大学進学を考える 日本と米国、二つの国で学び暮らす選択
コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
今回は、ニュージャージ在住の日本人の母親Aさんに、お子さんが検査の結果、コロナ陽性反応となった時の体験を聞いた。
Aさんの長男が熱を出したため、新型コロナ感染を疑い病院に検査へ向かった。ところが長男はストレップという細菌性の発熱だったと分かった。ホッとしたのも束の間、念のため一緒に検査を受けた次男が、陽性と判明した。
「同時に受けた家族全員が陰性だったのですが、家庭内で子供の陽性反応が出た場合、その他の家族全員が検査結果で陰性だったとしても、全員が『陽性』扱いになります。ですので、長男のストレップの薬すら家族が取りに行くことができず、病院からは友人か親戚に依頼するよういわれました。
次男の学校にはすぐ連絡をしました。クラスも一時閉鎖となり影響が出ましたが、結局、感染ルートははっきりせずに謎のままです。さらに、病院および学校経由で保健所に連絡が入り、保健所から最低2回の電話が来ます。1回目は症状の確認と自宅隔離の方法、期間や禁止事項などについての説明。2回目は過去に接触した人の情報の聞き取りです」
——大人でもかかると辛いといわれる新型コロナ。子供の場合の症状は?
「うちの場合は、驚くほど全くの無症状でした。子供の場合、無症状なことが多いそうです。とはいえ、陽性が判明した次男を家の中で隔離しなくてはいけなくて。次男と家族を隔離するのに苦労しました。陽性が出て大変だったことは、子供の過去のスケジュールを思い出しながら、接触した人たちへ連絡する作業ですね。日ごろから家族全員分の検温と症状の有無を、時系列に記録しておいたものが役に立ちました」
——感染していない子供の自宅学習を含め、学校側の対策はとても迅速だったように思いますが…。
「休校の判断などは、学区など各学校でさまざまなようです。実際にいろんな人からたくさんのケースを聞きましたが、子供の通う学校としっかりコミュニケーションを取って指示に従うのが大事だと思いました。学習については、クラスの先生が追加の教材を玄関先まで持って来てくれたり、クラスメイトの有志の母親たちが、買い物に行けない私たちにギフトカードを送ってくれたりと人のぬくもりを感じました。一方で、オンライン保護者会などではRAPID検査の結果に疑いを持つお母さんがいたりと、いろいろな考えが見えて良い勉強になりました」
——外出できない苦労は相当大変だったのでは?
「デリバリーサービスで食糧は購入できますし、友人が本やおやつなどの差し入れを玄関に置いていてくれたり、人の優しさを感じた日々でした。何より、子供にひどい症状がでなかったことは幸いでした。私自身も今回の経験で人間として一回り大きく成長できたと思います」
Aさん家族は今回のコロナ体験で、より家族の絆が深まったようだ。
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