大学進学を考える 日本と米国、二つの国で学び暮らす選択
コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
今週はグリーンポイントにある「A. Cheng」です。
パークスロープ地区に伸びるバーゲンストリートは、カラフルな店が多い通り。まるでヨーロッパにあるかのような、おしゃれなリテール店やカフェが軒を並べています。中でも特に目を引くのが、ペパーミントグリーンの外観に真っ赤な看板がかわいらしい「A. Cheng」。この地で10年以上、女子力が高い地元の人を中心に、長年支持され、信頼を寄せられています。
老舗ブランド出身
「ようこそ!」と出迎えてくれたのは、オーナーのアリス・チェン。彼女は、ファッション業界20年以上になる、この道のベテランです。
幼少のころから絵を描くのが大好きでしたが、コンサバティブな両親から「安定した仕事に就いてほしい」と言われて育ってきました。そこで「まずは、会社員として働くことを選びました」と、就職した会社が、有名ブランドのトミー・ヒルフィガー。1997年から女性ライン専用のデザイナーとして活躍しました。
2年間在職し、デザイナーとしておおよそ基本的な知識を身に付けた後、自身でセレクトショップを持とうと独立。2001年のことです。最初はマンハッタンのイーストビレッジに店を構え、その後ブルックリンのパークスロープの5アベニューに移り、06年に今の場所にやってきました。
トミー・ヒルフィガーの元デザイナーで、ファッション業界20年以上のオーナー、アリス・チェン
今も自身でデザイン
ショップで取り扱っているのは、繊細な「Jane D’Arensbourg」など地元ブルックリン・ブランドから海外ブランドのものまで、さまざま。中でも、上品なデザインが印象的なフランス発の「Sessùn」、インドの職人によって作られた「Ace & Jig」、日本発の「miiThaaii」や「Ichi Antiquites」が人気です。
母親業もこなすアリスは忙しい日々ながら、今でも自分で洋服のデザインをしています。店に置いている商品の25%は、自身のブランド「A. Cheng」のもの。残りは、彼女のお眼鏡にかなったものをセレクトしたものです。
「陶器も作っているんですよ」と、奥の棚に陳列された商品を見せてくれました。洋服も陶器も、手に取ると手作りの温かさが直に伝わってきました。
パークスロープ地区に伸びるバーゲンストリートは、カラフルな店が多い通り。まるでヨーロッパにあるかのような、おしゃれなリテール店やカフェが軒を並べています。中でも特に目を引くのが、ペパーミントグリーンの外観に真っ赤な看板がかわいらしい「A. Cheng」。この地で10年以上、女子力が高い地元の人を中心に、長年支持され、信頼を寄せられています。
(左から)「Sessùn」のワンピース(260ドル)と、「Ace & Jig」のトップス(270ドル)
繊細な「Jane D’Arensbourg」のリング(95〜140ドル)や、アリス作の陶器(150ドル)
アリスがセレクトしたアイテムがずらりと並ぶ店内。現在、秋モノも続々到着中
All Photos © Kasumi Abe
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