「今はプロとしての自分自身との戦い」ダンサー・菊池梨緒さんにインタビュー

ニューヨークで奮闘する日本人たち。その新しい発想、夢に向かって走る姿は、私たちを常に刺激する。今、輝いている新人に熱い思いを語ってもらい、また推薦者からの応援メッセージも聞く。


バレエを始めたのはいつですか?

3歳の時です。レッスンが大好きだったので、高校受験の時でも毎日通っていました。5年間ほどジャズダンスとタップダンスも習っていましたが、高校受験を機に、バレエ1本に絞ることにしました。ニューヨークではどんなジャンルのダンスもできる人が大勢いて、いろんな踊りができた方がいいので、習っておいてよかったです。

中学生になってコンクールに出るようになり、周りのうまい先輩たちが踊りで成功していっているのを見て、自分もあんなふうになりたいと思いました。

海外に出ようと思ったタイミングは?

通っていたスタジオには、毎年夏にニューヨークから先生が教えに来ていたので、海外のレッスンは身近に感じていました。また、昔からアメリカのドラマなどを見て海外の生活に憧れていたことや、バレエの先輩もアメリカに留学していたのもあり、興味を持っていました。

高校生の時に短期留学したワシントン州のバレエスクールでコンテンポラリーダンスと出合い、自由な動きで自分の感情を表現する魅力にひかれました。もっとしっかり学びたくて、卒業後はモダンダンスで有名なエイリー・ダンス・スクールに入学しました。

学校では、アルビン・エイリー・シアターの公演で、生徒代表のメンバーに選ばれて、ニューヨーク・シティー・センターの舞台で踊ることができました。

卒業後の活動は?

咋年、ナイニー・チェン・ダンス・カンパニーのオーディションに合格し、現在活動しています。オーディション時に、このカンパニーは私の得意なジャンルのスタイルで、自分に合っていると感じました。

現在は、アジア文化に関連した作品や中国舞踊など、カンパニー独自の作品に挑戦しています。

踊りで落ち込んだときはどうしていますか?

昔は周りと比べたりしていましたが、今はプロとしての自分自身との戦いです。そこで勝ったらもっと自分に自信が持てるようになるので、上手な人の動画を見てインスピレーションを膨らませて、自分がどうなりたいのかを想像したり、今できることを伸ばすために練習しています。

新型コロナウイルスで困難な状況ですが、現在の活動は?

公演は全て中止になってしまいましたが、カンパニーでやっているオンラインクラスを毎日受けています。また、オンラインのリハーサルにも参加しています。こんな状況ですが、モチベーションをキープするように心掛けています。

今後の展望は?

将来アメリカに住むなら、いろいろなオーディションにも挑戦していきたいと思っています。生活もあるので、ピラティスやジャイロトニックなどの資格を取得するといった道もあるかもしれないし。自分がどうしたいのかを、じっくり考えていこうと思っています。

 

 

 

菊池梨緒さん

■東京出身。
2017年に来米、The Ailey Schoolでモダン、コンテンポラリーを中心に学ぶ。
現在、Nai-Ni Chen Dance Companyに所属。
Instagram: @rio_kikuchi12


『新人の日常チェック!』
彼らは日常をどうやって過ごしているのか。仕事場、オフの姿を追う。

 

カンパニー公演「Raindrops」の中でのソロパートを担当。シーズンの公演の中で一番多くステージに立った、思い出深い作品

 

昨年12月に行われた、カンパニーの30周年記念公演「Calligraphy」より

 

ペンシルベニア州でのツアー公演でメンバーたちと記念撮影。みんな仲がよく、リハーサル中もお互いにアドバイスをしたりと、ダンサーとしても日々高め合っている

 

 

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