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05|Vol. 913|Friday, April 28, 2017巨木が生える湖とカジノの街シュリーブボート巨木の間をすり抜けなが ら進めば、ちょっとした探 検気分を味わえるのが魅 力。 種類以上の魚が生息 するこの湖では釣りをする こともできるので、糸を垂 らしながら、ゆったりとし た時間を過ごしたい。天空都市で暮らす集落と文化の融合都市アルバカーキ  総面積約 万平方キロ ドが住んでいた、という伝 の巨大な湖「カドー湖」は、 承があるのも頷ける。  ニューメキシコ州アルバ カーキ国際空港から車で 約1時間半、巨大な岩の上 に作られた街が、「アコマ・ プエブロ」だ。ラ使用権を購入する必要 がある。そうした煩わしい 手続きをしてでも、天空近 くに並ぶ素朴な住居が作 り出す唯一無二の風景は見 ておくべきだろう。テキサス州とルイジアナ州 の境にあり、シュリーブ地 域空港から車で約1時間 の距離にある。  世紀までこの地に住ん でいたアメリカ先住民の古 い言い伝えによると、この湖 は1812年に起きたニュ ーマドリッド地震と洪水の 影響で現在の形状になった といわれているが、今もはっ きりとした真相は分かって いない、まさに神秘の湖。  「カドー湖」へ行くための起点となる街、ルイジアナ州のシュリーブボートはルイジアナ州第4の都市で、 カ先住民のアコマ族によっ  ここでの見どころは、湖 の水に浸かりながら自生 する北米原産の落葉針葉 高木「ラクウショウ」。水面 から巨木が生えている様 は、異界に迷い込んだよう な錯覚に陥る。ビッグフッ  高さ約110メートル の砂岩の上にあり、アメリ  近郊の「アルバカーキ」は スペインと先住民のプエブ ロ文化が融合した街並み が魅力。アドべ建築という、 砂質粘土とわらで作られ た建造物が見られる。「ガ ラガラヘビ博物館」や「ター コイズ博物館」など、ちょっ と変わった観光施設もあ り、子供も楽しめる。  ボートが借りられるの で、周囲をコケに覆われたて約 世紀ごろに作られ たこの街は、人が居住して いる集落として北米最古 だといわれる。レッドリバー沿いのホテルや船上でのカジノで知られる観光都市。大自然の中でゆったりとした後に、刺激を求めて訪れてみよう。   現在も4800人ほどが暮らしているこの街を見 学するにはツアーに参加す ること。写真撮影にもカメ®Weekly NY Japion2017年4月28日号(No.913)______________President / Publisher大西 仁 Hitoshi OnishiEditor in Chief田中真太郎 ShintaroTanakaEditor南 あや Aya Minami 唐鎌祐一郎 Yuichiro KarakamaDesigner須藤幸子 Sachiko Suto 吉田和恵 Kazue Yoshida 林敦 Atsushi Hayashi 平賀マリー Marie Hiraga 野尻芽美 Memi NojiriSales二ノ宮祥子 Sachiko Ninomiya 太田一希 Kazuki Ota 吉野雄介 Yusuke Yoshino 廣田佐英子 Saeko HirotaAccounting釼持雅代 Masayo KemmochiMember, TPNY, LLC 新谷哲士 Tetsuji ShintaniTrend Pot NY, LLC40 Exchange Pl., Suite 1902 New York, NY 10005TEL: 212-431-9970TEL: 1-800-535-6863FAX: 212-431-9960 www.ejapion.com info@trendpot.com©2017 Weekly NY Japion本紙掲載の記事・写真の無断複 写、複製、転載を禁じます。本紙に 掲載された広告内容に関しまして はジャピオンは一切責任を負いか ねます。記事提供:共同通信社 ______________Weekly NY Japion は、トライステ イトエリア(NY・NJ・CT)とボストン、ワ シントンDCエリアで毎週24,000部発 行 し て い ま す 。一 部 レ ン タ ル ビ デ オ店によるマンハッタン地 区オフ ィスデリバリーでも入 手 できます 。 www.ejapion.comでもジャピオンの 記事がご覧になれます。日本でも見られる風景だ 一面の花畑を けども迫力が違う、という のがアメリカを旅行する 楽しみの一つだ。その中 で、文字通りの一面の花 畑をド迫力で味わえる場所を紹介する。街ごとラベンダー畑Photo by blueeyes / Shutterstock.com ワシントン州クララム郡スクイムは、「ラベンダーの 首都」と呼ばれるほどの生産地で、九つのラベンダー 農場が集中している。シーズンは6月末から8月いっぱ いまで。地域活性化のためラベンダー産業を売りにし ているので、各農場をめぐるラベンダートレールがで きる。ラベンダーを使った石けんやオイルが販売され る「ラベンダー祭り」も開催。今年は6月21日から23日 まで「ワシントンラベンダー農場」で催される。ドライブで駆け抜けたい ひまわり畑Photo by North Dakota Tourism ひまわりの産地といえば、「ひまわりの州」の愛称を 持つカンザス州かと思いきや、現在全米の半分のひ まわりを生産しているのは何を隠そうノースダコタ 州。生産地は州の南西部に集中していて、8月上旬が 見頃。ノースダコタにある全米ひまわり協会におすす めの観賞方法を聞いたところ、州中央を東西に走る 州間道路94号線を、州都ビスマークからディキンソン 方面に行くのがいいと教えてくれた。ただし、ひまわり は生産者が大切に育てているので、畑に入ったり摘 んだりしないようにしてほしいとのこと。見に行こう101970▲アメリカ歴 史重要文化 財に指定され ているサン・エ ステバン・レイミッション教会▶集落の中に ある唯一の木Photo by Matthew ChavezPhoto by Kenny ChavezPhoto by IrinaK / Shutterstock.comPhoto by  lazyllama / Shutterstock.com▲樹齢400年近い 「ラクウショウ」が生息 するカドー湖。ファンタ ジーの世界に迷い込 ん だ ような 景 色 が 広がる◀湖にはホワイトバス やオオクチバスなど 70種以上の魚と、 250種類以上の鳥が 生息している10


































































































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