大学進学を考える 日本と米国、二つの国で学び暮らす選択
コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
今週はネイビーヤードにある「Kings County Distillery」です。
地ビール、ワイン、日本酒など、ブルックリンではさまざまな酒類が生産されています。中でも勢いがあるのはウイスキー。ニューヨーク州内には15〜20のスピリッツ蒸溜所があり、うち3分の1(もしくは4分の1)がウイスキー蒸溜所といわれるほど人気です。
好きが高じて始めた
「Kings County Distillery」は、ネイビーヤードの2カ所に分かれています。まず入口ゲートの、元守衛室をリノベートした建物におしゃれなテースティングルームがあり、そこから少し入った場所に蒸溜所が。
蒸溜所は、築119年のペイマスタービルの1階。2階はツアー後に試飲ができるテースティングスペース他、ウイスキーの熟成室、ウイスキーやTシャツなどのグッズ販売スペース。
「僕は(バーボンで有名な)ケンタッキー州で生まれ育ったので、ウイスキーが大好きなのです」と言うのは、創業者のコリン・スポーマンさん。好きが高じて、自宅で「趣味」として手作りまで始めてしまったと言います。
作り方は旅先で学んだり本で調べたりして、2008年にスタート、10年に共同創業者のデービッドさんと創業。初めは東ウィリアムズバーグ地区に蒸溜所を作り、今の場所に移ったのはその2年後です。
ネイビーヤードの守衛室だった建物をリノベートした、ウイスキー蒸溜所のテースティングルーム
蒸溜所の2階にある熟成室。ブッシュウィックにも熟成室がある
フュージョンに挑戦
ここのウイスキーの原材料の70%は、ローカル産のものだそう。
「僕らが作っているのは、ケンタッキーウイスキー、ライウイスキー、シングルモルト、スコッチなどの要素を織り交ぜたオリジナル。文化がミックスしたこの街のような、フュージョンウイスキーとも呼べるものです」
国内20州のバーやリテールストアに卸し、市内では「Brandy Library」、「Noorman’s Kil」、「Wythe Hotel」の屋上バーなどで飲めます。また日本やカナダなど5カ国でも流通。
いくつかテースティングしてみましたが、私が一番飲みやすかったのは、ピーテッドバーボン(ボトルは大中小あり、23ドル〜)。好みもあるのでテースティングして、自分だけのお気に入りに出合ってください。
ピーテッドバーボン(ボトルは大中小あり、23ドル〜)。原材料の大麦麦芽とニューヨーク州産のコーン
創業者のコリンさん(左)とCOOのギャビーさん
All Photos © Kasumi Abe
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