こだわりいっぱい 町のお肉屋さん
地元で愛され人々の食卓を支える町のお肉屋さん。店主が直接目利きした肉を仕入れ、常連客のリクエストに応える精肉店で購入するメリットは、いつでも新鮮な肉が手に入るのと、気のおけない店員から肉の選び方や調理法を教えてもらえることだ。本号ではそんな町で愛されている精肉店を調べてみた。
困難に立ち向かい、今を全力で生きる日本人ビジネスパーソン。名刺交換しただけでは見えてこない、彼らの「仕事の流儀」を取材します。
「革命に憧れるような子供でした。あの頃から社会を変えたいという強い思いは変わっていないんです」。
著書に、アメリカの新たな生活のムーブメントを描いた「ヒップな生活革命」や「真面目にマリファナの話をしよう」などを持つ佐久間裕美子さん。本業は文筆家だが、気候変動や人権問題、ジェンダー平等における市民運動にも精力的に取り組むアクティビストとして、ニューヨークと東京を股に掛ける生活を送っている。
在米歴はすでに26年になるが、「ずっとニューヨークにいると決めたことはないんです。目の前に現れる仕事や面白いことを追い掛けていたら、いつの間にかここまで来てしまった感じ」と語る姿は、飾らず自然体だ。
社会に対するカウンターが自分の本流
昨年はこれまでになく長い期間を日本で過ごし、さまざまな市民運動と連帯して活動したという佐久間さん。衆議院議員総選挙に向け、世代を超えたアクティビストらと連携し各政党へ送った公開質問状「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」は、SNS上でも話題になり、若い有権者たちに選挙を自分事として考えるきっかけを与えた。
こうしたアクティビスト活動や執筆活動の原動力は、世の中に対するカウンター精神であり、それが佐久間さんの仕事の本流となっている。「ニューヨークの市民運動から学んだことをベースに、東京でも一番インパクトを与えることができる方法を模索し、行動を起こしたいです」。
そんな佐久間さんは、14年前からグリーンポイントにある自宅と山暮らしの二拠点生活を実践している。山暮らしのきっかけは、ミッドタウンに住んでいた2008年頃から複数のハリケーンを経験し、マンハッタンだけでの暮らしに疑問を持ち始めたことだった。その後郊外のパトナム郡にある友人が所有する古い山小屋を借り、修復しながら住むDIYスタイルで今はニューヨークにいる時間の大半を山奥で過ごしているという佐久間さん。リベラルな価値観を持つ人が圧倒的に多い都市部と比べてまだまだ保守的だが、だからこそポテンシャルも大きいと、現在はローカル政治にコミットするようにもなった。
一方で、グリーンポイントでの暮らしにも愛着を持つのは、ここが隣人や地元の店に何かあればサポートし合うような“共助”の考え方が根付いた場所だからだそう。ニューヨークで奮闘する佐久間さんにとって、いつも心の拠り所になってきた大切なコミュニティーだ。
未来を担う次の世代へバトンをつなぐ
最近は、自身のSNSで政治家を招いたインスタライブや勉強会などを日頃から発信。これまでは社会貢献やサステナブルな活動をする人や企業にフォーカスしてきていたが、近年は社会で発言していく若者を育成するためのメンターとしての活動に軸足を移し始めたそう。
「私自身はすでに声も大きいけど、これからは若い人たちにチャンスを作ってあげることが使命だと思っています」。次世代にバトンをつなぐ作業にシフトしつつ、ニューヨーク、そして世界を見てきたその行動力と発信力を使って、若い世代のより良い未来を切り開くために佐久間さんはこれからもパワフルにアクションを起こし続けていく。
佐久間裕美子さん
文筆家/制作業
来米年: 1996年
出身地: 東京都
好きなもの・こと: 料理、スキー
特技: 縦列駐車
1996年に来米し、98年からニューヨーク在住。
出版社などを経て2003年に独立。
カルチャー、ファッション、政治、社会問題など幅広いジャンルの執筆を手掛ける。
著書に「Weの市民革命」「ヒップな生活革命」など。
2020年に読者と立ち上げたサクマグコレクティブを通じ、勉強会や出版・制作活動も行う。
yumikosakuma.com
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