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新年明けましておめでとうございます。旧年中は私のコラムを読んでいただき、深く感謝申し上げます。
本年もスポーツのビジネスサイドに関して、分かりやすく解説させていただくことができればと考えます。
さて、2020年はいよいよ東京五輪ですが、その前に私が注目をしている新たなスポーツ競技が、テレビゲームの腕前を競う「eスポーツ」です。日本国内でも、ここ数年で脚光を浴びるようになってきました。「eJリーグ」も18年に開幕したのは、記憶に新しいところです。
弊社でもこの分野には注目しており、3年ほど前からこのスポーツに関しての調査を開始。約2年前に、私の会社がオーナーを務める「Blue United eFC」というプロのeスポーツチームを立ち上げました。
FIFA(国際サッカー連盟)公認のゲーム「FIFAシリーズ」で国内でチャンピオンにもなったことがあるTsakt(つぁくと)選手と、新気鋭のAGU(アグ)選手(eスポーツではゲーム用の名前を用いる選手が多い)の2人と、現在契約をしています。
2020年2月にイタリアのミラノで開催される、「FIFA eクラブワールドカップ」に、APAC(アジア太平洋)代表として、弊社「Blue United eFC」が出場します。これはチーム発足後2回目のeクラブワールドカップ出場となり、個人的にも非常に楽しみにしております。
対戦相手には、欧州からは「Manchester City eSports」(スペイン)、「Olympique Lyonnais eSport」(フランス)、「FC Basel 1893 Esports」(スイス)などが出場しますので、みなさまもタイミングが合えば、ぜひオンラインで日本代表「Blue United eFC」を応援してください。
eスポーツ選手と契約をしたプロサッカークラブは、この2年間で約80チームに上ります。eJリーグ同様に、eメジャーリーグサッカー、eNBA、eチャンピオンズリーグなどのリーグも、多く立ち上がってきています。
eスポーツのビジネスに関して少し解説をしますと、プレーしている世代が若いことが特徴に挙げられます。
スポンサー企業はここに着目します。保険、航空会社、ケーブル会社、銀行など、顧客が別企業に乗り換えたりすることが少ない、あるいは代替の少ない事業が、契約加入前の若い年代に認知してもらおうとeスポーツに参入するケースが多くみられます。
そもそも、なぜテレビゲームが「スポーツ」という定義に入っているのでしょうか? 確かにテレビゲームをやり込む際は、何時間も連続でプレーするので、体力や反射神経など肉体的な側面での強さも要求されます。
しかし最も大きな理由は、そのビジネスモデルが、スポーツビジネスと一緒だからです。本コラムでも解説してきましたが、プロスポーツビジネスの主な収益源は四つしかありません。①チケット収入②放映権収入③スポンサー収入、④スタジアム収入。
これはゲームでも同様なのです。プレーヤー同士が戦う試合のチケットを売ったり、オンラインで放送したり、スポンサーに協賛してもらったり、試合を開催するスタジアムにて飲食を販売したりと、その他の事業展開が試合に合わせてなされているのです。
スポーツビジネスを主戦場とし、海外事業を得意とする弊社にとって、プロのサッカーチームを保有することは簡単にはできません。
しかし弊社のノウハウはこのeスポーツチームに、ぴったり当てはめていくことができるのです。日本ではまだまだこれから発展していくであろう、新規分野の先駆者として挑戦し、この短期間でワールドカップ出場まで到達したのは、非常に喜ばしいことです。
2020年は、このeスポーツにも注目していきたいと考える次第です。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
eスポーツ
正式名称は「エレクトロニック・スポーツ」。今回の本編では、サッカーを題材にした「FIFA」シリーズのプロ選手を取り上げたが、eスポーツ自体は「シューティング」「格闘」「パズル」「オンラインカード」など、さまざまなジャンルのゲームでプロ大会が開かれている。プロとして活躍する選手らは、主に大会の賞金やイベント出演料、スポンサー支援などで生計を立てる。オリンピック正式種目化に向けての動きもあるが、国際オリンピック委員会は2018年の時点では、種目化の予定はないとしている。
中村武彦
マサチューセッツ大学アマースト校スポーツマネジメント修士取得、2004年、MLS国際部入社。
08年アジア市場総責任者就任、パンパシフィック選手権設立。
09年FCバルセロナ国際部ディレクター就任。
ISDE法科大学院国際スポーツ法修了。FIFAマッチエージェント。
リードオフ・スポーツ・マーケティングGMを経て、15年ブルー・ユナイテッド社創設。
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