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21|Vol. 894|Friday, December 9, 2016 ニッキー香月の from New York離乳食でドライスキンを予防 ニューヨークの冬は空気がかなり乾燥します。加湿器を 使っても、赤ちゃんの肌がカサカサにならないか気になりま す。そんなときは、外側からだけのアプローチではなく、適切 な離乳食で、体の内側から乾燥を防ぐ工夫をしてみましょう。 生後6カ月以降の赤ちゃんには、ニンジン、ホウレンソウ、 ベルペッパー(レッドペッパーやイエローペッパー)、ブロッコ リー、トマト、バターナットスクワッシュなどの緑黄色野菜がお すすめです。これらには、肌の保湿と新陳代謝を促すビタミ ンAや、乾燥肌を未然に防ぐコラーゲンの生成を促進するビタミンCが多く含まれます。 生後8カ月以降の赤ちゃんには、これらの材料に加え、ビ タミンB群をバランスよく含んだターキーや、脂身の少ない 部位の豚肉といったプロテインを取り入れるのもよいでしょう。これらも新陳代謝を促す他、乾燥による肌の炎症を抑え る働きがあります。 ただ、食育で大事なのはバランスです。乾燥対策だからと いって、これらの食品のみを離乳食に使うのではなく、毎日 数品ずつでいいので、これらを普段のメニューに上手に取り 入れて、冬の乾燥から赤ちゃんを守ってあげましょう。ニッキー香月 Nikki (Naoko) Katsuki米国・国際認定ラクテーション・コンサルタント(CLC, IBCLC)、栄 養士。NYラクテーション協会メンバー。産後訪問母乳ケア(保険 適用可)、母乳育児・離乳食・食の安全・卒乳の定期セミナー開 催(日本語)。一児の母。TEL: 718-926-6074/www.vitalchoice.weebly.com 産後の授乳トラブル?:「訪問母乳ケア」ご自宅で、授乳の際の赤ちゃんの抱き方・乳首のくわえ方を実践指導します。 他に、乳頭痛改善、一日の授乳スケジュール、母乳量の増やし方、フォーミュ ラの減らし方、乳房ケア、乳腺炎予防、搾乳方法など。保険、訪問区域につ いては上記までお問い合わせください。次回のセミナー開催予定(ミッドタウン)「ヘルシーベイビーセミナー:離乳食×食の安全×卒乳」2017年1月15日(日) 11am~1pm、「妊婦さんのための母乳育児講座」同日2~4pm。会場はミッドタウン。詳細、申込み:www.vitalchoice.weebly.comNHK出版から転載している 「ためしてガッテン」著作権の都合により、不掲載となります。