Page 14 - NY Japion
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インテリアコーディネー ターの大石育子さんと、ケ ーキデザイナーのシェルド レイク慶子さんが「デコレ ーション」をテーマに対談し た。お出しするケーキを探し ――お二人のデコレーションていた時に、帰国する友人 の共通点は?の送別会で慶子さんのアイ シェルドレイク「大人可愛シングクッキーと出合い、 (かわい)い」が私たちの共クラスのイメージにピッタ 通のキーワードなんです。 と普通の英国スタイルにな リだったので依頼しまし ニューヨークにはそういう っていまうので。そういう考 た。 ものがあまりなく、日本特 え方が私たちの似ていると シェルドレイク 私はカッ 有のものですね。例えばキ ころでしょうか。 プケーキベイキングやケー ティちゃんが大人の間では シェルドレイク スタイリ キデコレーションを教えて やったり。 ッシュなものにかわいらし います。育子さんは「お部 大石 アラフォー、アラフィ いものが入るデザインは人大石 テーブルのデコレー ションの場合は、非日常と いうより日常の中で楽しん でもらえたらと。招かれた 方も、テーブルが少しデコ レートされていると、ホス トに大切におもてなしされ ていると感じます。 シェルドレイク おもてな しされると気分が上がり ますね。ケーキの場合もス ーパーで買ってきたものよ り気持ちが込められている 部分を大切にして、プラス かわいいものにときめく女 子な部分を楽しんで欲し いです。■□■インテリアコーディネーター/ソフトファニシングデザイナーシェルドレイク 私のケー キは、かわいらしいものに ちょっとシックな色を入れ て全体の色味を抑えていま す。葉っぱの色にはリーフ グリーンでなくモスグリー ンを使うことが多いです ね。ポップス作りで、〝女子な時 間〞、を取り戻しているよ うです。大石 クラスの「大人可愛 い」世界で息抜きをする、 そんな「女子」の時間ね。 ――デコレーションの魅力は 何ですか?大石育子ペストリーシェフ/ケーキデザイナーシェルドレイク慶子大石 色を選ぶときは、明 度、彩度を抑えたグレイッ シュや少し渋い色を合わせ ることが多いです。そこに リボンやフリル、お花など の「可愛い」を合わせて黒で しめる、それがニューヨー クスタイル。そうじゃないシェルドレイク ケーキの デコレーションの魅力は非 日常でしょうか。パーティー にケーキが一つあるだけで、 その場が華やいで盛り上が ります。――お二人が知り合ったきっかけは何ですか?大石 私はソフトファニシ 屋のトータルデコレーショ フ世代になってもリボン好 気ですね。リラックスしな ングのクラスで、英国式の ン」、私は「食べられるデコ きな女性は多いですよね。 がら気分も上がるようで お部屋やテーブルのトータ レーション」ということで、 私も作品のどこかに必ずリ す。生徒さんは、忙しい合 ルコーディネートを教えて センスだけでなく、やってい ボンを入れてみたりして 間に「大人可愛い」デザイ います。そこで生徒さんに ることも近いです。 「大人可愛く」しています。 ンのカップケーキやケーキデコレーションは人を癒やす心のビタミン剤 ―大石日常から離れ〝女子な時間〞を楽しんで ―シェルドレイク大石 日頃子育てやお仕 事で忙しい生徒さんたち も、クラスが終わる頃には お顔が「女子」になっていま す。癒やしの時間を過ごし て幸せなお顔。デコレーシ ョンは絶対に必要なもので はないけれど、ビタミン剤 みたいに女子を元気にして くれるものだと思います。 シェルドレイク ニューヨ ークはポットラックやベビ ーシャワーなど、パーティー やイベントが日常に根付い ていて、デコレーションを楽 しむ機会がたくさんあり ます。大石 デコレーションって 非日常のイメージが強いで すが、ニューヨークにはそ れが日常的にあふれていま す。せっかくたくさん機会 があるのだし、そのための グッズも手に入りやすいの ですから、気軽に楽しんで もらいたいです。何よりも デコレーションは自分が楽 しむためのものなので。シェルドレイク慶子北海道出身。アフタヌーンティー・セントラルキ ッチンや東京都内カフェで製菓を担当後、長 年にわたる外資系企業勤務を経てケーキデコレーション教室「cakes by koko」を主宰。 2015年に来米し、英国人の夫とブルックリン 在住。2017年よりクラスを再開。 www.cakesbykoko.com大石育子神奈川県出身。日本ではインテリアコーディネ ーター、宅地建物取引主任士として住宅系イ ンテリアの企画に従事。夫の転勤で2007年 に来米。ニューヨーク州ネイルスペシャリスト、 ティーインストラクター資格を取得。現在ソフト ファニシング、英国式インテリア、テーブルコー ディネートクラス主宰。fineoishi@gmail.comFriday, May 19, 2017|Vol. 916|14 INTERVIEW気になる二人のNY対談二人だからできる話がある。 気になるあの人たちが、 一つのテーマについて対談する。テーマデコレーション

