今夜はジャズな気分

#3 エレガントな雰囲気で 大人のジャズタイムーMezzrow Jazz Club

ジャズの聖地・ニューヨーク。毎晩この街のどこかで、ベテランから新人まで多くのアーティストが熱いセッション繰り広げる。老舗や隠れた名店などがひしめき合うこの街で、ジャズが聴けるおすすめスポットをジャズドラマーの三上麟太郎さんが案内する。


エレガントな雰囲気で大人のジャズタイム

今回紹介するクラブはメズロージャズクラブ。前回紹介したスモールズの姉妹店で、同店でも毎晩演奏が繰り広げられており、深夜までセッションが続くことも普通だ。店内は縦に長く、スモールズよりもややエレガントで落ち着いた雰囲気を漂わせている。ステージに近い奥のテーブル席は「リスニングスペース」と呼ばれ、演奏をしっかり聴きたい人はこちらの席を予約しておくことをおすすめする。また、ステージから少し離れているところに位置するバーに近い席は演奏している姿は見えにくくなるものの、音は申し分なく聞こえるので、お酒をメインに楽しみながら生演奏も聴きたいという人には、ちょうどよいと隠れた人気席のようだ。

 

/三上さん注目のライブ情報/

SIMON MOULLIER, JOE MARTIN & JOE DYSON

5月9日(木)

午後10時30分〜/午前12時〜

世界をフィールドに頭角を表すジャズ・ビィブラフォンの新星として注目されているサイモン・ムリエが登場する。

 

Mezzrow Jazz Club

163 W. 10th St.

smallslive.com


三上麟太郎rintaro-mikami.com

1995年、東京都生まれ。ジャズドラマー、パーカッショニスト、作曲家。21歳で渡米し、ニュースクール大学を卒業後はニューヨークを拠点に活動。2023年9月には自身初となるリーダーアルバム『First Fish』をリリース。Canopus Drumsのエンドーサーを務める。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1248

この春はちょっと贅沢なピクニックを体験しよう

ようやく気温も安定してきた5月。晴れた日は芝生の上でピクニックするのが気持ちいい季節。ピクニックといえども時には一つおしゃれに盛り上げたいもの。ここ2、3年で急成長しているピクニックビジネスの実態を覗いてみた。ランチやスナックを用意して、さぁ公園へいこう。

Vol. 1247

我らのドジャース

大谷翔平選手の一挙手一投足から目が離せない。スポーツ報道でLAドジャースの名前を見ない日はない。5月1日現在の勝率・621でナ・リーグ西部地区トップ。そのドジャースが、5月末には対NYメッツとの3連戦、6月には対NYヤンキースとの交流戦で当地にやって来る。NYジャピオン読者としては憎き敵軍なるも大谷選手の活躍に胸が熱くなる複雑な心境。だが、LAドジャースの「旧姓」はブルックリン。昔はニューヨークのチームだったのだ。

Vol. 1246

人気沸ピックルボールを楽しもう

あちこちに花も咲き乱れ、4月に入りニューヨークにも春が到来した。本号ではこれからの季節、屋外でも楽しめるピックルボールを紹介する。テニスよりも狭いスペースで出来るピックルボールはここ数年、ニューヨークでも人気だ。

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。