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暑い日々が続きますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、以前もこの連載コラムで少し触れましたが、大学留学に関して少し書かせて頂こうと考える次第です。
そもそも私がスポーツビジネス界に転身できたのも、スポーツマネジメントという学問を、アメリカに留学して会得することができたことに始まります。
私は帰国子女ではあるものの、16年間日本で生活をしていたので、単語力はほぼゼロの状態となっていました。
また2002年当時はスマホもグーグル翻訳もなく、あのいわゆる分厚い紙の辞書をいつも持ち歩いていました。今では懐かしく感じられます。
現在はコロナの影響で、対面式の講義がないと学生ビザを新たに取得したり、アメリカに入国したりすることがなかなか厳しくなってきており、いろいろなことが変化しています。
なので、人によっては今すぐの留学準備の参考にはならないかとは思いますが、学校を選ぶ際のポイントは大切なので、紹介したいと思います。
中村さんが最初に留学した、マサチューセッツ大学アマースト校。勉強に打ち込むにはもってこいの環境だ
勉強に集中するのはなかなか難しいですが、家を出たら日本人の友達に多く出会え、遊びに行ける場所が身近にあるロケーションにある学校は、避けた方が良いと思います。
自分自身は人口約3万8000人のド田舎なキャンパスで過ごしました。教室、図書館、寮で過ごす以外は、大自然の中でスポーツをするか、「自分自身は将来何をしたいのだろうか?」と夢や目標を自問自答することに時間を費やせた、ぜいたくな留学期間でした。
留学では、この自答する時間もとても大切なものだと考えています。
大都会に住むのも、遊ぶのも、卒業後にいくらでもできます。留学期間中はそのための土台作りと考えて留学に集中すべきですし、貴重なお金と時間をかけて行うのであれば、2〜4年間は「とにかく勉強!」と定めないと、もったいないと思います。
教授が1人で、学生が100ですと、比率は1:100。これでは、教授ときちんとした関係を築き上げ、研究の深い議論をする時間は、なかなか取ってもらえません。
私の留学した学校は、教授13人に対してクラスメートは25人でしたので、教授へのアクセスはほぼ1:2で、非常に楽でした。卒業後、約20年経過した今でも、懇意にしているほどの関係を築くことができたのは、本当に良かったと思います。
これは定義が非常に難しいですが、教授の履歴書は大抵公式サイトに出ていますので、チェックしてみてください。
教授の実務経験とアカデミックの研究両方が、バランス良くそろっている学校を選ぶ方が、生徒の学びの幅は広がります。
これも各校の公式サイトに出ています。進路相談の専門家がいる方が良いですし、例えば卒業生がビジネス界に進むことが多い学校、あるいは卒業後も研究を深めてアカデミックの世界に進む卒業生の方が多い学校など、それぞれに特徴もあります。
自分の希望する進路と合わせて判断基準の一つにすると良いと思います。
ここまでは学校を選ぶ際のポイントの紹介でしたが、先述の通り、新型コロナウイルスの影響で、今はオンキャンパスで勉強をすることが難しい状態です。そこで次回のコラムでご紹介したいのは、オンライン留学に関してです。
私自身、100%オンラインの課程と、オンラインとリアル教室のハイブリッドの課程の二つを卒業しています。
その上、コロナ禍の現在は博士課程を、オンライン通学で学んでおります。それらに関してお話できればと思いますので、よろしくお願いいたします。
中村武彦
マサチューセッツ大学アマースト校スポーツマネジメント修士取得、2004年、MLS国際部入社。08年パンパシフィック選手権設立。09年FCバルセロナ国際部ディレクター就任。ISDE法科大学院国際スポーツ法修了。現東京大学社会戦略工学研究室共同研究員。FIFAマッチエージェント。リードオフ・スポーツ・マーケティングGMを経て、15年ブルー・ユナイテッド社創設。
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