Page 12 - NY Japion

趣味の集い 「アストリアのコミュニティーにスイングのクラスを作りたい」との思いで、プロダンサーの絹川明美さんが2014年に創設した「スイングダンス・アストリア」。毎週月曜日の夜には、 テップを見せて説明をし、 各種イベントを開催するコ 生徒がそれを真似てやって ミュニティースペース「Q・ みる。「ロックステップ、スロ E・D」に生徒が集まり、気 ー、スロー」とリズムを取る 軽にレッスンを楽しんでい 絹川さんの声に合わせて、 る。 生徒は前後左右にバランスいる生徒に、「大丈夫。必ず できるから、楽しんで踊っ て」と声を掛けるギラマイ ケルさん。スさんは、「先生がビギナー の気持ちを理解してくれて いて、基礎をていねいに教 えてくれるので楽しく続け ています」と言う。指導する。まずは基本ステ ップの6カウントの動きを 使って、スイングダンスの原 型であるリンディーホップっと夢がかないました」と 満面の笑顔。「まだ足元を 見ないとステップがうまく できないけど、自由に快適 に踊れるようになりたいの で、練習を続けます」と意 気込む。をマスターする。 2人がまずお手本でス 手のつなぎ方や相手の体 に置く手の位置からゆっく り教えるので、初心者にも 分かりやすい。パートナー をどんどん変えて踊ってい くせいか、 分のレッスンが 終わる頃には、みんなすっ かり仲良くなっていた。 ボストンからアストリア に引っ越してきたばかりと 教師のアレクサンドラ・ いうプログラマーのビッキ ビギナーのクラスでは、 を取りながら足を動かし 4カ月ほど前から参加 絹川さんとインストラクタ て体を揺らす。慣れてきた の、フライトアテンダント ーのレウイー・ギラマイケ ところで、パートナーと組 のデブラ・フィッシャーさん ルさんがペアを組んで、初 んで6カウントのステップ は、「スイングは小さい頃か 歩の初歩から生徒たちを の練習に。足がもたついて らやってみたかったので、やっていたより簡単でした。 新しい友達も見つけられそ う」と喜ぶ。「普段の生活で は知り合えないような人と 出会えて、世界が広がりま す」と絹川さんは話した。ラスカさんと、フリーライ ターのクリス・パックハムさ んは夫婦で参加。スイング 歴 年のアレクサンドラさ んは、「レッスンなのに、社 交ダンスパーティーをやっ ているみたいですごく楽し い」と、毎回参加を心待ち にしている。初心者のクリー・クロッソンさんは初参 加で、「先生が分かりやす く説明してくれるので、思今週の主宰者絹川明美さん 1930年代にアメリカで生まれたスイングダン スは、嫌なことを全部忘れてみんなで楽しく自由 に踊るダンスです。難しい技術的なトレーニング は必要ないので、初心者でもすぐに踊れます。上 手に踊ることは大切ですが、クラスの一番の目 的はみんなで仲良く楽しいひとときを過ごすこと。 パーティーやライブイベントもたくさん開催されて いるので、みんなで一緒に踊っているうちに、知 り合いの輪が広がっていきます。どこに行っても 踊れるので、ネットワークがどんどん広がっていく も魅力です。スイングは言葉がなくても分かり合 えます。ずっと踊ってみたかったけど勇気がなくて 踏み出せない人や、日本から来たばかりで友達 を作りたい人は、ぜひ始めてみてください。参加者集まれ! 毎週月曜日午後6時30分から7時20分までアドバン スビギナークラス、7時20分から8時10分までビギナ ー ク ラ ス を 、ア ス ト リ ア の イ ベ ン ト ス ペ ー ス Q . E . D(27-16 23rd Ave. Astoria)で行っている。1回15ド ル。要予約(www.qedastoria.com)。 ■問い合わせ SwingDanceAstoria@gmail.com(日本語) www.swingdanceastoria.comFriday, October 14, 2016 Vol. 886 12 ||COMMUNITY スイングダンス・アストリア体と心を弾ませて アストリアでスイング10ビッグバンドのジャズに合わせて、自由に即興で踊れるスイングダンス。ビギナークラスで は、基本のステップを覚えて、リンディホップやチャールストンが踊れるようになる50▶次々にパートナーを変えていく ので、みんなの気持ちが近くなっ て一つにまとまっていく◀アストリアの住民がほとん どだが、ブルックリンやニュー ジャージー州から参加する人 もいる