Page 12 - NY Japion
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趣味の集い クイーンズのサニーサイドで、中浦都志子さんが2009年にスタートした洋裁教室、「ソー・イージー・ニューヨーク」のクラスが毎日行われている。ファッション業界でデザイナーやパタンナーとしての長い経験を持つ中浦さんは、「ミシンの使い方にはコツがあり、それさえ最初に学んだら、誰でも楽しく簡単洋裁ができます」と心強い。 「ここは大事なポイント」とお手製のワンピースを何点 気に入った生地でワンピー 感があります」と話す。フォ か披露しながら、生地の選 スを作ってみたいです」と トグラファーのエッセル・葉 び方や裁断のポイントをア 目を輝かせる。主婦の西川 子さんは、参加して6年。 ドバイスする。「大柄の場合 絵理菜さんは、「誰でもで 「ここに来るとテンションが 通常のクラスと異なり、 中浦さんが強調すると、生 この日はファスナー付きの 徒たちは忘れないようにス ポーチを制作するワークシ マホで撮影している。 ョップが開催され、4人の その合間には、中浦さんがなかったという佐名田貴 子さんは、ニュージャージー から参加。「糸の通し方か ら教わって、トートバッグや 巾着も作りました。自分の 物作りが好きで参加し て1年半になる武部悠さ んは、「先生の型紙は誰でも 作れるように工夫がしてあ る上に、自分で素材を選ぶ ので個性も表現でき、達成生徒が参加した。「ファスナーを失敗しないできれいに簡単につける方法を中心に教えます」との説明から、さっそくファスナーを付ける作業に取り掛かった。まずは、ミシン押さえをファスナー用のものに取り替えるところから学ぶ。中浦さんが生徒一人一人をひんぱんに回って、アドバイスをし た り 、お 手 本 を 見 せ る 。 ミ シ ン は 全 く 使 っ た こ と上がり、このクラスがある おかげで生活にハリが出ま す。裁縫は常に仕上がりを 考える3次元の世界なので おもしろいです。先生から はデザインや組み合わせ、 生地のことなどを教えても らえるので、生活の幅が広 がりました」とソーイング ライフを満喫している。「洋 裁の世界の楽しさをぜひ実 感してください」と中浦さ んは微笑んだ。は、真ん中に置くより少し きると言われて、半信半疑 ずらすと、おしゃれで細く で初心者コースを取ったら 見えます」「縦のラインを強 本当に作れるようになり、 調すると細く見えますよ」 最後はシャネル風のジャケといった説明に、生徒たち は楽しそうに聞き入ってい た。ットまで作りました。失敗 しても先生が直してくれる ので安心です」と笑う。今週の先生中浦都志子さん 洋裁は少し難しそうで、と思っている方が多い ですが、実際にやってみるととても簡単なんで す。一度基本を覚えたら、洋服や小物、クッショ ンやカーテンなどの生活の中のものまで何でも 自分で作れるので、既成品にはない達成感があ ります。マンツーマンできめ細かく教えますので、 必ず誰でも洋裁ができるようになります。お直し はもちろん、洋服の生地での浴衣の作り方も教 えます。洋裁はやってみたいけど何からやってい いのかわからない人は、初級コースから始めてみ てください。トートバッグやポーチなど4種類を制 作 し 、コ ー ス が 終 了 す る 頃 に は 大 体 の も の は 作 れるようになります。体験レッスンも行っているの で、まずは手ぶらで気軽に参加してください。参加者集まれ! 午前10時~正午(午前のクラス)と、午後1時~3時 (午後のクラス)に、クイーンズのサニーサイドの自宅 兼スタジオで毎日行っている。希望に合わせて日程を 設定可能。初心者対象の初級コースから誰でも参加できる。体験レッスンもあり。完全予約制。 ■問い合わせinfo@seweasyny.com www.seweasyny.comFriday, September 23, 2016|Vol. 883|12 COMMUNITYソー・イージー・ニューヨークミシンのある快適ライフ 誰でもできる洋裁学べるクラスではコンピュータミシンとロックミシンの使い方を基本から学ぶ。ポーチや巾着など の小物からワンピースやコートまで、アットホームな雰囲気の中、マンツーマンで教わる▶集中して黙々と手を動かす生 徒たち。困ったときにはいつでも 何 でも 中 浦 さん に 聞 け る の で 安 心だ◀ 主 婦 や 学 生 、会 社 員 や 自 由業をはじめ、大学の作品作 りに参加する男性など幅広い