お洒落を楽しむ秋 ニューヨークのメンズファッション
秋の気配が漂ってきた今日この頃、ワードローブも夏物から秋物へと入れ替える時期。本号ではニューヨークのメンズファッション情報を紹介。季節の変わり目のお買い物に役に立つトレンドや最旬メンズブランドをチェックしよう。
ブルックリンのガイドブックの著者、安部かすみが、本で書ききれなかったことや、お気に入りスポットを紹介します。「大切な友人に紹介するとしたら?」という目線で選んだとっておき。今週はサウスウィリアムズバーグにある「Misi」です。
以前このコラムでも紹介した、ミシュランガイド・ニューヨーク版の二つ星を毎年獲得している「Aska」など、ブルックリンのサウスウィリアムズバーグは近年、さまざまな名店が集まる、フーディーたちに注目のエリアです。
手打ちパスタルーム
「Misi」を訪れると、広くて清潔感のあるパスタルーム(手作りパスタ作業場)で職人が作業をしている様子が全面ガラスからうかがえ、胸が高鳴ります。ここは作業場のみならず、24人までのプライベートディナーにも使えるスペースです。
お店の中は白と黒の2色と木目調が基調の、シンプルで洗練された北欧風のインテリア。調理場がオープンキッチンになっていて、シェフたちがすぐそばで働いている様子もうかがえ、活気が伝わってきます。
平麺のフェットチーネ(バッファローバター、ソロ・ディ・ブルーナとパルミジャーノのチーズ=22ドル)
4000スクエアフィートの広さで、メインダイニングは98席オープンキッチンには35席
名店リリアの姉妹店
なぜこの店が人気で、予約が取りづらいのかと言うと、オーナー&シェフがミッシー・ロビンズさんだからです。ミッシーさんは、料理界のアカデミー賞と言われるジェームズ・ビアード財団賞など、数々の受賞歴があり、彼女が2016年に最初に手掛けた店は、ニューヨークタイムズ紙により三つ星レストランに選ばれた、同じくブルックリンの「Lilia」です。「Misi」はそれに続く2軒目のイタリアンレストラン&バーとして、18年9月にオープンしました。
ミッシーさんは、以前シカゴにあるイタリア料理の名店「Spiaggia」で2003年から5年間、エグゼクティブシェフとして調理場に立ってきました。
その後ニューヨークに戻り、「A Voce Madison」と「A Voce Columbus」のエグゼクティブシェフとなり、在職中はずっとミシュラン星を獲得。10年には、『フード&ワイン誌』の「ベスト・ニューシェフ」の1人として選ばれています。
「『Misi』のシグネチャーフードは、パスタ料理に加え、季節の野菜を使った料理です」と広報のエレノア・メイヤーさん。人気店なので、ゴールデンタイムを狙うなら早めの予約が良いでしょう。
焦がしマリネ唐辛子とマジョラム(ハーブ)。クロスティーニ(パン)とホイップ・リコッタチーズと一緒に(15ドル)
パスタルームは外から見えるようガラス張り
All Photos by Evan Sung
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