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困難に立ち向かい、今を全力で生きる日本人ビジネスパーソン。名刺交換しただけでは見えてこない、彼らの「仕事の流儀」を取材します。
※これまでのビジネスインタビューのアーカイブは、nyjapion.comで読めます。
川野さんいわく、「困難はだいたい10年ごとに訪れる」。
キッチン用品・包丁・食器類を取り扱う同社は、1982年に創業。9年後の91年に湾岸戦争が勃発し、廃業の危機が迫った。それを乗り越えたら、次は2001年の同時多発テロ事件。チェンバーストリートの店舗が立入禁止区域に入った。街が再生した08年にはリーマンショックが起こり、ダウンタウンのコンドミニアムからは人が消えた。
「そういう訳で、2017年ごろから『そろそろ、また真っ逆さまに落ちるのでは』と思いつつも何も起こらず、年をまたいでは『まだか』と思う日々が続いていました」
だからこそ、今回のコロナ禍への順応は早かった。仕入れを即座に中止し、店舗ビルオーナーとの家賃交渉準備を開始。顧客が飲食業界から一般家庭にシフトしたことを受け、オンラインストアの仕入れは毎日自らが管理し、小まめな調整を続けている。
「困難に出合うと、その経験が自分の中に蓄積されて、次の困難に応用できる。決断しやすくなる。だからありのままに受け入れます」と川野さん。「意識し続けると、自然とそう考えられるようになり、困難に対して無心に、一生懸命に頑張れるようになります」
神様はスローダウンを許さない
座右の銘は『人生は一難去ってまた一難』。ただ、65歳を過ぎた頃から「そろそろいいかな」と思っていた。2019年からは「生涯現役」でありつつもペースを落とそうと、90日間の世界クルーズ旅行を毎年の恒例行事とし、23年分まで予約した。
今年3月、留守を預かるニューヨークの社員たちが自宅待機に切り替えた時も、川野さんは船上だった。「会社が潰れなかったのは、社員みんなのおかげです」と当時を振り返る。
各国がクルーズ船の受け入れを次々と停止し、残り30日に迫っていたクルーズ旅行は中断。帰宅難民になる瀬戸際のタイミングで、なんとかオーストラリアから日本経由でニューヨークに戻った。実はそれが、日本行きの最後の航空便だったことは後から知ったという。
「神様はスローダウンをお許しにならない。死ぬまで、『一難去ってまた一難』なんだ。そう気付いた瞬間、『世界のいろんな物を見て回りたい』という思いが頭から吹っ飛びました。もっと集中して、仕事を深掘りしてみたい、と」
スッピンにジャージー姿でパソコンに張りつく日々。「座り続けて、お尻がおせんべいのよう」と笑う。
光がともる、その日まで
有名ホテルやレストランが次々と廃業してしまい、屋内飲食も昨年12月に再び中断。観光客も、彼らの目当てだったエンタメもない。
「ニューヨークを輝かしい存在にしていたものが、一つ一つ消えていく。街がボロボロになるのを見ているのは悲しいです。間違いなく復活するでしょうが、時間がかかる。誰も先が見えませんね」
それでも前を向き、できることをやっていく。困難は必ず去り、また忘れた頃に戻ってくるのだから。
川野作織さん
「コーリン」創業者・社長
来米年: 1978年
出身地: 東京都
好きなもの・こと: クルーズ旅行
特技: おしゃべり
中学校教員を経て、1978年に来米。
82年に「コーリン」を、2005年に非営利法人「五絆(ゴハン)ソサエティー」を設立。
07年に国連で「Leadership Award」受賞。
17年には外務大臣表彰を受けた。
korin.com
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