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コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
編集部員がアートを巡る連載エッセイです。
編集部員A
■外国語学部を卒業し、写真専門学校へ。某新聞社系出版社の写真部を経て、フリーランスのカメラマン兼ライターに。現在、弊紙編集部で書いて撮って編集を担当。趣味は映画と犬の散歩。食べること、飲むことが大好き。
セントラルパークの入り口に先日、新しいブロンズ像が現れた。首から二眼レフカメラを提げ、まっすぐ前を向いている女性。台座はなく、靴だけが白くて今にも動き出しそうだ。足元のブロンズ板には「ダイアン・アーバス」と書かれている。
彼女は1923年生まれの、ニューヨーク出身の写真家。ファッションの仕事をしながら、両性具有者、身体障害者、双子、小人など、フリークスと呼ばれた人々を撮影した。うつ病を患い48歳で自殺した彼女の写真は死後、世界中で回顧展が開かれ、大いに評価された。
10年前にロンドンのテートモダンで展示されていた、彼女の写真を初めて見た時の衝撃が、いまだに忘れられない。被写体がカメラに向けるまなざしは冷たくどこか寂しくて、不安をあおるものばかりだった。
写真家として世界的に有名な彼女だが、ブロンズ像のイメージといえば政治家や運動家が思い浮かぶ。なぜ今、ダイアンの彫像なのか。次回は、像の作者で英国出身のアーティスト、ジリアン・ウェアリングの回顧展が開催中の、グッゲンハイム美術館でその真相を探る。
ジリアン・ウェアリング: ダイアン・アーバス
Doris C. Freedman Plaza, Central Park
(60th St. at 5th Ave.)
publicartfund.org
【会期】10月20日(水)〜2022年8月14日(日)
https://www.photo-ac.com/main/detail/4671375?title
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