Page 11 - NY Japion
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11|Vol. 867|Friday, June 3, 2016 AREA INFO進め!NY道R265  世界中から人が集まるニューヨークには長い発 展の歴史と物語がある。この街の変遷を1カ所 にフォーカスして紹介する。インウッド探索の3を使った英仏製の帽子は、 スペイン、ポルトガル、イタ リア、ドイツなどに輸出さ れた他、世界中の植民地に 普及した。ビーバーが世界 を回り、世界経済を回して いた時代だったのだ。回目は、ビーバー・フィーバーの後日談を続ける。  前回、1626年にイン 上でも、今回はここから始   〜 世紀、石油並みにウッドで交わされた契約に まった、ビーバー取引の狂 経済の原動力となっていたより、マンハッタン島の所有 騒を見ていきたい。猟の現 ビーバー。その交易の歴史権が開拓者の手に渡ったこ 場を担ったのは、自然環境 は、古代ギリシャ・ローマ時とを紹介した。インウッド を知り尽くす先住民レナ 代までさかのぼる。大昔は、から少し話題がそれるが、 ペ族の人たちだ。彼らはマ 中国やロシアからヨーロッ ったものが「高級」と目され 今後の時代の流れを見る ンハッタン島に生息するビ パ圏に輸入されていた。ビ ていた。北米産のビーバーにテリトリーを伸ばし、不 動の毛皮帝国を作り上げ た。その毛皮を中国に売っ て交易ルートを築きさら に資産を増やし、1804 年からは、ニューヨーク市 の不動産(特にマンハッタン 北部)を買いあさり 年に 亡くなった時には2000 万ドル(2007年の換算 で1150億ドル)の資産 を残した。ヘアスタイル・目元・ 口元にトレンドの 特徴が出やすい ですよね実はマンガやアニメの 世界でも目元の トレンドがあります。何十年間も たくさんのまつげ、 キラキラの星が 女の子の目元の王道 でしたがここ数年は 少年少女マンガ・アニメ 全体的に星は1コの シンプル目元が トレンドです。ーバーをあっという間にと ーバーは毛皮(ペルト)、なり尽くし、インウッドから めし革、毛の部分(フェルハドソン川を越え、現在の ト)がそれぞれ服飾素材にニュージャージーまで進出。 なる便利な動物で、中でそこには別の部族が暮らし も、滑らかなフェルトは帽ていたから、当然争いが生 子や靴の材料として珍重じ、銃器を持つ開拓者たち された。の加勢で、ひどい戦争に発   当時、帽子は今では考え   マンハッタン島のビーバ展した。石油資源をめぐっ て欧米が中近東に火をつけ た今日の戦争と全く変わ らぬ構図だ。られないほど重要なアイテ ー絶滅後も、北米のビーバ ムで、宗教界、経済界、軍 ー狩りは歯止めが効かな 隊、法曹界、大学などで男 かった。1784年、アメリ 性の地位、階級の格付けを カ独立後、この業界に参入 代弁していた。帽子を見れ して大成功したのが、ドイ ばその人がどれくらい偉い ツ移民のジョン・ジェイコ か一目で分かるものであっ ブ・アスター。アスターはニ た。主要生産地はイギリス ューヨークから五大湖周辺ビーバーが回した世界経済何コレとフランス。紳士の山高帽 や近衛兵の帽子、皇帝ナポ レオンの帽子など、いずれ もビーバーのフェルトを使  アスターがニューヨーク の地を踏んだ1784年 頃に建てられた家屋が、今 もインウッドに残っている。 築232年のダイクマンハ ウス。次回はこのマンハッタ ン最古のファームハウスを 訪ね、 〜 世紀のインウ ッドを渉猟してみる。機会があったら チェックしてみてネ!(中村英雄)「目元のトレンド」高嶋リカ!?読者からのストーリーを募集!自分のニューヨーク体験をマンガにして もらいたい人はreader@nyjapion.comまで。©AOZORA ART48ニューヨークの繁栄は、数千万匹のビーバーの犠牲の 上にある。ミッドタウンのビルで見つけたビーバー像地下鉄6ライン「アスター・プレース」駅構内にもビーバ ーが。アスター家の守護神? リメンバー・ビーバー!インウッドに残るマンハッタン最古の家屋「ダイクマンハ ウス(」1874年頃の建築)は、一般公開している17 1918 19


































































































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