こだわりいっぱい 町のお肉屋さん
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迷走する米大統領選
安定した支持率が鍵
11月3日の米大統領選・投開票日まで、半年を切った。民主党の予備選挙は、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の拡大で一時中断。その間にバーニー・サンダース上院議員が候補から降りたため、ジョー・バイデン前副大統領が事実上の大統領候補となった。今後の選挙の見通しはどうなるのか?
バイデン氏の支持率
棚ぼたで安定?
直近の世論調査によると、有権者の支持率はバイデン氏が49%に対し、共和党候補のトランプ大統領が41%(6月10日発表、エコノミスト調べ)と、バイデン氏がリードしている。
5月下旬、黒人男性のジョージ・フロイド氏が白人警官に取り押さえられて殺害された事件をきっかけに、「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」とする抗議運動が、全米中に広がった。
これに対し、トランプ氏が国を一つにまとめようという姿勢を示さなかったことが、支持率低下の原因とされている。
しかし、バイデン氏側も問題が山積みだ。コロナによる自宅待機が始まって以来、自宅にスタジオを作り、そこからストリーミングの記者会見を行っている。
それは、テレビに出ないことには存在感がないからだろう。そんな中で、スキャンダルが次々に浮上し、むしろその否定でテレビに出演しているという状況だ。
スキャンダルの火消しに追われるも、支持率は安定しているバイデン氏
スキャンダル問題は
事実か否かが鍵か
まず一つ目は、スタッフの一人だったタラ・リードさん(当時28)が、バイデン氏が20年生上院議員だった1993年に、議事堂内で性的暴行を受けたと告発している。4月下旬になって新たな証人が現れ、バイデン氏は「はっきり言って、そんなことは一切、決して起きなかった」と、MSNBCに出演し、否定した。
二つ目に、ウクライナ疑惑に絡み、バイデン氏の息子ハンター氏に関する調査をする召喚状について、上院国土安全保障外交問題委員会で、共和党がリードして可決。ハンター氏が勤めていたウクライナのエネルギー会社周辺の洗い出しが始まる模様だ。
さらに5月22日、バイデン氏が黒人パーソナリティーのラジオ番組に出演中、「自分に投票するのか、トランプ氏にするのかを決めかねているのなら、君らは黒人じゃない!」と、失言する場面があった。これに対し、同日中に謝罪し、テレビは1日中、失言を繰り返し流した。
勝利を手にするには、
国民の調査結果も重要
性的暴行の疑いについて、米国内のマンモス大学は、「リードさんの話は本当だと思うか」という調査を実施した。その結果は、次の通りだ。
▽民主党員
「おそらく本当(37%)」
「おそらく本当ではない(32%)」
▽共和党員
「おそらく本当(50%)」
「おそらく本当ではない(17%)」
▽無党派
「おそらく本当(43%)」
「おそらく本当ではない(22%)」
という結果で、各党派通して、彼女に分がある。
セクハラや性的暴行については、共和党が民主党に対し怨念を抱いている。
それは、心理学の女性教授が高校時代、現在の連邦最高裁判事のブレット・カバノー氏に性的暴行を受けたと、カバノー氏がトランプ氏に指名されるまでの過程で告発しているからだ。この問題は連邦議会が、カバノー氏と教授を証人に呼ぶまでに発展した。そのため、カバノー氏は上院の承認を得て判事に就任したが、この時の民主党の攻撃を共和党は忘れていない。
一方で、トランプ氏と共和党にも懸念材料はある。2018年中間選挙の際、民主党は「打倒トランプ」で団結し、下院で40議席をもぎ取り、多数派を取り戻した。40議席増というのは、過去40年で3番目の大逆転だったという。
今年は、下院議員(全議席改選)で16年にトランプ氏が勝利し、18年に民主党議員が勝利した30選挙区のうち、「当選」「当選の可能性」「当選に傾いている」とする議席が17、「激戦」が13となっている。
また、コロナ拡大による経済危機で、失業率は13・3%となった。景気が低迷している際、現職には不利である。
まとめると、現在のところバイデン氏は、露出が少ない割に支持率は安定している。あとは、スキャンダルに対するトランプ氏の攻撃をどうかわすかだ。
津山恵子
ジャーナリスト。
「アエラ」などに、ニューヨーク発で、米社会、経済について執筆。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOなどに単独インタビュー。
近書に「現代アメリカ政治とメ ディア」(東洋経済新報社)。2014年より長崎市平和特派員。元共同通信社記者。
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