今話題のプランタンニューヨーク
今年3月下旬に、160年の歴史を持つフランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)が、ウォール街に米国初出店を果たした。「百貨店ではない」をコンセプトにした小売りの新時代を切り開く新しいリテールモデルを目指す、今号ではそんな話題のプランタンニューヨークの魅力を探ってみた。
ウィリアムズバーグ地区やグリーンポイント地区、ダンボ地区など、ブルックリン区の有名地域に続いて近年開発が進んでいるのがダウンタウンブルックリン地区だ。高層コンドの建築が進むなか、大学や独立系のショップもあり、ローカル感も楽しめる人気のエリアだ。(取材・文/菅 礼子)
地元紙編集長が語る街歩きのコツ
まずはじめに、ダウンタウンブルックリン地区とはどのエリアを指すのか、本号では、北はヨークストリートから、南はアトランティックアベニューまでをダウンタウンブルックリン地区と定義し、そこから数ブロック南下した、ボアラムヒル地区に差し掛かるエリアも、注目のレストランやショップが多いことからオフダウンタウンブルックリンとして紹介していく。
NYUをはじめ大学が多いエリアとしても知られるが、最近では高層の高級コンドミニアムの建築が進み、エースホテルブルックリンなど話題のホテルを中心におしゃれなカフェや独立系のブティックなどもオープンしている。昨年には、同地区の街並みに突如天高く伸びる93階建ての黒い超高層ビル「ブルックリンタワー」も誕生し、住居スペースの他に娯楽施設が今後オープンしていく予定だ。ブルックリン区でここまで超高層のビルは「ブルックリンタワー」が初めてだが、一部からはブルックリン区の景観にそぐわないなどの声も出ているという。
本号ではブルックリン区の地元紙『ブルックリンペーパー』のメーガン・マクゴールドリック編集長に同地区の魅力を聞いた。
─『ブルックリンペーパー』について教えてください。
ブルックリン区のニュースやイベント情報の主要な情報源です。『ブルックリンペーパー』、『パークスロープカリテア』、『ベイリッジカリテア』などの新聞から有名なジャーナリストたちの報道によって支えられています。
─発行頻度や発行部数を教えてください。
印刷物は週に1回発行され、6つの出版物を合わせて推定20万部の発行部数があります。オンラインでは月間25〜50万人の人々に読まれています。
─ダウンタウンブルックリン地区とはどんなエリア?
私たちの媒体にとっても重要なエリアです。当社のオフィスがあり、地元のような感覚です。この地域には、多彩なショッピングやレストランの選択肢も幅広いです。公共の緑地もあり快適ですし、また、公共交通手段も多く、複数路線が利用できます。常に進化を続けているエリアですが、多くの人が、この地区や近隣のボアラムヒル地区を、「マイスポット」と呼びたくなる魅力をもっています。
─最近、同エリアでは何が面白いですか?
最近は、新しい商業施設やオフィス、公園などがオープンラッシュです。ニューヨーク大学タンドン工学部(NYU Tandon School of Engineering)が主催した日食観察パーティーなど、興味深いイベントも行われています。
─なぜこんなに開発が進んでいると思いますか?
多くの歴史を抱えながらもマンハッタン区に近いことからブルックリン区の住民はもちろん、芽を出そうとする新しいビジネスにとっても魅力的な場所となっています。ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)やBRICアーツメディアなどの会場があるエリアは、多くの人々を惹きつける生き生きとした雰囲気があります。この活気こそが人々を惹きつけているのではないでしょうか。
─おすすめの施設は?
まずは散歩をしてみることをおすすめしますが、個人的には、バークレイズセンターやブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック周辺もたくさんの見どころがあるので好きです。
ブルックリンペーパー
ブルックリン区の地域に密着した情報を印刷物とオンラインで毎週発行している。各エリアごとに、『ブルックリンペーパー』、『パークスロープクーリエ』、『ベイリッジクーリエ』、『ベイニュース』、『ミルベイシン・マリンパーク・クーリエ』、『ブルックリングラフィック』があり、地元コミュニティーに愛されている。
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2023年に渡米しӌ
ニューヨーク&#
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今年3月下旬に、160年の歴史を持つフランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)が、ウォール街に米国初出店を果たした。「百貨店ではない」をコンセプトにした小売りの新時代を切り開く新しいリテールモデルを目指す、今号ではそんな話題のプランタンニューヨークの魅力を探ってみた。
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