あちこちに花も咲き乱れ、4月に入りニューヨークにも春が到来した。本号ではこれからの季節、屋外でも楽しめるピックルボールを紹介する。テニスよりも狭いスペースで出来るピックルボールはここ数年、ニューヨークでも人気だ。
今、米国の若い世代の間で1970年代後半から80年代にかけて日本で大流行したシティーポップを中心に熱
今、米国の若い世代の間で1970年代後半から80年代にかけて日本で大流行したシティーポップを中心に熱狂的なファンが増えている。ブルックリン区に店を構え、レアものを揃えるフェイスレコードの間宮さんが選ぶ名曲を通して、その魅力を探ってみたい。
世界中を席巻した日本を代表するアニメのレコード
初期のテーマ曲『摩訶不思議アドベンチャー』や『ロマンティックあげるよ』などが収録されている。
Zのテーマ『CHA-LA HEAD-CHA-LA』は1989年に7インチのシングルのみ発売。ちょうど86年にCDがレコードの販売枚数を越え、レコードの流通が減り、状態の良いものがなく、同レコードは高値で取引されている。帯と歌詞カードを含む完品は500ドル、日本円にして7万4500円ほどだ。個人的には安いと思っている。なぜならば、84年にドラゴンボールが新連載されたジャンプ51号は当時170円だが、現在は33万円の値がつけられている。驚きだ。筆者も9年前の来米した当時、ニューヨークですでにドラゴンボールファンが多くいて、日本人として元気を貰った。この場をお借りして鳥山先生にお礼を述べたい。そして謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
フェイスレコード■
2018年にウィリアムズバーグ地区にオープン(営業は木曜日から日曜日の午後1時〜7時)。シティーポップをはじめ、山下達郎、竹内まりや、坂本龍一、YMOなどに代表される日本の音楽を中心に、ヒップホップや日本盤のジャズロックなども豊富に取り扱う。在庫数は8000枚、新入荷は毎週金曜日。レコードの買い取りも受け付け中。1994年に東京で創業し、現在は日本全国に全6店舗展開中。
間宮祐一
横浜市出身。脱サラし、2015年からニューヨーク在住。18年に同店をオープン。自身も筋金入りのレコードコレクター。また、ヒップホップの楽曲制作も行い、2020年に客演に『Freddie Gibbs』(グラミー賞ノミネーター)を迎えたシングルレコードを発表。座右の銘は「NO VINYL NO LIFE」。
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