<マンハッタ&#
1週間のNY近郊の話題をチェック
<マンハッタン>
誇り示すパレード コロンブスデー
5アベニューで14日、恒例のコロンブスデーパレードが開催され、国旗が振られ、マーチングバンドが演奏し、フロートやクラシックカーがイタリア気分を盛り上げながら行進した。同日付CBSニューヨークが伝えた。パレードに先立ち、セントパトリック大聖堂ではミサが行われた。イタリア総領事は、19世紀終わりから米国に到着したイタリア人が多くの苦難や差別を乗り越え米国に溶け込んできた歴史を語り、エリック・アダムス市長は「初期のアイルランド人やイタリア人が築いたインフラが今もこの街の基盤となっていることに高揚感を覚える」と述べた。
MSGで集会計画 トランプ前大統領
トランプ前大統領がマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で10月27日に選挙集会を予定している。9日付ABC7ニューヨークが伝えた。前大統領は9日にペンシルベニア州で行った集会でMSGを借りたことを明らかにし、自身が育ったニューヨーク市で2回目の集会となる。過去2度の選挙は20ポイント以上の差で敗れているものの、民主党多数の同州での勝利を信じると公言しており、世界で最も有名な会場を使うことでメディアの関心をひく狙いもある。また、ニュージャージー州、バージニア州、ニューメキシコ州など、民主党寄りの他州でも集会を計画中であると述べた。
<ブルックリン>
「サミー法」施行 制限速度20マイルに
9日、ニューヨーク市の特定地域で制限速度を時速20マイルに引き下げる「サミー法」が施行された。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。市運輸局は、11年前に12歳のサミー・コーエン・エクスタイン君が車にひかれ亡くなった街区であるブルックリン区プロスペクトパークウエストのグランド・アーミー・プラザからバーテル・プリチャード・スクエア間の19ブロックに時速20マイルの制限速度標識を設置。今後、ローワーマンハッタン地区、アッパーマンハッタン地区にスローゾーンを導入し、来年末までに学校や共有ストリートなどを優先に250カ所で制限速度が引き下げられる予定だ。
<トライステート>
多彩なオーロラ トライステートで観測
10日夜、ニューヨーク市5区や郊外、ニュージャージー州、コネティカット州でオーロラが観測され、通常見られない地域で撮影されたオーロラ写真が多数ソーシャルメディアに投稿された。11日付PIX11が伝えた。アメリカ自然史博物館の主任研究員で教育マネージャーのジャッキー・ファハーティー博士は、今回トライステートでオーロラが見えた理由について、太陽は活動期に大きなゲップをして大量の荷電粒子を送り出し、それが地球の磁気圏と相互作用し明るい光が見えると説明。ブルックリン区に住む男性はスマホを使うとよりクリアだが、肉眼でも見えたと話した。
<ウェストチェスター>
川崎が記念式典 5000車両納入
ヨンカーズ市に拠点を置く川崎車両株式会社は米国市場に5000両目の鉄道車両を納入したことを記念し、9日、式典を開いた。13日付パッチが伝えた。同社は1979年の市場参入以来、ニューヨーク市交通局に2456両、メトロノース鉄道に474両、ロングアイランド鉄道に336両納入してきた。廣瀬雄介社長は、社にとっての重要な節目で、「地域経済を活性化させ、安全性、信頼性、快適性を提供してきた歴史を誇りに思う」と述べた。MTAのリーバー会長兼CEOは、「川崎は40年にわたって信頼のおけるパートナーで、地下鉄再建に不可欠な存在だ」
<ニュージャージー>
サレ監督を解雇 NYジェッツ
NFLのニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ、ロバート・サレ氏が8日、解任された。同日付NBCニューヨークが伝えた。サレ氏は2021年から3年半にわたりジェッツの指揮官を務めてきたが、成績は20勝36敗と振るわず、シーズン勝ち越しを一度も達成できなかった。チームオーナーのウッディ・ジョンソン氏は、「解任は簡単な決断ではなかったが、今こそチームが新たな方向に進むべき時だと信じている」と発表した。2021年からチームの守備コーディネーターを務めるジェフ・ウルブリッチ氏が暫定ヘッドコーチに指名され、今シーズン残りの指揮を執る。とコメントした。
<スタテンアイランド>
ハーフマラソン 9000人以上参加
スタテンアイランド区で13日開催されたニューヨーク・ロードランナーズ・スタテンアイランドハーフマラソンに9000人以上が参加した。同日付PIX11が伝えた。レースはファイブボローシリーズの一環で、11月開催のTCSニューヨークシティーマラソンに向けて調整を行うための重要なステップストーンとなっており、ニューヨークロードランナーズによると人気レースへのエントリーは完売となった。37回目となる今年は新たな青少年プログラムとして、2歳から12歳までの子供がランニング、ジャンプ、ベースランニングなどアクティブに体を動かす機会が設けられた。
<クイーンズ>
母の遺体が別国に 家族が葬儀社提訴
クイーンズ区の家族が、母親のひつぎを別国に搬送した葬儀社とその親会社を訴えている。10日付NBCニューヨークが伝えた。96歳で死亡したカルメン・マルドナドさんはエクアドルで夫の隣に埋葬されたいと望んでいたため、遺族は現地で葬儀準備を進めていたが、38歳の息子の葬儀を行うグアテマラの家族が、ひつぎにカルメンさんの遺体を見つけたことをSNSの投稿で知った。両遺体はクイーンズ区のリベラ葬儀社が誤って搬送しており、取り違えを隠蔽しようとしていた。カルメンさんの遺体は、息子がグアテマラで多くの手続きを踏んで引き取り、無事埋葬された。
<ロングアイランド>
麻薬所持で起訴 350万人殺せる量
大量の違法薬物を所有していたとして、麻薬所持、密売、児童危険罪など九つの罪状で起訴された男がサフォーク郡裁判所で無実を主張した。11日付ゴッサミストが伝えた。郡検察当局によると、レモン・ギブソン被告(43歳)が二人の子供と住むベルポートの家から、フェンタニル15ポンド、コカイン18ポンド、キシラジン0.5ポンドが押収され、フェンタニルの量はロングアイランド地区中の人を殺害するのに十分な量だという。被告は80万ドルを支払い保釈され、弁護士は「被告はいかなる種類の密売人ではない」と述べ、証拠を揃え弁護に臨むとしている。