である鳥取大学の遠山正瑛教授に会いに行きましたから。『ウチの息子を内モンゴル（での緑化活動）に連れて行ってくれませんか』ってお願いし、訳もわからないまま僕は内モンゴルへ行き、地球の(トルツメ)が直面している問題に向き合った」という。「今僕がやっていることは、そうやって父親が僕にしてくれたことなんです」と教育への思いを語る。＜br＞

大学在学中に始めた家庭教師ぶりが親御さんたちの口コミで広がり、父親譲りの行動力で学生仲間たちと共に２０２０年６月に同社を起業した。日本の一般入試、AO入試、海外の大学と自身の多様な受験経験と情報網を生かし、“生徒さん一人ひとりの個性に合わせた受験対策”を提案する。＜br＞

▪️帰国生にはAO入試＜br＞

「自分の”得意なことを生かすことが出来たのはAOだった”という経験から、帰国生に向いている受験と言えます。志願者の多い早慶だってAO入試が用意されていますから、それを利用しないともったいない」（孫氏）。近年のAO入試の主流は【英語資格＋小論文か面接】または【英語資格＋高校の成績】と【ポートフォリオの提出】で、英語資格の基準は大抵の場合、実用英語検定準１級という。２カ国の学習を強いられ負担の大きい帰国生たちへ、孫氏は「一般入試のための勉強なんてしなくていい！その時間を、課外活動などでもっと有効に使ってほしい」との思いから生徒さんの個性に寄り添って目標を絞り、各大学の各学部の傾向に合わせた対策を練る。＜BR＞

▪️世界から日本を見る目を養う＜BR＞

「僕が受験した時の小論文は『シルバー民主主義についてどう思いますか？』という問いで、少子高齢化が進んでいる日本をどうやって世界で活躍させていくかがテーマでした。これって海外で育った人や、ボランティア活動を経験してきている人でなれば書けませんよね」（孫氏）。同社では、AO入試志願者にはAO入試を突破したチューターがワンツーマンでつくため、実体験ベースでの指導が行き届き、必要であれば英語での指導にも対応している。＜BR＞

▪️課外活動は自社でも主催！＜BR＞

「AO入試で欠かせないのはポートフォリオ作成。経験した課外活動の記録が必要となってきますので、写真など特に親御さんの協力なしでは出来ません。弊社ではアドバイスだけでなく、課外活動のイベント主催に積極的に取り組んでいます。最近では【パラスポーツを通じた探究プログラム】を開催しました。障害のあるスポーツ選手と一緒にパラスポーツや買い物を体験した生徒さんの中には『日本のバリアフリーの行き届いていない現状に気づいて、〜大学へ行って〜を学び、日本のバリアフリー事情を変えたい』と受験の目標がより具体的に将来に繋がるものになりました」（孫氏）。リザプロでは、月々面談を行うコンサルタントをひと家庭に１人配置し、親御さんとのコミュニケーションを重視。それだけでなくLNEでこまめにやりとりし、親身に相談に乗ってくれる。