こだわりいっぱい 町のお肉屋さん
地元で愛され人々の食卓を支える町のお肉屋さん。店主が直接目利きした肉を仕入れ、常連客のリクエストに応える精肉店で購入するメリットは、いつでも新鮮な肉が手に入るのと、気のおけない店員から肉の選び方や調理法を教えてもらえることだ。本号ではそんな町で愛されている精肉店を調べてみた。
困難に立ち向かい、今を全力で生きる日本人ビジネスパーソン。名刺交換しただけでは見えてこない、彼らの「仕事の流儀」を取材します。
次々と新店がオープンするグリーンポイント地区に、今年の9月にオープンした蕎麦屋「卯月」。有機栽培の十割蕎麦、料理、器、空間、そして店主の小谷修一さんの美学がちりばめられた世界を堪能するべく、小粋な暖簾をくぐりに訪れる客ですでに毎日賑わう。
家族の死で気づいた身体と心の健康
小谷さんが19歳の頃、母親が乳がんを患い、摘出手術と抗がん剤治療を繰り返した末に他界。「しばらくは、母を救えなかったという気持ちを拭えずにいました。家族皆、精神的とても辛かったです」と話す小谷さん。しかし、そのことがきっかけで、さまざまな栄養をもつ蕎麦に着目することができたという。「その当時の僕は、病気やメンタルヘルスに対して全く知識がありませんでした。しかし、蕎麦は心臓病やがんなどの予防や改善効果が高く、疲労やストレスにも効果的だという記事やテレビなどを見て、身体も心も健康になれる蕎麦についてもっと学んで、極めたいと思い、この道に入りました」と語ってくれた。
キッチンカーで独立、そして米国へ
東京・両国にあるミシュラン星の名店、ほそ川など都内で10年修行した小谷さんはその後、独立して飲食店のコンサルティング業と、キッチンカーで移動販売の蕎麦屋をスタート。3年が経った頃、ニューヨークにある蕎麦屋からヘッドハンティングされ来米。「蕎麦はニッチであまり知られていないので、これをテコの原理で上げていけるのは、東京ではなくニューヨークという場所を舞台にしてみたら面白いのではないかと閃いたんです。そして、いつか海外でチャレンジしてみたいと思っていたこともあり、そのお話を頂いて三日後にはキッチンカーを畳んで、航空券も手配しました。渡米の話が修行時代にきたら、きっともっと違った結果になっていたのかもしれません。オファーをいただいた時、自分は既に次のステップへいつでもいける準備ができていました」と当時を振り返る小谷さん。
来米後は、ニューヨークで蕎麦職人としてキャリアをまた新たにスタートさせ、数年後に独立し、飲食店のコンサルティング会社「ワールドワイド ソバ インク」を起業した。これまでに世界各国を飛び回り蕎麦やうどん、ラーメン、和食、焼き鳥、居酒屋など8年間で150店舗もの立ち上げに携わってきたという。
蕎麦の共同研究、作陶など多才な一面も
小谷さんは、ブルーヒルファームの創設者ダン・バーバー氏と8年にわたりお互いがもつ蕎麦の知識を共有し、蕎麦を植える土地の状態から植える時期、収穫する時期、蕎麦の使い方、その後の土地の状態などを共同研究しているという研究者としての一面も。そして、小谷さんのこだわりは蕎麦だけではない。同店で扱っている美しい器の多くは小谷さんの手作り。「ろくろを回して粘土を触っていると、ゾーンに入って研ぎ澄まされるんです。ただ作り過ぎしてしまうこともあります(笑)」とお茶目な一面を見せてくれた。今後は店内でお客が蕎麦打ち体験から食事、器作りなどを楽しめる特別プランを考えているそうだ。
小谷修一さん
蕎麦職人
来米年: 2008年
出身地: 兵庫県
好きなもの・こと: 陶芸
特技: 掃除
ブルックリン区にある蕎麦レストランUzuki(卯月)のオーナーシェフ。
また、Worldwide-Soba,Inc.の代表として、米国内外の数々の飲食店に向けた製麺、メニュー、レシピ作成等に関わるコンサルテーションを行う。同時に日本料理アカデミー・ニューヨーク事務所長を務め、農林水産省により日本食普及の親善大使にも任命されている。
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