大学進学を考える 日本と米国、二つの国で学び暮らす選択
コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
ブルックリンのガイドブックの著者、安部かすみが、本で書ききれなかったことや、お気に入りスポットを紹介します。「大切な友人に紹介するとしたら?」という目線で選んだとっておき。今週はレッドフックにある工房「Hachi Collections」です。
在住日本人が一時期に比べて減ったといわれる昨今ですが、いるところにはいるものです。先日「こんなところで?」という場所で日本人に会いました。レッドフックの工房シェアリング・スタジオにて。
豊かさと繁栄が社名に
ここで家具デザイン&制作をしている、職人の飯田修也さん。2009年に来米し、12年に「Hachi Collections」というブランド名で活動開始しました。
「昔から絵や物作りが好きで、中学高校とアートを専攻し、専門学校では家具デザインを学びました。アーティストとして来米したけど、結局物作りの方に行ってしまいました」
社名になっている「Hachi」について、「数式で8は人の豊かさと繁栄を表す数字だそうです。日本だと『数字を使った会社は潰れる』という迷信を聞いたこともありますが、アメリカだから大丈夫かな、と」
宮大工としての経験も持つ同僚、登山享史(とやまたかふみ)さん。現在制作しているのは、マンハッタンにオープンするヘアサロンのキャビネット
ショールームも持つ
商品はどれも、木の温かみが伝わってくるような触り心地が良く、丸みを帯びたデザイン
が特徴です。インスピレーションはどこから? との問いに、飯田さんは、「グランドセントラル駅のように、釘を使わずれんがを積み上げてできた建築デザインや、イタリア文明館のように丸みのある宮殿建築が好きです」。
昨年発表したキャビネット「Standing Cabinet With Drawer “POLYNET”」は、インテリア雑誌『Interior Design』の「NYCxDESIGN賞」ファイナリストに選出されました。この作品も1枚板のカーブが特徴です。
クイーンズ・アストリアのラーメン店「Shuya Cafe de Ramen」が同社のショールームです。「年月経つと家具がどういう風合い
になるのか、実際に見ていただけます」と飯田さん(東京・銀座「Ginza Brasserie」も同社の作品)。高額なだけに、「実際に使って試せる」機会はありがたいですね。
ラーメン店「Shuya」も、てっきり飯田さんの経営かと思いきや、こちらは知り合いとのこと。「Shuyaさんがラーメン屋をしたいと言ってきた時、自分もちょうどショールームになる店を探していたので、タイミングが合いました!」
雑誌『Interior Design』の「NYCxDESIGN賞」ファイナリストに選出された、オーク製のキャビネット「Standing Cabinet With Drawer “POLYNET”」(8000ドル)
同社の家具が実際に使われているショールーム兼ラーメン店「Shuya Cafe De Ramen」。クイーンズにある
創業者で家具デザイナーの飯田修也さん
All Photos © Kasumi Abe
困難に立ち向かい、今を全力で生きる日本人ビジネスパーソン。名刺交換しただけでは見えてこない、彼らの「
FCバルセロナ、4年ぶりの来日を発表 スペイン、ラ・リーガのFCバルセロナが4年ぶりに来日し、アンド
水際対策が大幅に緩和されている。日々更新される渡航に必要な最新情報をチェックしよう。(*5月12日時
大学進学を考える 日本と米国、二つの国で学び暮らす選択
コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
メトロノース鉄道に乗って行く 週末のプチお出かけ〜コールドスプリング編〜
メモリアルデーとともに本格的な行楽シーズンが到来。日帰りディストネーションとしてニューヨーカーに人気のパトナム郡コールドスプリングを訪ねてみた。
注目の起業家たちにインタビュー〈続編〉 ニューヨークで奮闘する革新者たち
既存のビジネスの枠に収まらない彼らが新たに切り開く道こそが、未来を変える。その情熱とアイディアの根源を聞いた。これから起業したい人必見!
今、ニューヨークを駆け抜ける 注目の企業家たち
社会にイノベーションを起こした女性起業家たちにインタビュー。彼女たちの情熱とポジティブなマインド、アイデアをビジネスに変えるまでの方法を聞いた。次号は男性篇をお届け。これから起業したい人はお見逃しなく!