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困難に立ち向かい、今を全力で生きる日本人ビジネスパーソン。名刺交換しただけでは見えてこない、彼らの「
困難に立ち向かい、今を全力で生きる日本人ビジネスパーソン。名刺交換しただけでは見えてこない、彼らの「仕事の流儀」を取材します。
※これまでのビジネスインタビューのアーカイブは、nyjapion.comで読めます。
人生は何が起こるかわからない。そう思わせてくれるのは、米国在住日本人向け情報サイトを運営する「インフォフレッシュ」代表に2020年に着任した、古瀬麻衣子さんのシンデレラストーリーだ。
日本のテレビ局で有名バラエティー番組のプロデューサーをしていた古瀬さん。12年間会社員として勤務する中で、次第にいつからか「会社の肩書きに頼ることなく、自分の名前で仕事が来るような生き方をしたい」と思うようになったそう。そんな矢先に舞い込んできたのがニューヨークでの社長業だった。友人を介して届いた「ニューヨークで社長やってみない?」という突然の一通のメールから、縁もゆかりもないニューヨークに挑戦することになった。
「そのメールを見た瞬間、こんな面白い波に乗ってみるのも人生ありだなって。求めていたものはこれかもしれないと直感的にそう思い、渡米を決めました」。
NYで芽生えた経営者としての意識
これまで制作一筋だった古瀬さんにとって、現在の職務はテレビ局時代とはまるで正反対の働き方だ。経営をみながら営業、サイト運営、経理や総務といった事務作業まで未経験のあらゆる業務をこなす毎日を送る。「会社員として働いていた時は与えられた役割だけをこなせばよかったけど、今はそうも言っていられない。がらっと意識が変わって貪欲になりましたね」。立場も環境もドラスティックに変化し、業績を上向かせなければならないという重圧と闘いながらも奮闘する日々だ。
そんな中で、ニューヨークで出会った女性の起業家たちからは非常に刺激を受けたという。「もともと起業なんて危ない橋を渡るタイプじゃなかったんです。でもこっちには『成功するかなんてわからないけど、人に雇われて働くなんて面白くない』という女性たちが当然のようにいて。自分も考え方が変わりました」と古瀬さん。
ミッドキャリアの女性の悩みに寄り添う
いま古瀬さんが力を入れるのは、自身の経験を活かした女性のキャリアデザインのコンサルタント業だ。移住後、SNSや日本の女性誌を通じて思いを発信していく内に、同じ悩みを持つ30代前後、ミッドキャリア層の女性たちから多くの反響があった。「こんなにもキャリアに悩みながら新しく踏み出したい女性が多くいるのかと驚きましたね」。
現在は依頼ベースで個別カウンセリングを請け負い、時には同時進行で20人ものコンサルタントを行うことも。「キャリアチェンジのマインドは常に日常の中で維持するのが難しいもの。もう一歩踏み込んで実際に行動できるような具体的なアドバイスを心がけています」。コンサルは2週間ごとで、人によってアプローチ法はそれぞれ。最終的な目的に向かってどう実現していくかプランを練ることもあれば、テキストで友達感覚で相談に乗ることも。
東京とニューヨークを行き来する現在は、あらゆる先で自分のやりたい事業を伝えていく日々だという。「ニューヨークに来てからエネルギーが自分に戻った気がします。どんな出会いにも感謝ですし、この先は自分次第というこんな生き方もなんかいいですよね」。そう笑顔を見せる古瀬さんのチャレンジはまさにこれからが本番だ。
古瀬麻衣子さん
「Info Fresh, Inc.」代表取締役社長
来米年: 2019年
出身地: 長崎県
好きなもの・こと: お酒、サウナ
特技: 文章を書くこと
1984年生まれ。一橋大学法学部卒。
テレビ朝日に12年間勤務し、「帰れま10」などバラエティー番組プロデューサーとして奮闘。
2020年、35歳で米国拠点のメディア会社「Info Fresh, Inc.」代表取締役社長に就任。
現在NY在住。
日本人女性のキャリアアップをサポートする事業も行っている。
Instagram: @maiko_ok_
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