Page 4 - NY Japion

橋のバイク専用レーンは 双方向で2台がゆったりと 走れる幅がある。本格的な ロードレーサーの一群から ニューヨークでのバイク利用経験なしの編集T(ブルックリン在住)が将 来のバイク通勤を目指して生まれて初めての橋越えにチャレンジした。 ブルックリンから仕事場 のあるマンハッタンへのバイ ク通勤を考えると、難関に なりそうなのはイーストリ バー越え。今回は、初心者 でも楽々渡れそうなマンハ ッタンブリッジから街乗り にチャレンジしてみること にした。日( ドル+タックス)か3 用することになるが、車の 日( ドル+タックス)のい 走る方向と同じ向きに走 ずれかの利用方法を選べ るのがルール。市内は一方 る。利用にはバイク1台に 通行が多いので、標識を確 つき100ドルのデポジッ 認しながら進むのがベタ トが必要(数日後に返金) ー。また、走り始めて、バイ運動不足解消にもよさそ か焦らされる。 うだ。橋は後半に入ると緩 とはいえ、初の橋越えを やかな下り坂になり、景色 難なく(?)達成できたの を楽しむ余裕も出てきた。 で、続けて街乗りへ繰り出 地下鉄の車窓から同じ景 してみた。発券機で再度 色を見ていたはずなのに、 「Rent a bike」を押し、カー いつもより輝いて見える。 ドを差し込めば、新しい解 感じる風が爽快で、これぞ 除番号が取得できる。 バイクの醍醐味(だいごみ) ここからチャイナタウン 自前のバイクがないので シティバイクを利用。事前 に専用のスマホアプリをダ ウンロードして、市内に5 00カ所あるドック(駐輪 場)の場所、利用可能なバ イクの有無が分かるように しておく。さらに自宅近く には徒歩圏内にドックがな いので、マンハッタンブリッ ジのたもと近くまで地下鉄 で赴き、意気揚々とドック へ。 バイクは見たところ、旧型、新型が混在している。 サイクリングを楽しむ親子 バイクは時間内にドック に戻さなくてはいけない ( 分延長するごとに4ド ル追加料金)ので、事前に 確認しておいた出口付近の ドックに返却した。ガッチャ ンと音がするまで押し込 み、返却のランプが点灯し たのを確認して一安心。発 券時に電話番号を登録し たので、テキストでも返却 を知らせてくれる。やはり 分という制約にはなかな ドック横の発券機では1 バイク専用道の表示が ない場所では車道の端を利なため、支払いはカードの み。1回の利用は 分で、バ イクは時間内にドックに返 却する必要がある。また乗 り換えるごとにロック解除 の5桁の番号がプリントさ れる仕組みで、毎回の発券 にもカードが必要となる。クに乗りながらスマホを見 る余裕は初心者にはないの が分かり、ルートを事前に 頭に入れておけばよかった と早くも後悔した。だと実感した。を抜けローワーイーストサ イド、ハドソンリバー沿い まで、何度も乗り継ぎをし ながら走った。いつもなら 目にもとまらなかった「仲 間たち」がこれほど多いこ とも知った。バイクに乗った だけで、街の景色が違って 見え、夢中で走り続け、いつ しか街乗りのとりこになっ ていた。後方に反射板や点灯ラン プが付いていて、より安全 そうな新型を選び、タイヤ の空気チェックとサドルを 調整し、いざ出発。連れと、さまざまな層のラ イダーが行き交い、あらた めて、バイク利用者の多さ を実感した。 予想していたことだが、 橋は中央部分まで緩かな 上り坂で3段変速を駆使 してこぐも、なかなかスピ ードは出ない。しかし、日頃 使わない筋肉を駆使しての 運動はなかなか心地良く❶24 12❷❸3発券機での支払いはカード 1Citibikeが提供しているスマホ専用のアプリでは、ドックの場所、利用可 のみ。乗り継ぎの際にもカード能なバイク、空きスロットの数が分かる2ドックは街の至る所に点在。ブルー が必要となる の車体は遠くからでも目につきやすい❹5マンハッタンブリッジのバイク専用 レーンは右側走行の双方向。追い 抜くバイクも多いので、常に後方確 認を怠らないこと。橋の主塔の辺り に少しスペースがあるので、疲れたらそこで休憩❻❽30156返却するドックの場所は、慌てない ❼ ために事前に調べておくこと71回の 利用は30分(年間パス所有者は45 分)なので、時間内に返却。押し込ん で、ランプの点滅を確認すること年間パス(155ドル)の 購入はホームページか らのみ。スマホアプリは iOS、Android用がある4タイヤの空気チェック、サドルの調整のほ か、カゴが外れそうなものもあったので乗る前 に点検を必ずすること。また、バイクは旧型、 新型の2パターンがあり、旧型はハンドルがや や太く、気温が高いとべたつくので、新型がお すすめ❺308街中では道路標識に注意を払いつつ、他のバイ カーの走りも参考にして走ったCiti Bikewww.citibikenyc.comFriday, September 9, 2016|Vol. 881|04 COVER STORY