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約3カ月の夏期休載を経て、この「プロスポーツから見る経営学」のコーナー連載が再開されて、とてもうれしく感じておりますし、同時に感謝の気持ちでいっぱいです。
私はこの3カ月間、日本とアメリカの往復に、時間を随分と費やしました。弊社ブルーユナイテッドがオーナーを務める、「パシフィック・リムカップ」の第3回大会の準備に奔走している次第です。
この国際大会は、Jリーグとメジャーリーグ・サッカー(MLS)が、毎年ハワイのアロハスタジアムで対戦するものです。
2018年はコンサドーレ札幌が見事にMLS勢を退け、優勝を果たし、19年はV・ファーレン長崎がまたもや優勝をしたことで、2年連続でJリーグの勝利となりました。
今までは日本から2チーム、北米から2チームの合計4チームが参加して、環太平洋地域の王者を争っていましたが、20年度からはここにメキシコも参入します。
メキシコリーグの3部に相当する「リーガ・プレミア セリエA」とパシフィック・リムカップが提携し、同リーグのオールスターチームを招へいすることとなりました。
同リーグは3部とはいえ、メキシコリーグ、そしてMLSが、次世代の若手選手を獲得するためのリーグであり、選手たちの実力は折り紙付きです。これまでにも、メキシコ代表チームに、数多くの選手を輩出しています。
彼らとJリーグの対戦も、20年大会の新しい楽しみとなると信じています。
パシフィック・リムカップ(写真は2019年度の優勝チーム、V・ファーレン長崎)は、中村さん率いるブルーユナイテッド社の一大プロジェクト。ハワイ・ホノルルの地域活性化とも密に関係している
参加チームだけでなく、大会の運営自体も、大きな転換期を迎えております。
まず、同大会の創設以来、多大なる支援をしてくださっていたアンダーアーマーが、冠スポンサーから変わり、現在はそれに代わるパートナーと、交渉を継続しているところです。
従来は、支援してくださる企業に、「スポンサー」という言い方をしてきましたが、今の時代、看板を球場に出したり、ロゴを公式サイトに出したり、有名選手と一緒に何かをするだけでは、ビジネスとしてのリターンは見込めません。
例えば、来場者が会場で、自社宣伝の看板を見たところで、それがどのような効果をもたらすのでしょう? そもそも、看板が所狭しとひしめき合っていたとして、それがちゃんと来場者に見てもらえるかどうかも、定かではありません。
さらに、来場者が選手と握手をしたり、写真を撮ったところで、どのようなビジネスリターンがあるものでしょうか?
このような、「当たり前」ではあるものの、今まではそれほど踏み込んだ議論がなされてこなかったところにまで、企業もきちんと検討してくださるようになってきていることは、喜ばしいことです。
何故ならその方が、パシフィック・リムカップのような国際大会を、実際にどのように活用し、お互いに発展していけるかを、パートナーとして議論することが可能になるからです。
パシフィック・リムカップも今年で3年目を迎えることになりますが、見どころはプロサッカーの大会だけではありません。
20分で300枠が完売する、子供向けのサッカークリニックに始まり、「ハワイの高校サッカーオールスターチーム」対「日本から招待する高校生オールスターチーム」の前座試合、地元行政および有力者、およそ150人が集まるVIPパーティーなど、ハワイにおける地域貢献活動がその他各種、総計七つ、期間中に設けられています。
いわば、ホノルルマラソンのサッカー版ともいえる大規模な当地のフェスティバルとして、発展をしてきたのです。
環太平洋地域のシンボルとなり、UEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグのような国際大会を目指す、パシフィック・リムカップに、ぜひとも読者の皆さまも、お時間が許せばお越しください。
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