NYでカラオケ
1960年代後半、日本で発祥し国民的娯楽となったカラオケ。80年代以降、台湾や韓国などアジアをはじめ、海外に進出したカラオケは、今や北米やヨーロッパでもみんなに愛されるエンターテインメントとなっている。ここニューヨークでも「KARAOKE」の看板を見掛けることもしばしば。今号では、カラオケで上手に歌うコツや市内にあるカラオケ店を紹介！思い切り歌って騒いで、ストレスを発散しよう！
*こちらは記事&
自粛生活で登録した人も増えたストリーミングサービス。オリジナル作品を見どころと合わせて、ご紹介！
今回は、NetflixとHBO Max作品を。
クイーンズ・ギャンビット
（原題： The Queen’s Gambit）
Netflix
©︎ NETFLIX
【キャスト】アニャ・テイラー＝ジョイ、ビル・キャンプ、トーマス・ブロディ＝サングスター、他
【監督 】スコット・フランク、他
【原作 】ウォルター・テヴィス
【シリーズ 】 シーズン1が配信中
〈あらすじ〉
交通事故で母親を亡くし孤児となったハーモンは、孤児院で暮らし始める。そこで出会った清掃員の手ほどきでチェスを覚えたハーモンは、並外れた記憶力とチェスの才能が開花し、世間の注目を集め、地元の大会へ出場。男性ばかりのチェス界で活躍し始める。
※日本のアカウントを持つ人は、日本語字幕、吹き替え版で視聴可能
＜ 解説＆見どころ ＞
冷戦時代を背景に、孤児となった少女がチェスの世界で成功と挫折を味わう成長物語。主演は映画「スプリット」のアニャ・テイラー＝ジョイ。大ヒットした映画「マッドマックス 怒りのデスロード」の前日譚（たん）を描く新作で主役を演じると報じられるなど、注目の若手女優。孤独、アルコール、薬への依存と、問題を抱え苦しみながらも、男性ばかりのチェスの世界でチャンピオンの座を目指すヒロインを熱演している。原作は「ハスラー」や「地球に落ちてきた男」で知られる、ウォルター・テヴィス。批評家たちからは、「今年ナンバーワンドラマの一つ」と高い評価を受ける作品。ドラマを観るとチェスをやってみたくなるかもしれない。
レット・ゼム・オール・トーク
（原題： Let Them All Talk）
HBO Max
©️ HBO Max
【キャスト】メリル・ストリープ、ルーカス・ヘッジ、ジェンマ・チャン、他【監督】スティーブン・ソダーバーグ【
脚本】デボラ・アイゼンバーグ
【上映時間】113分
〈あらすじ〉
世界的に高く評価されている小説家アリス・ヒューズは、また新たな文学賞を受賞した。アリスは豪華客船に乗って式典が開かれるイギリスに向かおうと、同伴に、おいのタイラーだけでなく、旧友のロベルタとスーザンも招待した。しかし旧友たちと最後に会ったのは30年以上前。なぜ彼女たちを誘ったのか?
※アカウントを持つ人は、英語字幕版で視聴が可能
＜ 解説＆見どころ ＞
映画「オーシャンズ」シリーズなどで知られる、スティーブン・ソダーバーグ監督と大女優、メリル・ストリープが初タッグを組んだ作品。おいを演じるのは子役から順調にキャリアを積み、すでに映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で2017年のアカデミー賞助演男優賞の候補にも上がった、ルーカス・ヘッジ。若干24歳とは思えないほど、大御所女優たちに囲まれても堂々とした演技を披露している。その他の共演には、映画「クレイジー・リッチ・アジアン」で注目を集めたジェンマ・チャンなど。どんな役をやらせても完璧な役作りと演技で人々を魅了するメリルが、豪華客船という海の上の密室で繰り広げられる、女性作家の複雑な心情を描くさまには、今回も感服させられるだろう。
