お洒落を楽しむ秋 ニューヨークのメンズファッション
秋の気配が漂ってきた今日この頃、ワードローブも夏物から秋物へと入れ替える時期。本号ではニューヨークのメンズファッション情報を紹介。季節の変わり目のお買い物に役に立つトレンドや最旬メンズブランドをチェックしよう。
ニューヨークで奮闘する日本人たち。その新しい発想、夢に向かって走る姿は、私たちを常に刺激する。今、輝いている新人に熱い思いを語ってもらい、また推薦者からの応援メッセージも聞く。
——美容師を志したきっかけは何ですか?
高校生の時に髪をバッサリ切って、自分に少し自信が持てたこと。ただ人見知りな性格なので、美容師になってすぐのアシスタントの頃は、「向いてないのでは?」「いつ辞めようか?」と毎日考えていました。
しかし、やるべきことを着実にやっていく生真面目な気質なので、気付いたらステップアップしていて、今に至ります。結果的に、美容師に向いているのかもしれません(笑)
——海外でスタイリストになろうと最初に意識したのは、いつですか?
26歳の時、なんとなく海外を意識しました。英語圏に行ってみようと思い、カナダにワーキングホリデーで行こうと企んでいました。勤務していたサロンのオーナーも許可してくれたのですが、一歩が踏み出せず、いったん諦めました。
その2年後、1カ月仕事を休んでニューヨークに滞在しました。たった1カ月でしたが、そこで「海外生活」に満足し、再度日本での仕事に打ち込みました。
——では、昨年にニューヨークに移り住んだ経緯は?
あるとき、「この店でできることはやり切った」と感じる瞬間がありました。ちょうどその時期に、ニューヨークに1週間程、再び滞在したのですが、「やはりここかな」と。尊敬できるカラーリストの人との出会いも大きかったです。日本のヘアスタイリストはカット、カラー、パーマと全て1人でこなすことが多いので、カラーを専門的に極めている姿勢が、かっこいいなと思いました。
タイミングよく、ガーデンニューヨークの求人を見て、即座にメールしました。現マネジャーのTAKAさんが日本にいて、お会いできたので、これも縁かなと(笑)。そこからは他のつながりもあり、ありがたいことに、トントン拍子で今に至ります。
——日本にいたころと現在で、働き方の違いは?
日本ではアシスタントがいましたが、今は全て自分でこなすので、仕事の一つ一つ、お客さま一人一人にきちんと向き合えている気がします。また、お客さまから「How do you think?(どう思う?)」と意見を求められるのが違います。「プロ」として実感させられます。
——大変な点は?
今はまだ来てから半年なので、英語ですね。伝えたいことを伝えきれないのがもどかしいです! ボキャブラリーを増やすため、ヘアに関する記事を読んだり、ユーチューブを見たりして勉強中です。
——仕事で一番喜びを感じるのはどんな時?
お客さまが満足してくださることはもちろんですが、自分自身が仕上がりに「120%完璧!」と思えた瞬間です。
——今後の目標は?
仕事を頑張る。一歩ずつ前へ進んでいきたいです。日本では仕事人間だったのですが、ニューヨークの人は仕事とプライベートのバランスの取り方がいいなと感じるので、私もよいバランスを見つけていきたいです。
Erikoさん
■岡山県出身。
東京・表参道のヘアサロン2店に勤務。
昨年10月に来米。
現在「Garden New York」にてヘアカットとカラーを担当。
Instagram: ericolor_19870328
ニューヨークのサロンでは、カラーとカットを中心に担当
客それぞれに合った接客を心掛けているという
オフは市内のレストランで、楽しいひと時を過ごすのが好き
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紅茶をめぐる冒険
初秋の訪れとともに飲みたくなるのがポットで淹れた紅茶。茶葉やブレンドによって異なる香りと味は、私たちをくつろぎと恍惚の世界に誘い、またある時は懐かしい記憶を辿る道標にもなってくれる。極上の一杯を求めて、ニューヨーク紅茶めぐりの旅、はじまりはじまり。
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