【写真レポ】自粛令前とその後のニューヨーク

3月22日夜8時から発令された屋外自粛令で、ニューヨークの街は様変わりしました。

編集部は発令前から現在まで、街の様子を一部ではありますが撮影しています。


発令前

3月16日

在宅勤務がすでに推奨されていたため、夜の42丁目タイムズスクエア駅は、ほぼ人がいません。

観光名所のタイムズスクエア階段前には、行き場を失くした観光客の姿が。


3月19日

レストラン、ファストフードは、デリバリーやテイクアウトのみ。トイレットペーパー不足問題に便乗した店も現れました。

3月21日

休日というのに、ブルックリン橋もほとんど車が走っていません。

ブロードウェーの人気作品「ハミルトン」の劇場前も静まり返っています。

5番街39丁目付近も他と同様、人通りがない状態。

3月22日

編集部 の近所のランドリーも2週間閉店。その他近隣もドロップオフ、ピックアップのみに変わり、セルフサービスでの営業店は少数に。

アパート入口ドアに手洗いなどの注意点を記載した貼り紙も。

発令後

3月24日

コロンバスサークルのタイムワーナー地下にある、ホールフーズ入口。入店人数を制限し、入店待ちの人で行列が。他スーパーも同様ですが、買い物は必要不可欠な際のみの外出に留め、外出の際は、店舗ウェブサイトやSNSなどで事前に確認ください。ちなみに、デリは比較的どこもすぐ入れます。

リンカーンセンターは閉鎖中。パフォーマンスは5月17日まで、ニューヨーク・フィルは6月13日まで公演中止発表。

晴天のこの日、自宅にじっとしていられないニューヨーカーたちは、セントラルパークに溢れており、よく見かける週末の光景のようでした。1.8m間隔を保つということはどう考えても難しい…。

こういった市民の行動に対し24日、ビル・デブラシオ市長は、「28日夕方までに公園閉鎖などの、さらなる決断を下さざるを得ない」と発言をしています。


このウェブサイトでは、室内でできる運動などの情報も提供しています。限られた室内空間での生活は辛いと思いますが、一刻も早く事態を終息させるためにも、政府の指示を守り行動しましょう。

編集部では、街の日常の様子を今後も伝えていきたいと思います。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。