大学進学を考える 日本と米国、二つの国で学び暮らす選択
コロナ禍を経験して社会は大きく変わった。日本社会も例外ではない。未来を見据えて、グローバルな大学進学の選択肢の一つとして、米国と日本で自分たちのルーツを生かす学びについて掘り下げる。
日本人の子どもが現地校で苦労するのが、英語のライティングです。ライティングは言語能力の中でも、最も高度なスキルを要求します。文字を正しく書くことから始まり、つづりのルール、句読点の用法、文法ルール、文章表現などを知っていなければ文章を書くことはできません。
日本人の子どもは単語を書くのは得意ですが、作文の課題が出ると「何を書いていいのか分からない」「文章が思い付かない」と言います。英語力不足で文章がうまく書けない場合もありますが、それ以上に、自分の考えを整理して人に伝える経験が不足しているため作文が書けないケースが多いのです。
英語のライティングは、日本の自由な作文とは異なり、論理的に筋道を立てて考える思考力や自分の考えを的確に伝える表現力の育成を兼ねています。もちろん、ライティング技術は学校でも教えてくれますが、日本人の子どもはそれだけでは練習が足りません。
ライティング指導は
段階を踏む
ライティング指導は、フォニックスを通して文字と音の関係を教えることから始まり、頻出単語であるサイトワーズや生活単語のスペリングを学んでいきます。段階を追って単語からフレーズ、フレーズからセンテンスへと進み、幼稚園の終わりには1〜3センテンスの文を書けることが目標です。
小学1年生になるとジャーナル(日記)やブックレポート(感想文)など、5センテンス程度の文章を書くことが求められます。この段階での重点はトピックに合った内容がセンテンスで書けていることです。細かいミスは気にせずにどんどん書かせることで、自分の考えを文章で表現することの楽しさを学びます。
小学1年生の後半になると、「最初」「次」「終わり」というように順を追ってパラグラフごとに文章を書く練習が始まります。ストーリー展開を簡潔に表現するための練習で「昨日起きた事」「クラスでする事」「クリスマスカードの作り方」など、トピックを三つのパラグラフに分けて書くことを学びます。
書く習慣を付けるには
プリント学習が効果的
学校で毎日のようにライティングをする子どもにとって、「書く習慣」が身に付いていることが重要です。作文嫌いの理由のほとんどは、「面倒くさい」というものです。「書く習慣」が育っていない子どもは集中力に欠け、文章を書くのに人一倍時間を要するので「面倒くさいから嫌い」となってしまうのです。
子どもに書く習慣を付けるには、プリント学習が効果的です。毎日5分でいいですからプリントに取り組むことを日課としましょう。プリント学習を成功させるコツは、①無理強いをしない、②子ども一人でやらせない、③できたらほめる、④短時間で切り上げる、⑤毎日継続するです。
内容の出来不出来をとやかく言う前に「今日もできて偉いね」と褒めることを忘れないでください。毎日休まずプリント学習をしていると、集中力が育ち、子どもは書くことに苦労を感じなくなります。
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