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05|Vol. 889|Friday, November 4, 2016 ®Weekly NY Japion2016年11月4日号(No.889)______________President / Publisher大西 仁 Hitoshi OnishiEditor in Chief田中真太郎 ShintaroTanakaAya MinamiDesigner須藤幸子 Sachiko Suto 吉田和恵 Kazue Yoshida 林敦 Atsushi Hayashi 平賀マリー Marie HiragaSales二ノ宮祥子 Sachiko Ninomiya 太田一希 Kazuki Ota 吉野雄介 Yusuke YoshinoAccounting釼持雅代 Masayo KemmochiMember, TPNY, LLC 新谷哲士 Tetsuji ShintaniTrend Pot NY, LLC40 Exchange Pl., Suite 1902 New York, NY 10005TEL: 212-431-9970TEL: 1-800-535-6863FAX: 212-431-9960 www.ejapion.com info@trendpot.com©2016 Weekly NY Japion本紙掲載の記事・写真の無断複 写、複製、転載を禁じます。本紙に 掲載された広告内容に関しまして はジャピオンは一切責任を負いか ねます。記事提供:共同通信社 ______________Weekly NY Japion は、トライステ イトエリア(NY・NJ・CT)とボストン、ワ シントンDCエリアで毎週24,000部発 行 し て い ま す 。一 部 レ ン タ ル ビ デ オ店によるマンハッタン地 区オフ ィス デ リ バ リ ー で も 入 手 で きま す 。 www.ejapion.comでもジャピオンの 記事がご覧になれます。ニューヨークでもっと楽しむ、北欧の食文化塩味もある、ナチュラル素材で作った北欧のキャンディーニューヨークに広がる、北欧のコーヒー&カフェ文化ソッカービットEditorって作ったキャンディーを集めているのも特徴 スティックな内装に映南 あやの一つ。赤や緑やピンクなど鮮やかな色か える。店内では北欧の クラフトやスナックも販 グリニッチビレッジにあるキャンディー屋さ い。ソッカービットでは、これからクリスマス用アイスランドの発酵 乳製品「スキール」モダン・スカンジナビア料理 ブームの火付け役の本クリスマスに飲みたい グロッグ©alexpro9500/Shutterstock.com スキムミルクから作られる発酵食 品「スキール」は、アイスランドで 日常的に食べられているフレッシュ チーズ。グリークヨーグルトのよう に生乳をろ過しているので、まった りと濃く、クリームチーズとヨーグ ルトの中間のような食感。スキムミ ルクが原料なので、低脂肪なのにタ ンパク質とカルシウムが多いのが特 徴。アイスランドではベリー系の果 物と一緒にデザートにしたり、オー ト麦のおかゆにかけて食べたりす る。アメリカではSiggi’sが「アイスラ ンド風ヨーグルト」としてスキール を販売している。 昨今のモダンな北欧料理のブーム は、コペンハーゲンにある「ノー マ」レストランから始まった。オー ナーシェフのクラウス・メイヤーが 北欧に根付くFarm to Tableのコンセ プトと、フランスのファインダイニ ングから受けた影響を巧みに結びつ け、北欧料理を再構築したのが発端 だ。ブームの火付け役のメイヤーが 出した「ザ・ノルディックキッチ ン」には、北欧の食材が季節ごとに まとめられ、それをもとにしたメイ ヤー家の家庭料理のレシピが紹介さ れている。アメリカの読者用に、当 地で手に入る食材を使った料理を選 んであるので、実用的。 極寒の北欧に伝わる、体が温まる ドリンク「グロッグ」は、スパイス やドライフルーツをワインとブラン デーで煮出して作るホットドリン ク。一口飲んだだけで体がぽかぽか するだけでなく、エネルギーも湧い てくる、究極の厳冬ドリンクだ。さ まざまなレシピがインターネットに 出ているが、どれもたくさんの種類 の材料を使うので、あらかじめ調合 されたグロッグミックス(オンライ ンで購入できる)を使って作るのが おすすめ。ん「ソッカービット」は、スウェーデンを始め、 のキャンディーも入荷するそうなので、ホリデフィンランド、デンマーク、ノルウェー、アイス ーギフトにしても喜ばれそうだ。ランドのキャンディーがそろう、北欧キャンディ カラフルなキャンディーのワンストップショップだ。自然の食材を使 ーが、真っ白でミニマリら、グレーや黒といったキャンディーらしから 売している ぬ色まで、たった1色を除いてすべて自然の食材から色を抽出しているというから驚き。 また、北欧のキャンディーの多くはグミのような食感で、日本のあめ玉のように、口の中で少しずつなめて溶かすタイプのものは少ないという。マシュマロのように柔らかいものから、なかなかかみ切れないものまで堅さはいろいろ。そして、ぜひ試してほしいのが塩味のキャンディー。ピーナツバターや日本の塩キャラメルのような甘じょっぱい味を想像したら大間違いで、ただひたすら塩気のみ。しかも、かむ Sockerbit ごとに塩味が増す衝撃の味だが、これがクセ 89 Christopher St. になる。塩味のものを甘いもので包んだり、柔 (bet. W. 4th & Bleeck- らかいキャンディーと堅いものがレイヤーにな er Sts.) っていたりと、一つのキャンディーの中で二重 TEL: 212-206-8170 の味わいがあるものもあり、とにかく奥が深 www.sockerbit.com 「フィーカ」「コンディトーリ」「ブーディン」 北欧風ビスケット(スニットやペッパーカカな 「カフェ1668」など、ここ数年でニューヨーク ど)も一緒に楽しんでみては? 市内に続々とオープンする北欧系のカフェ。北 市内に15軒以上 欧のコーヒーといえば「浅煎り」がお決まりだ ある「フィーカ」の が、ただ浅くローストしてあれば北欧風という コーヒーは酸味が わけではない。浅煎りの裏には「おいしい豆を 控えめで深いコク 厳選し、その豆の味を生かすためにローストは が際立つ ミニマムにする」という哲学がある。それぞれの店によってかなり味の傾向は違うが、共通して言えるのは、しっかりと豆を選んであるだけ 市内にある にコーヒーの味わいに「力」があること。例え 北欧系のカフェ ばコーヒーが少し冷めてきても味が落ちな Budinい。 www.budin-nyc.com   ま た 、も と も と 北 欧 に は F I K A( ス ウ ェ ー デ ン FIKA語で「コーヒーを飲みながら語らうひと時」と www.fikanyc.com いう意味)文化が根付いており、FIKAのための Kaffe 1668 スナックもさまざま。北欧でよく使われるシナ www.kaffe1668.comモンやカルダモンを練り込んだ菓子パンや、 Konditori www.konditori.com


































































































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