Page 12 - NY Japion
P. 12
趣味の集いとしてジュエリー制作を学 ることこそがこのクラスの 寧に磨いて」「曲げたワイヤ さんは語る。いる。このクラスは、「スキ ルアップを目的に受講して います」と語り、「いつかは 自分のブランドを立ち上 げたい」と抱負を語る。んでいる生徒も多い。  そのため生徒個々のレベ ルは、初心者から、数回この特徴。私はあくまで、生徒 ーをこうやって優しくハン   市内の美大入学を目指 たちが表現したい作品を マーでたたくと形が崩れに すタイからの留学生、アン 作る過程で必要な、技術面 くくなりますよ」と、指先 スーマ・チャルンチャンさんトに向き合い始めた。高木 るように、ダイヤモンド街 講している正井大子(ひろ さんは、彼らの様子をうか に生徒たちと赴き、宝石が こ)さんは、「知識ゼロから がいながら、求められれば 実際にどのようにカットさ 始めましたが、今では自分 アドバイスをしていくが、 れているのかを見学するな の表現方法の一つとなって 経験の少ない生徒には、し ど、課外授業も行っている。 います」と奥深さを語った。  ミッドタウンにあるP・ ぞれの実力に合わせて指導I・アートセンターで「ジュ をしています」と語る。エリー・アート・クラス̶イ   授業では各自が一つの作ントロ」が開講している。同 品を作るという目標に向校は留学生を対象に、米国 けて取り組む。技術レベルの美術大学への入学準備を の違う生徒一人一人に注意 っかり時間を使って解説す 「作り方だけでなく、幅広   作品制作に没頭する姿 する予備校だが、このクラ を向けての指導は難しいの る。「切ったワイヤーの先は い知識を得ることで、ジュエ が印象的だったバレンティ スは一般からの受講が可能 ではないかと思えるが、高 鋭くなっているから、こうい リー業界をより理解でき ーナ・ウェティさんは既にジ で、留学生以外にも、趣味 木さんは「個性を大事にす う風にサンドペーパーで丁 るようになります」と高木 ュエリー制作を仕事にして授業を履修した生徒、より のサポートに徹していま の使い方や力加減を実演 は、「母国で大事にされていアドバンスレベルの生徒と す」と語る。 しながら、はきはきとした る蘭(ラン)をモチーフに指   高木さんは「その人にし さまざま。講師の高木千菜   生徒たちは教室に着く 口調で説明する。 輪を作りました。」と笑顔。 かない個性を伸ばしていき(ちさ)さんは、「生徒それ と、早速自分のプロジェク   材料の知識を深められ   趣味としてクラスを受 たい」と笑顔を浮かべた。今週の先生高木千菜さん P.I.アートセンターにはファッション・デザイン学 科、ファイン・アート学科、グラフィック学科などが あります。「ジュエリー・アート・クラス̶イントロ」 は、細かい指導が受けられるのが特徴です。また ピアニストや俳優など、多種多様なバックグラウ ンドを持った生徒が受講するので、新しい発想 やアイデアが生まれる場でもあり、私自身も生徒 たちにインスパイアされる、刺激的なクラスです。  7月30日から2週間、当校では「アート短期留 学キャンプ・イン・ニューヨーク」をナセック大学で 実施します。美術に興味がある人、米国の美術 大学に進学したい人など、ぜひ一度相談に来てください。参加者集まれ!                1セメスターは4カ月。学科の枠にとらわれることな く、三つの授業を自由に履修することができるのが特徴。■問い合わせ n.tadashi@piartcenter.com TEL: 551-795-5469 www.piartcenterjp.comFriday, June 16, 2017|Vol. 920|12 COMMUNITYジュエリー・アート・クラス飾るだけではない 自分だけのジュエリー初心者が最初に習うのは、ワイヤーを使ったジュエリー制作。言葉では説明しにくい手 先の使い方を丁寧に指導する▶「ジュエリーは私たちを元気にし てくれる」と皆口をそろえていう◀現在生徒は22人。アットホ ームな雰囲気で、休憩中は笑 顔が絶えない


































































































   10   11   12   13   14