お洒落を楽しむ秋 ニューヨークのメンズファッション
秋の気配が漂ってきた今日この頃、ワードローブも夏物から秋物へと入れ替える時期。本号ではニューヨークのメンズファッション情報を紹介。季節の変わり目のお買い物に役に立つトレンドや最旬メンズブランドをチェックしよう。
編集部員がアートを巡る連載エッセイです。
編集部員A
■外国語学部を卒業し、写真専門学校へ。某新聞社系出版社の写真部を経て、フリーランスのカメラマン兼ライターに。現在、弊紙編集部で書いて撮って編集を担当。趣味は映画と犬の散歩。食べること、飲むことが大好き。
アメリカのファッションと聞いて何を思い出すだろう。筆者がニューヨークに来てまず感じたのが、過ごしやすさを重視し、ラフな格好で歩いている人が多いということだった。日本のファッションはストリート系、コンサバ系、カジュアル系などと分類されるが、多様性を包括するこの国ではそんな概念は存在しない。
また流行が明確な日本と異なり、広過ぎる国土では、流行りとされる特定のスタイルが根付かないらしい。日本人にとってファッションは、人にどう見られるかを気にする「みんなと一緒」を良しとする社会で、自分らしさを表現する一つの手段となっている。
ファッション展「In America: A Lexicon of American Fashion」では、アメリカのファッションを、感情を表現する一つの手段だと提示する。会場に華美な装飾はなく、1940年代から現代の幅広い作品が、シンプルな白い壁で区切られて展示される。「Nostalgia」「Belonging」「Delight」といった感情を表す単語ごとに12セクションに分けられ、約100の洋服それぞれにも単語とその意味が添えられる。
BLM、パンデミック、アジアンヘイトなど、感情の荒波にもまれたこの時代ならではのテーマであることは間違いない。辞典のように並べられた千差万別の洋服の如く、多様性を象徴するこの国の感情もさまざまだ。来年5月に始まる同展の続編「In America: An Anthology of Fashion」では、人種やジェンダーなどの課題について、ファッションの歴史と共に検証するという。理解を深めるためにも、第二部に期待したい。
メトロポリタン美術館
1000 5th Ave.
TEL: 212-535-7710
metmuseum.org
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