日本でオンラインカジノが急成長

最近、日本でオンカジの話題を耳にすることが増えてきましたが、2022年10月に発表された国内市場規模は67億ドル(約1兆円)に達し過去最高となりました。2027年には101億ドル(1.51兆円)に達すると予想されています。因みにパチンコの2022年の市場規模は14兆円ですが縮小傾向です。

 

日本のみならず2022年は世界的にもオンカジが史上最大の成長を遂げた年ですが、その人気の秘密を探って行きたいと思います。

 

オンラインカジノライセンスとは

日本に進出している海外のオンカジ運営会社はカジノライセンスを取得しています。それではカジノライセンスについて説明します。

 

カジノライセンスを発行している国

カジノライセンスを発行している国は多数あるのですが、信頼性の高い許可書を発行している主な国は次の通りです。

 

・UK(イギリス):The Gambling Commission

・マルタ:Malta Gaming Authority

・キュラソー:CURACAO EGAMING

・ジブラルタル:HM Goverment Gibraltar

・マン島:Isle of Man Gambling Commission

・オルダニー島:Alderney Gambling Control Commission

 

利用するカジノサイトが上記許可証を取得していれば安全性が高く安心して利用できますので、プレイする前に確認することをお勧めします。

カジノライセンス発行国の役割

カジノ許可書発行国の役割は言うまでもなくプレイヤーの安全性を保つことです。UK(イギリス)のような先進国では自国民を海外カジノサイトから守る責任感が強く、小さな国では他に大きな産業がなく、ギャンブルを主力産業に育てる目的を持ち、問題が発生しないように真剣に取り組んでいます。

 

それでは発行国が行っている具体的な主な安全対策を説明します。

 

不正行為やイカサマ対策

スロットの様にソフトで管理されているゲームには、RNG(乱数発生器が組み込まれており、常にランダムな結果が出るようにアルゴリズムが組まれています。よって人間が意図的に勝敗を決めることが不可能な状態が保たれております。それらは発行機関により厳しく管理されています。

 

一方、人間のディーラーが関与するライブテーブルゲーム等では、不正やイカサマが行われていないか、スポーツベッティングでは公平なオッズが提供されているかなど許可書発行機関により厳しく管理されています。

 

更にプレイヤーがベットして手元に戻る平均額のRTP(還元率)も適正に設定されているかもレギュレーションに基づき管理されています。因みにパチンコの還元率が80〜85%に対して、オンラインカジノは93〜98%に設定されているので、負ける確率が低いと言えます。リアル店舗を持たないオンライン業者はインターネットの特性を生かし薄利多売が可能で、そこから生まれた利益はプレイヤーに還元していることがわかります。

 

即ちレギュレーションで管理されてる以上、違法カジノのようにイカサマでぼったくられる心配もないし、パチンコより勝ち易いRTPに設定されているのがオンカジの特徴です。

 

決済手段

クレジットカード、電子ウォレット、仮想通貨、銀行振り込みなど様々な決済方法が提供されていますが、それらは全て発行機関が安全性などを確認し認証を受けたものばかりです。

 

またマネーロンダリングなど違法取引の資金運用に悪用されない様にも厳しく管理されています。その一環として本人確認(KYC)なども義務付けています。

 

山口県で国の特別給付金4,630万円が間違って振り込まれ、全てオンカジに使い込んでしまう事件が注目されましたが、利用された決済サービスを提供している会社は即全額返金しました。恐らく大切な日本マーケットで、ことを荒立てない沈静化が一番の目的でしょうが、同時に安全性も強く感じた出来事でした。

 

依存症対策

ギャンブルの大きな問題点の一つが依存症です。公平なRTP、 安全な決済手段などライセンスによって安全性が確保されていても、結局はお金や時間をギャンブルに使い過ぎて人生をボロボロにしてしまうリスクはプレイヤー本人の問題です。

 

その対策として、安全対策に関するアドバイスや依存症対策に取り組んでいる機関の情報を提供したり、入金限度、損出限度額を設定したり一定期間アカウントを休眠させるなど自己制御プログラムの提供などが義務つけられています。

