Page 4 - NY Japion
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新しいお茶の味を探求    J+B Design and Cafe(左)ほうじ茶と豆乳で作った「ほ うじ茶ラテ(」4ドル)。(右)抹茶と 豆乳で作った「抹茶ラテ」(4ドル50セント)。どちらも砂糖不使用「来流」の「どらやき」(1ドル75セン ト)、「抹茶プディング」(2ドル75セン ト)もいただけるカ フ ェ に 併 設 さ れ たショールームカジュアルに抹茶を楽しむMatcha Cafe Wabiイーストビレッジにあるカフェ(左)白あんが入った「桜スチーム も ち 」( 2 ド ル 5 0 セ ン ト ) と (、 右 右 ) )「 「 桜 桜 クッキー(」3ドル)Friday, April 15, 2016|Vol. 860|04 COVER STORYお茶を提供し続け12年    茶菴J+B Design and Cafe300 7th St.Brooklyn NY 11215TEL: 347-987-3217 www.jplusbdesign.comMatcha Cafe Wabi233 E. 4th St.(bet. Avenue A & B)Cha-an Teahouse230 E. 9th St., 2nd Fl. (bet. 2nd & 3rd Aves.) TEL: 212-228 8030 www.chaanteahouse. com中国緑茶の「ドラゴンウェル(龍井 茶)」(7ドル)。伝統的な茶芸でサ ーブしてくれる▲「ワビ抹茶ラテ」 (左)クリスピーな食感も楽「知覧煎茶」(7ドル)。緑茶の種類はさら に増やす予定(4ドル25セント)◀春限定の「桜抹 茶ラテ(」5ドル)しめる「アイスクリームサンドイッチ(」10ドル5セント)。 (右)底にほうじ茶のかんて ん が 入 っ た 「 ほ う じ 茶 あ んみつ(」9ドル)行きたい! お茶や抹茶をテーマにしたカフェ  2004年のオープン と語る。 以来、イーストビレッジの一   開店当初は日本茶の認ェル(龍井茶)」という中国 緑茶もいただける。角にたたずむ日本の甘味 屋「茶菴(ちゃあん)」。和を 意識した内装で、茶室を併 設するなどこだわりは細 部にまで宿る。知度が低く、日本食レスト ランで無料で飲めるものと 思われていたため「なぜお 茶にお金を払う必要があ るのか?」と客に驚かれた という。しかし忍耐強く奥 深い味の世界を伝え続け たことが功を奏し、最近の お茶ブームもあって、ます ます注目されている。  八木さんが考案した、抹 茶を混ぜたおこしで、ほう じ茶アイスを挟んだ「アイ スクリームサンドイッチ」 や、「ほうじ茶あんみつ」と いった、お茶を使ったオリジ ナルスイーツの数々も人気 を誇っている。  同店を運営するTICグループのフードアドバイザー、八木共子さんは「夫の八木社長が911テロの後、亡くなった方の冥福を祈りお酒を断ちました。そ   「抹茶」は濃過ぎず、万人 して社長の叔母と、私自身 に愛される味のものを提が茶道をたしなんでいるこ とから、お酒ではなく、日 本のお茶文化を広める店 を開くことにしたのです」供。また京都産の「宇治か ぶせ茶」、鹿児島県産の「知 覧(ちらん)煎茶」など厳選 した緑茶の他、「ドラゴンウ  2014年の冬にオープンした「抹茶カフェ ワビ」は、抹茶を使ったドリンクとスイーツ、軽食のテイク   2カ月ごとに変わる期んですよ」とスタッフの安アウト用カフェ。「たくさん の人に抹茶のおいしさを気 軽に知ってもらいたい」とい う、共同オーナーの南田英 昭さんと三井健さんの意 向から、カジュアルな雰囲 気の店だ。藤技華(あやか)さん。  抹茶を練り込んだクッ キーやマドレーヌなどの手 作りのお菓子や、熊本県の 天野製茶園や福岡県の新 川製茶園の茶葉も販売し ている。新緑の中、町散策を いている「桜抹茶ラテ」は、 しながらふらりと立ち寄  抹茶は静岡県産のオーガニックのものと、京都の宇治産のものを使用。看板 メニューの「ワビ抹茶ラテ」  「茶筅(ちゃせん)を使っ は、オリジナルの抹茶ペー て抹茶をたてると、滑らか ストと牛乳を混ぜて作った な泡ができるので、ラテに ドリンク。抹茶ペーストに したときの口当たりがいい  2014年にブルックリ 水。竹炭を入れて浄化した ン区パークスロープにオー 水で入れたお茶は、素材本 プンした「J+Bデザイン・ 来の味を楽しめる。 アンド・カフェ」。日本の伝   マネジャーの田代文雄さ 統芸能にインスパイアーさ んは、「カフェのコンセプト れたモダンなクラフトやコ 同様、お茶も他の食材と融 スメなどを扱うショールー 合させ、新たな味を作って ムに併設された、「日本と いきたい」と語る。その一つしさに驚く「ほうじ茶ラテ」 も、田代さんのオリジナル ティーだ。ブルックリンの融合」をコンが「アイスド・シトラス・グ リーンティー」。レモンの皮 を煮出してオイルを抽出 したお湯を冷やして、緑茶 を割ったもの。かんきつ系の  最新作は、ほうじ茶、タ ンポポ茶、ローズティーのブ レンドと、黒豆茶、カモミ ールティー、シナモンのブレ ンド。ヘルシーでおいしく、 そして新しい味を求め、田 代さんの挑戦は続く。セプトにしたカフェだ。   同店では煎茶(佐賀県で生産される嬉野茶)の他、ほうじ茶、麦茶、黒豆茶なども提供。カフェインが少 香りが、緑茶のほんのりとないほうじ茶、ノンカフェイ ンの黒豆茶は、健康志向の 地元住民にジワジワと浸透 してきている。こだわりはした苦味と絶妙にマッチし 初夏にぴったりの清涼感。 またほうじ茶を豆乳で割っ た、コーヒーのような香ばは、少量のヘビークリーム が入っているため、リッチな 味わいが楽しめる。間限定のメニューを設けて おり、今春は桜を使ったド リンクを提供。表面に桜の 花の塩漬けがちょこんと浮オーダーごとに客の目の前 で抹茶をたて、白あんと牛 乳を足し混ぜて作る。ほん のりとした甘さがあり飲み やすい。りたいお店だ。


































































































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