1週間のNY近郊の
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<ニューヨークシティー>
期日前投票数 初日に過去最高
ニューヨーク州では先月26日に2024年大統領選挙の期日前投票が始まり、ニューヨーク市の初日の投票者数が過去最高を記録した。先月27日付amニューヨークが伝えた。選挙管理委員会の報告では、新型コロナウイルスのパンデミック中に行われた20年大統領選挙時よりも5万人以上多い、14万人を超える有権者が投票した。5区で最多はブルックリン区の4万289人、続いてマンハッタン区の3万8237人、クイーンズ区の3万1671人、ブロンクス区の1万6462人、スタテンアイランド区は1万3486人となった。期日前投票は11月3日まで行われる。
<オールバニ>
転売詐欺に注意喚起 ワールドシリーズ
ヤンキースタジアムで15年ぶりのワールドシリーズが行われることを受け、ニューヨーク州のキャシー・ホークル州知事は、観戦需要が急増する中、チケット詐欺に警戒するよう呼びかけた。先月28日付ニューヨークポストが伝えた。チケットは最低価格で1500ドルと法外な値で取引されていたが、ヤンキースがロサンゼルスで最初の2戦を落とした後、3戦目の転売価格は700ドルに急落した。クレイグスリストのウェブサイト上で存在しない席が販売されたことなどから、州消費者保護局は売り手を確認し、低価格には疑いを持ち、可能なら直接購入するようアドバイスしている。
直接入学プログラム 成績優秀者SUNYへ
ニューヨーク州のキャシー・ホークル州知事は先月24日、大学教育の重要性から、成績がクラス上位10%に入る同州の学生を特定のニューヨーク州立大学(SUNY)に自動的に受け入れると発表した。同日付ゴッサミストが伝えた。プログラムは、大学進学者の減少が顕著な低所得家庭支援の一環で、オールバニ大学、パーチェス大学、ストーニーブルック大学などが含まれる。ニューヨーク市とその他数十の地区の公立校を対象に開始し、州全体に拡大させていく。学生は成績に加え、国際バカロレア、一定レベルのSAT、ACTまたはAPのスコアの提出が必要となる。
<マンハッタン>
トランプ大規模集会 差別発言相次ぐ
ドナルド・トランプ前大統領は選挙を9日後に控えた先月27日夜、マディソン・スクエア・ガーデンで大規模な集会を行った。同日付NBCニューヨークが伝えた。ファーストレディーのメラニア夫人から観客に紹介された前大統領は満員のアリーナで、対外政策や移民問題、家族を介護する人を対象にした新たな税額控除案などについて語った。前大統領の入場前に共産党全国大会で登壇した多くの人物が演説をし、キャスターのタッカー・カールソン氏、コメディアンのトニー・ヒンチクリフ氏らが、カマラ・ハリス副大統領や移民に対して露骨で差別的な発言を繰り返した。
25歳以下、無料に ホイットニー美術館
ホイットニー美術館は、12月中旬より25歳以下の来館者の入館を無料にすると発表した。先月23日付ニューヨークポストが伝えた。同館は、経済状況が最も厳しい若い客層に向けてより支援ができればと期待する。今年1月から開始した金曜夕方と第二日曜に30ドル(大人)の入館料が無料になるプログラムを利用し、約20万人のアート愛好者が訪れている。金曜夕方だけでも、来館者の平均年齢が10歳以上も下がり、過半数が初めて来る客だった。スコット・ロスコフ館長は「ホイットニーを米国で最もアクセスしやすい大規模な美術館にすることを目指したい」と述べた。
<ニュージャージー>
大谷の本塁打ボール 史上最高値で落札
ニュージャージー州に本社を置くゴールディンオークションズで先月22日、大谷翔平選手の50号ホームランボールが439万2000ドルで落札された。先月23日付FOX5ニューヨークが伝えた。MLB史上初めて、同シーズンに50本塁打、50盗塁を達成した大谷選手の歴史的ボールの入札は50万ドルから始まり、野球ボールの落札価格ではこれまでトップだったマーク・マグワイア選手の70号ボールの300万ドルを超えて最高額となった。出品した男性は所有権を主張する二人から提訴されており、落札額のいくらが出品者に渡るかは明らかでない。
<ロングアイランド>
人身売買で無罪主張 アバクロ元CEO
アバクロンビー&フィッチのマイク・ジェフリーズ元CEOはロングアイランドの法廷で先月25日、国際的な性的人身売買と売春組織を運営していた容疑に対して無罪を主張した。同日付CBSニューヨークが伝えた。被告はCEOの地位を利用し、モデルになれると示唆しては若い男性らを性行為に誘い込んだとして、恋人のマシュー・スミス被告、ジェームス・ジェイコブソン被告と共に逮捕された。ロングアイランドの自宅を担保に1000万ドルで保釈されたが、自宅監禁、電子監視、共犯者、被害者や証人との接触を禁じる条件が科されており、12日に再び出廷が予定されている。
<ブルックリン>
4歳男児が餓死 児童福祉局を提訴
4歳のジャメイク・モドリン君がハーレム地区のアパートで餓死した事件で、ブルックリン区に住む男児の叔母が、甥の安全監視を怠ったとしてニューヨーク市児童福祉局(ACS)を提訴したことが家族の弁護士によって発表された。24日付ニューヨークタイムズが伝えた。叔母は、甥の父親による母親への家庭内暴力や子供たちの栄養失調など複数の報告にもかかわらず、同局が適切な措置を取らなかったと主張、4000万ドルの損害賠償と子供たちの親権を求めている。ジャメイク君の死は市内で抗議を引き起こし、ACSの対応を追求する声が高まっている。
<コネティカット>
非常事態宣言 州全域で火災気象
コネティカット州のネッド・ラモント州知事は先月25日、州全域が深刻な火災気象にあり、ラメンテーション山で発生した山火事への対応が続いていることから、非常事態宣言を発令した。同日付パッチが伝えた。知事は「この2カ月間、州は非常に乾燥し雨不足に見舞われ、いくつもの火災が発生している」と述べ、今後7〜10日、雨の予報がないことから、野外での焚き火を避けるよう呼びかけた。米国国立気象局は危機的な火災気象にレッドフラッグ警報を出し、危機管理局が潜在的な火災の監視と抑制、発生した火災への対応に向けて体制を整える。