大学進学を考える 日本と米国、二つの国で学び暮らす選択
コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
今月の「スペシャリストに聞く」は、移住地や別荘地としても人気の高い、ハワイについて不動産の専門家が解説する。まずは、ハワイという土地と現地市場の最新情報を理解しよう。
ハワイが好まれる最大の理由の一つは、なんといっても気候の良さではないでしょうか。昼夜の気温差が少ないのが特徴です。気候も暑過ぎず、寒過ぎない状態が、1年通して続きます。
また人種の内訳がニューヨークとは大きく異なり、外国人は暮らしやすいと思います。ニューヨークでは、ストリートやエリアで居住者の人種が分かれていることがありますが、ハワイではその境界線が薄く、文化・民族共に、程よく混在しています。
ハワイ生まれの日系人も多い他、日本人によるコミュニティーもありますよ。ミツワなどの日系スーパーも進出してきました。
ニューヨーク市内に住んでいて考える「危険」、たとえば銃犯罪に巻き込まれるといったリスクは、ハワイでは基本的に低いのではないかと思います。
ただし経済格差は存在し、ホームレスが多く、治安の安定しないエリアなどはハワイにも存在します。過去に、日本人観光客がそういったエリアで公衆トイレを利用し、トラブルが発生したケースもあるので、注意したいところです。
ハワイも都市化がどんどん進んでおり、都市機能が増え、暮らしやすさがアップしました。
これまでは鉄道も地下鉄もありませんでしたが、オアフ島では現在、住宅地をつなげ、交通渋滞を解消するための、モノレール計画(ホノルル〜アラモアナ間)も進んでいます。またこのモノレール計画に付随して、カポレイ(Kapolei)という副都心も整備され、現在機能しています。
車は現在、どうしても生活では必要になりますが、近年は家電量販店やスーパーを併設するマンションも増えてきています。
小さな土地面積にさまざまな機能が凝縮されているので、ニューヨークでの移動の多い暮らしよりも便利かもしれません。ドア・トゥー・ドアの時間が短いので、せっかちな人にぴったりではないかと思います。
これまでハワイは住宅規制が厳しかったのですが、最近、一部で規制緩和が行われ、新築や建て替えがやりやすくなりました。それほどまでに、これまでは住宅不足が問題視されていたのです。
現在ハワイは、タワーマンションを多く建設し、効率的な都市計画を目指しています。これは、外国人層にセカンドホームの購入をアピールすることにも、つながっています。
人口自体が大きく増えている訳ではありませんが、アリゾナやフロリダに拠点を置きながら、ハワイでの二重生活を送るアメリカ人も多いです。アメリカのカルチャーとしては定番の様式ですが、最近ではアジア圏にも浸透してきて、二重生活を考える人が多くなってきました。
よい住宅開発をすれば売れる、というのがハワイの特徴です。
畑華子さん
スターツ代表。ハワイ、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンノゼなどを担当。
ハワイ在住25年。青山学院大学を卒業後、ハワイ大学大学院にて経営学修士を取得。
宅地取引士、ハワイ州ブローカー免許取得。
NPO法人ハワイシニアライフ協会理事。
Starts International Hawaii, INC.
TEL: 808-947-2280
info@startshawaii.com
startshawaii.com
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