大都市ニューヨークのオンラインカジノに対する見解と日本の影響

アメリカのカジノを代表するラスベガスをはじめ、アメリカにはいくつかのランドカジノ(店舗型カジノ)が存在します。

日本人の方でカジノを楽しむためにラスベガスなどで実際にブラックジャックやルーレットなどをプレイされたことがある方もいるかもしれません。

日本ではIR法案が可决されたことで、日本初のランドカジノができると言われていますが、コロナウィルスの影響によって、その多くが停滞しています。

そんな中、世界中に大流行のコロナウィルスの影響もあり、2022年1月、ニューヨーク州ではパンデミックによる財政悪化から脱却するための改善策として、税収の収益が見込めるオンラインによるスポーツベッティングが合法化されニューヨタイムズCNBCCBS Newsでも大きく取り上げられました。

ニューヨーク州ではオンラインによるギャンブルを合法とする法律はありませんでしたが、今回のように世界情勢によってその動きが変化したと思われます。

一方、対する日本のオンラインカジノはどうでしょう?オンラインカジノの規制のあり方について国会答弁がありましたが、その真偽は明らかになっていません。

そもそも日本国内で運営している違法カジノのインカジとは違い、オンラインカジノは海外で正式なカジノライセンスの下、合法に運営されています。

オンラインカジノ 合法ではなく違法だという声は厳密に言えば正しくありません。それは、インターネットを通じたオンラインカジノに対する日本の法律が定まっていないからです。

つまり、オンラインカジノは違法でも合法でもないグレーゾーンというのが正しい現状です。

オンラインカジノに対するネガティブなイメージや政治に絡む野党からの批判によるものでオンラインカジノは違法だという間違った情報が流れてしまっていますが、ニューヨーク州の例を見ても、国が賢い選択を行えば双方にとってポジティブに働くのではないでしょうか。

アメリカに倣って同じような選択をすることが多いと言われている日本ですが、今後国際社会においてリーダーシップが問われる中、オンラインカジノを例にとっても今後の日本の動きが見えてくるでしょう。

               

バックナンバー

Vol. 1297

今話題のプランタンニューヨーク

今年3月下旬に、160年の歴史を持つフランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)が、ウォール街に米国初出店を果たした。「百貨店ではない」をコンセプトにした小売りの新時代を切り開く新しいリテールモデルを目指す、今号ではそんな話題のプランタンニューヨークの魅力を探ってみた。

Vol. 1296

いつだってキレイでいたいっ! 日系人に優しい! 最新「プチ整形」事情

男女問わず、いつでも若々しく美しくいたいという気持ちは誰にでもあるもの。しかしながら、美容整形大国の米国とはいえ、人種や肌タイプの違い、費用の高さや言葉の壁など、ローカルの美容皮膚科や美容外科に通うのはちょっぴり不安…。そんな読者の声にお応えし、今夏の日本一時帰国の際にも使える、日本の最新「プチ整形」事情をご案内していきます!

Vol. 1295

大人も楽しいブロードウェーミュージカル

ニューヨーク演劇界のアカデミー賞と言われる第78回「トニー賞」の発表(6月8日)が近づいてきた。コロナ禍による低迷から完全復活したブロードウェー劇場はどこも連日満席の賑わい。毎晩、40以上の舞台で超一流の歌や踊りや悲劇喜劇が繰り広げられている。ファミリー向けでロングランの「ライオンキング」「アラジン」「ウィキッド」「ハリーポッター」は相変わらず人気トップだが、中には大人の鑑賞にふさわしい作品もある。比較的新しい舞台を中心に成熟世代が気になるブロードウェーをご紹介する。

Vol. 1294

私たち、なことてま

気になるビジネスを深掘りする連載企画。今回は「丁寧・フレキシブル・手頃な価格」で親しまれる引っ越し業者ターザンムービングの代表・ホセさんと、個々の状態に応じてカスタマイズした施術を行う、マッサージ・セラピストの秋山さんに話を伺った。