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15|Vol. 941|Friday, November 10, 2017 BUSINESS阪本が選ぶ読めば分かる この一冊人生の勝算 前田裕二「人は絆にお金を払う」 (本文から引用)153共 感 マ ー ケ ティン グ  違いを生み出すため。喜 に、小学校時代(中学、高校 びと感動と愛と楽しさを も可)の友達をフェイスブッ 生み出すため。そのことを クで探して、メッセージを 意識して生き、仕事しまし 送ってみる。第五に、休日、 ょう。 まだ一度も行ったことのな〝共感〞をキーワードに独自のマーケティング理論を 展開するブランディングコンサルタント・阪本啓一の  具体的な行動はどうな い街まで遠出してみる。第 るでしょうか。第一に、毎 六に、メトロポリタン美術 日、違うコースで会社へ行っ 館へ行き、全く興味の持て てみる。電車通勤ならバス ない展示物の前に 分立っ に乗り換える、あるいは自 て観察し続ける。第七に、 転車に乗ってみる。第二に、 利き腕を逆にして(右利き 食べるものを変えてみる。 なら左手を)メインに使っ 好物をやめて、苦手な食べ てみる。 物に挑戦してみる。「とりあ   第八に、フェイスブックメ えずビール」だったら、「と ッセージやメール、ライン りあえずワイン」に変えて をやめて、ハガキで返信し みる。第三に、友達と、「ま てみる。第九に、全く行った ず読まない本交換チーム」 ことのないライブに行って を作って、毎月、お互い相手 みる。第十に、(危険だから がまず読みそうもない本 自宅で)後ろ向きに歩いて をプレゼントし合う。第四 みる。「マーケティング力アップ講座」。第 回 違いを生むため朝起きる  朝起きたとき真っ先に考えることは「さあ、今日も違いを生み出そう!」という決意です。「昨日と同じことをやろう」ほど、つまらないものはありません。違いを生み出すために生きるし、 めて思います。「人生は短クトで手に入ったかもしれ ないお金が気になるかもし れませんが、お金はあの世 へ持っていけません。死ぬ間 際、「あー。楽しかった!」と 言えるかどうかはどれだ け楽しい時間を過ごした か、にかかっています。仕事する。昨日と同じこと はしないという意識を大事 にしています。い」と。会社員を卒業した 翌日ニューヨークへ渡った のが遥か 年前とは信じ られません。その年生まれ た子供が高校生になってい  また、義理で時間を過ご す余裕など誰にもないは ずです。  例えば、会議。時につまら なく、「早く終わればいいの に」と思うことがあります。 る計算です。時間のために働かない「早く終了時間になれ〜」   親友が熱心に進めてき ということは、言い換えれ たプロジェクトが頓挫しま ば「早く死ぬ時間に近づけ した。理解しづらい不合理 〜」と願っているのと同じで な理由です。私は、凹んでい す。考えてみれば、1秒でも る親友にアドバイスしまし  仕事の対価としてのお金 は多かれ少なかれ、時間に 対して支払われる面があ ります。時給いくら、という 仕事に限らず、私のような コンサルティングや講演業 も同じです。でも、自分の時 間を販売する思想は捨て ましょう。時間の始まりと 終わりだけを意識して生 きるというのは、ご臨終の 時間までの補助線上で生 きることになります。つま らない。1分でも時間が経ったら、 ご臨終の時間に近づくわ けですから。それが1秒後 なのか、5年後なのか、 年 後なのか、 年後なのか分 かりませんが、人生の時間 は有限です。また、人生、あ っという間。だとしたら、そ んなつまらない会議は見限 って、とっとと部屋を出てした。「良かったね」と。別のこ とに貴重な人生の時間を 使いなさい、という天のは からいだと。残念がったり、 誰かを恨んだりしている今 この時も時間は瞬間瞬間 消えていきます。まうか、面白い会議へと変 えてしまいましょう。人生は短い  今年 歳ですが、あらた  だったら、今しかできな い、今やりたいことに命を 燃焼するべきです。プロジェ  著者は「SHOWROOM」 て知ってる?」とリクエスト 創業者。「SHOWROOM」 されました「。1週間かけて は、無名のアーティストを応 練習するので、来週のこの 援するアプリです。8歳で 時間、この場所にもう一度 母を亡くし、両親を失った 来てくださいますか?」と 著者 歳は「とにかく稼ぐ」 約束を取り付けます。する 目的で、路上の弾き語りを とその1週間の間、彼女は 始めます。試行錯誤の結果、 ずっと「あの小学生の子、私 歌いたい歌ではなく、興味 のために練習してくれてい を持って聴いてくれる歌を るんだ」と考えてくれます。 歌う戦略に転換します。 絆が生まれ、「身内」「中の  松田聖子の「赤いスイー 人」になります。 トピー」を聴いてくれた   お客さまを「中の人」して 代女性が「『白いパラソル』っ しまう発想。大事ですね。4012 今週の教訓 繰り返している、は危険な兆候です阪本啓一■ブランディングコンサルタント。大阪大学 人間科学部卒業後、旭化成入社。2000年に独立し 渡米、ニューヨークでコンサルティング会社を設立。 06年、株式会社JOYWOW創業、現在取締役社 長。地球と人をリスペクトする、サステナビリティ経営 の実現に取り組む。「ブランド・ジーン~繁盛をもたら す遺伝子」(日経BP社)などの著書・訳書、講演活動 も多数。www.kei-sakamoto.jp 電子メディア開店!www.orange-media.jp幻幻冬冬舎舎×ニュースピピクス30 10175930


































































































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