 

カジノライセンスが定める規定は他にも多数ありますが、公平性や安全性が保たれ、厳しい審査に合格しないとオンラインカジノは運営できないので、結果的に社会的信頼性が高い上場企業なども多く参入しています。それが市場規模を大きく引き上げ、プレイヤーの信頼と運営側の利益向上でWin-Winの関係が保たれ成長の要因となっています。

 

オンラインカジノ・ゲーム

オンラインカジノには大きく分けて3つのゲームカテゴリーがあります。

 

スロットなどのビデオゲーム

スロットは主役的存在です。有名ゲームプロバイダーが競い合う様に新作を発表しています。ランドカジノのスロットとは違い、ビデオゲームならではの最新テクノロジーを駆使した楽しいゲームが多数オファーされています。

 

各プロバイダーの新作スロットに関しては、テーマ、BGM、 アニメーションクオリティー、リール数、シンボル、ボーナスステージ、ボラティリティー、還元率など情報はこちらのサイトの、お勧め最新スロット完全レビュ でご確認ください。

 

スロット以外にも、ルーレット、ブラックジャック、ポーカーなどあらゆるテーブルゲームのビデオ版も提供されています。

 

ライブカジノ

インターネットのライブ配信技術を利用して、実際のディーラーがゲームをアシストしている映像を流して世界中のプレイヤーが臨場感抜群の環境でプレイすることができます。

 

ルーレット、ブラックジャック、ポーカー、バカラなどの定番テーブルゲームだけではなく、ゲームショーと言われる司会者が進行をつとめ、ホイルスピンがどこに止まるかを予想するクレイジータイムやモノポリー、マスに隠れている宝物の位置を予想するトレジャーハンターなどエンターテイメント要素満載の大人気ゲームもあります。

 

スポーツベッティング

欧州サッカーやアメリカの人気スポーツのNFL、 NBA、 MLB、そして日本のプロ野球やJリーグやBリーグなどは勿論のこと、テニス、ゴルフ、卓球、バレーボール、格闘技、カーレースなど世界中のあらゆる人気スポーツにベットすることができます。ネット配信で試合の様子を中継しているスポーツブックもありますが、スポーツはベットしながら観戦すると楽しさが倍増します。

 

オンラインカジノの将来性

この記事の冒頭でお伝えした通り、2022年のパチンコ市場規模が、14兆円に対して同年のオンラインカジの市場規模は1兆円少々です。2023年10月にパチンコ業界で過去最大級の倒産がありましたが、オンカジ利用者の約80%がパチンコの愛好家というデータがあります。

 

この現象はパチンコが衰退して、代わってオンラインカジノが成長していることを物語っています。このポテンシャル抜群の日本市場を海外のオンカジ運営会社が黙って見ているはずがありません。日本市場に力を入れている運営会社は、別会社で無料版完全合法サイト次々と立ち上げ、テレビCMやネット広告でプロモートした後、有料版に呼び込む作戦を取ったり、日本人声優を採用したのアニメがテーマのスロットを提供したり、最近では麻雀やパチスロまで楽しめる様になりました。

 

運営会社は日本向けのマーケティングに注力し次々と新しいアイデアを出しているので、市場規模はまだまだ伸びることが予想されます。またバーチャルテクノロジーの進化で、更なる臨場感のあるライブテーブルゲームや試合観戦が可能になれば無限大に可能性は広がります。

 

現状では海外企業に売り上げ1兆円を無条件で持って行かれ、プロ野球やJリーグも本来ならスポーツブックが収入源になるとことろ、海外に収益をただで提供し高額報酬を求めるスター選手の海外流失を黙って見ている状況に気づくべきだとは感じます。

 

現実は反対勢力が根強いので難しい課題もありますが、大阪のIR事業が成功するとカジノが身近な存在になり、どこかでオンカジを合法化して収益や税金を徴収するべきといった議論が具体化する日が来るかもわかりません。

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