【編集部が行く! 外出自粛中マンハッタン写真レポ】地下鉄の現状

編集部が自粛中のマンハッタンの街並みを写真で紹介する、「写真レポ」。今回は、一時はホームレスの住処となっていましたが、深夜1~5時の清掃が始まった現在の、地下鉄の様子を紹介していきます。

 

アッパーウェスト96th St駅のホーム。急行、各駅、両方が停車する駅では、昼間の時間帯は人が少なく、清掃したことで、今まで見たことがないほど、床が白く感じられました。

 

電車を待つ間、普段ならネズミを見かけたりしますが、全くいなくなっていました。

 

乗車した車両の中では、皆ソーシャルディスタンスを保っています。銀色のポールや椅子が消毒のおかげできれいになった気がします。消毒液の匂いはありません。

 

タイムズスクエア駅の改札。以前はホームレスや観光客でごった返していたのが嘘のように、人っ子一人いない状態でとても静かです。

 

同駅構内も利用者が少なく、駅ホームと同様に構内の床も、清掃で白くなった気がします。

 

7番線乗り換えで利用する構内の通路は、朝夕のラッシュでない場合は、ほぼ人のいない歩きやすい環境です。

 

59thコロンバスサークル駅のホーム。夕方16時頃には、帰宅するヘルスワーカー(医療従事者)やエッセンシャルワーカーで少しずつ混み合います。

 

グランドセントラル駅は、先月までホームレスが物乞いをしたり徘徊していて、とても雰囲気が怖かったのですが、現状はホームレスもどこかへ消えてしまい、警官と駅職員、乗車客のみ。

 

構内の店は相変わらず臨時休業していますが、「グランドセントラル マーケット(スーパーマーケット)」は、営業中です。

 

メトロノースの利用客も増えたようで、帰宅のためホームへ行く人々がけっこういました。

 

5月15日以降、気温の上昇と共に外出する人がどんどん増えています。再開する飲食店も増え、自宅よりも外で過ごしたいと思う人も多くなり、マスク着用は当たり前ですが、一部していない人もちらほら…。ニューヨーク市は未だ解除になっていないため、ガイドラインに沿って自粛生活を続けましょう。外出する際は、朝夕の通勤ラッシュをなるべく避けて移動ください。

NYジャピオン 最新号

Vol. 1273

トランプ大統領による新政権 第2章が遂に動き出す

米大統領選挙は今月5日投開票され、米東部時間6日午前5時30分過ぎに共和党候補のドナルド・トランプ前大統領(78)の勝利が確実となった。一方、民主党候補だったカマラ・ハリス副大統領は6日午後、首都ワシントンで演説し敗北を認めた。支持者らに向け、理想のために戦うことを「決してあきらめない」よう訴え、「この選挙結果は私たちが望んだものではない」としながらも、平和的な政権移譲が必要だと強調した。1期目とは全く異なると言われるトランプ政権2期目の行方はいかに。

Vol. 1272

リトルポルトガル味めぐり

ニュージャージー州ニューアークはポルトガルからの移民とその子孫が多く暮らしていることで有名だ。今週は日本人の舌にも合うポルトガルの味を探訪、併せてリトルポルトガルの成り立ちにも迫る。

Vol. 1271

冬に飲みたくなる、贈りたくなる ウイスキー魅力再発見

ウイスキーといえば、近年ジャパニーズウイスキーが世界で注目を集め、希少価値も上がっているようだ。ウイスキーには、シングルモルトや、ブレンデッド、グレーンなど種類によって味が異なり、銘柄ごとの個性を楽しめるのも魅力だ。そこで今回は、ニューヨークでウイスキーの魅力を再発見してみよう。