大学進学を考える 日本と米国、二つの国で学び暮らす選択
コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
今回は、ジャピオン読者の1人で、「駐夫(ちゅうおっと)」こと小西一禎(かずよし)さんのコラムをお届けします。
不要不急の外出禁止ライフが続き、普段は仕事や学校に行っているパートナー、子どもたちと自宅で一緒に過ごしている人が大半に上っていることと思います。普段の生活では経験できない日々を楽しんでいる人がいる一方、不慣れな環境からストレスを溜めこみ、ついイライラしている人もいるのではないでしょうか。
駐在員の夫として家事を担う「駐夫」の私から、気分転換にもつながる料理や洗濯などの「家事のススメ」について、紹介したいと思います。
夕食の準備に追われる小西さん
渡米してから約2年間、主夫・駐夫をしていますが、今回のように1日3食を家族のために連日提供するのは初めてです。そして、率直に言って相当ハードです。ありがたいことに、在宅勤務中の妻が分担してくれているため、負担は相当軽減されています。
自宅で働いていても、通常勤務時よりもパフォーマンスが落ちるのが必至でしょう。そんな時、煮詰まった気分を打破し、ストレスを発散するためにもぜひ、仕事からしばし離れ、普段あまり触れない家事に目を向けてみてはいかがでしょうか。相手は喜ぶこと間違いなしです。
例えば料理。この機会に、覚えておいて損はないですし、一生のスキルになります。作りたいものをイメージしながら、包丁を使って食材をさばいていると、しばし没頭している自分に気付くはずです。ほぼ同時に完成させ「さぁめし上がれ」とサーブするためには、出来上がり時間を逆算しなければいけないので、恰好の脳トレにもなります。途中で「つまみをたしなみ、軽く一杯」しながら楽しむのもいいでしょう。
洗濯物を畳むこと、掃除機をかけるのは料理よりもハードルが低いです。どちらもきれいに片付く性質なので、気分も晴れやかになると思われます。
お子さんたちと一緒に作ったギョウザ
All Photos by Kazuyoshi Konishi
私自身、今の立場になるまで、料理をするなんて年に数回でした。必要に迫られないと、なかなか踏み出せません。その意味では、今回はチャンスです。最初は時間がかかるかもしれませんが、パートナーは少しばかり目をつぶってあげてください。
小西一禎(かずよし)さん
2017年末、妻の転勤に伴い、2児を連れて家族全員で渡米。共同通信社の同行休職制度を男子で初めて活用し、政治部記者を休職中。現在、主夫・駐夫。日経DUAL、プレジデントウーマンなどで、駐夫として感じたエッセー、キャリア問題について執筆。世界中の日本人駐夫約60人でつくるフェイスブックグループを主宰。先月、ニューヨーク周辺在住の駐夫でつくる「NY駐夫の会」(仮称)を立ち上げた。
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