Page 3 - NY Japion
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03|Vol. 913|Friday, April 28, 2017 COVER STORY国内旅行しよう国内でも異国情緒満喫プエルトリコの魅力離島、クレブラ島の『フラメ ンコビーチ』です」という森 本さん。惧種「オサガメ」が住んでい て、珍しい魚、鳥などの楽園 でもあるのだ。がる旧市街の中心にあり、 真っ白な外壁とゴシック調 の内装は厳粛な空気をか もし出す。プエルトリコの 初代統治者、フアン・ポン米国内でありながらリゾート施設あり、歴史あ り、さらには異国情緒まで感じられる旅行先と いえば、プエルトリコ。その魅力を旅行会社アム ネットの森本晴奈さんに聞いた。  白い砂浜が弓なりに約 1・6キロ続くフラメンコ ビーチは、ディスカバリー チャンネルで「世界で2番 目に美しい海」と称賛され た自然豊かな海。首都サン フアンから車で1時間のフ ァヤルド港から、フェリーに 乗ること約 分。移動に若 干の時間はかかるが「期待 以上のビーチが待ってい る」という。  もちろんリゾート施設として、プールなどを備えたホテルも多数存在する。 セ・デ・レオンはここに埋葬  「透き通った青い海とス ペイン領時代に作られた歴 史ある街並み、両方を一度 に味わうことができるのが 魅力です」と語るのは、旅行 会社アムネットの森本晴奈 さん。パスポートは不要だ。JFK国際空港とニューアーク国際空港から直行便で約4時間程度。「国内旅行でありながら海外旅行のような感覚を楽しめるのも、   「波が穏やかで遠浅なの プエルトリコならでは」と でシュノーケリングには最スペインが薫る街の侵略からサンフアンを守 るために1539年から 建設が開始された「エルモ ロ要塞」が見えてくる。約2 00年かけて拡張され続 けたこの要塞は、海面から 高さ メートル、厚さ6メ ートルの外壁を持つに至っ ている。その守りの堅さは 英国海軍提督として、また 大海賊として大航海時代 に名を馳せたフランシス・ ドレークをも撃退したこと でも知ることができる。  カリブ海に浮かぶ、四国の約半分ほどの総面積の大小の島々からなり、スペイン語で「富かな港」を意味するプエルトリコは、いわずもがな米国領なので、 行くべきスポットといえば適」とのこと。湾内に広がるサンゴ礁、その周りには色鮮やかな熱帯魚が多く生息し、運がよければマンタ、 市街)がある(写真右)。ピ森本さん。カリビアンブルーの海  「プエルトリコで絶対にウミガメにも出合える。ま た、このビーチの一番大き な特色は人の手がほとん ど入っていないということ で、周辺の自然環境がその まま残されている。そのた め、例えばウミガメでも体 長150センチの絶滅危ンク、黄色、緑などパステル 調の色彩を持つ建物を見て 歩けば、異国情緒を感じら れる。低層でサンフアン旧市街の 建物を思わせる宿泊施設 が多く、この地の雰囲気を 存分に楽しめる配慮がな されている。されている。  旧市街を抜けると、他国  首都サンフアンには、 〜 世紀のスペイン領時代 に作られたコロニアル調の 建造物が今も残り、街並み が世界遺産に登録されてい るオールドサンフアン(旧  その中でも見ておきたい のは、1521年築で米国 で2番目に古い「サンフア ン大聖堂」。石畳の道が広  「海に突き出た半島に建 てられた要塞で、屋上は三 方の海を見渡すことができ る絶景スポット」と森本さ ん。大西洋を臨み、堂々た る存在感を放つこの要塞や 色彩豊かな旧市街。豊かな 歴史を持つプエルトリコほ どおすすめしたい国内旅 行はない。今年の休みは気張らずに 行ける国内旅行はいかが? 今号では、国内でありなが ら異国情緒やリゾート気 分、自然を満喫できる、お すすめのデスティネーショ ンを紹介する。         Photo by Steven Szabados / CC BYフラメンコビーチ。旅行情報サイト「トリップアドバイザー」の 2016年世界ビーチランキングで6位Photo by Prayitno / CC BYサンフアン大聖堂。初代統治者フア ン・ポンセ・デ・レオンが眠っているAdam Schweigert / CC BYエルモロ要塞。当時使われていた大 砲が一部残っている森本晴奈さん AmnetTEL: 800-929-2663 www.amnet-usa.com451716 40Photo by Ron Kroetz / CC BY


































































































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