ニュースダイジェスト 

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オールバニ

中国渡航の3人を検査
コロナウイルス

ニューヨーク市保健当局は3日、市内で3人がコロナウイルスの検査を受け、結果待ちだと発表した。3人は中国に最近渡航し、コロナウイルスの症状である熱、せき、息切れが見られていた。同日付CBSニューヨークが伝えた。

同日までのコロナウイルスによる死亡者は、中国で425人、フィリピンで1人。米国での感染者は11人、全世界では1万7000人以上といわれている。ニューヨーク市内では多くの人がマスクを着けて予防に努めている。

JFKとニューアークの国際空港を含む全米11空港では、2日から中国本土から米国へ入国する全員に追加検査の実施を開始した。最近中国に滞在していた非米国市民は、入国を拒否される可能性もあるといわれている。

ニューヨーク州全体では3日までに14人がコロナウイルスの検査を受け、うち11人が陰性、残り3人は4日現在結果待ち。アンドリュー・クオモ知事は、パニックにならないよう市民に訴えた。一方、ニュージャージー州のフィル・マーフィー知事は、コロナウイルス対策を調整するための作業部会を設置した。


ニュージャージー

容疑者は自殺した恋人
殺人、別件で児ポ容疑も

ニュージャージー州モンマス郡検察局は先月27日、オールドブリッジで遺体で発見された女性は、元恋人のジョン・オズビルゲン容疑者(29)に殺害されたと断定した。先月30日付CBSニューヨークが伝えた。

遺体で発見されたのは、同郡フリーホールド在住のステファニー・パーゼさん(25)。ステファニーさんは昨年10月30日から行方不明だった。同郡のクリストファー・グラミチョーニ検事によると、捜査の早い段階で同容疑者が浮かび上がっていた。捜査過程で児童ポルノの容疑が浮上し、警察が同容疑者を逮捕。数週間後、同容疑者は自宅で自らの命を絶っている。

同検事によると、オズビルゲン容疑者は「刑務所での生活はできない」とメモを残しており、両親に宛てて、「児童ポルノ容疑を除いてニュースでいわれていることは事実」と認めた。同容疑者がステファニーさんを暴行した過去があると同検事が話している。

検死官は、ステファニーさんの死亡原因を判断するため、全力で検死に取り組んでいるという。


ニュージャージー

教会で破壊行為
男2人を起訴

ニュージャージー州モンマス郡の教会で、オルガンを破壊し、そのパイプを盗もうとした男2人が、強盗、器物損壊および不法侵入罪で起訴された。先月29日付NBCニューヨークが伝えた。

事件は先月21日または22日に、同郡フリーホールドの「ファースト・ユナイテッド・メソジスト教会」で起きた。起訴された2人は、フリーホールド在住のジュニア・B・ロメロ(35)とダーウィン・ロメロ(35)。警察は、事件に関連している3人目の容疑者を現在捜索中。

同教会によると、破壊されたオルガンは1967年に寄贈されたもので、複数のパイプが取り外された状態で、オルガンの前に積まれていたという。

同教会のウィル・ウィルソン牧師は、「オルガンの損害金額は1万5000ドルから2万ドルと推定される」とSNSに投稿。「けが人が出ず、何も盗まれなかったことに感謝しつつ、犯人のために祈っている」と述べた。


マンハッタン

運賃廃止求めて抗議活動
市内全域で13人を逮捕

先月31日夜、マンハッタン区グランドセントラル駅など市内全域で、地下鉄の運賃廃止を訴える抗議活動が行われた。MTA警察は同駅で3人を逮捕し、8人に召喚場を発行。NYPDは市内全域で13人を逮捕し、11人に違反切符を発行した。1日付ABC7ニューヨークが伝えた。

地下鉄の運賃廃止を訴え、無賃乗車に対する警察の取り締まりに抗議する人々が、同駅グレートホールの時計の下に集結。腕を組んで、「2・75ドルなんてやめろ」と書いたプラカードを掲げた。

抗議活動は、15歳の少年がブルックリン区ダウンタウンの地下鉄駅で逮捕されたことからスタート。人々は昨年11月に同区とハーレムで抗議を行い、「警察が地下鉄での軽犯罪を標的に、マイノリティーを差別している」と訴えてきた。


ロングアイランド

建設現場で陥没
作業員2人死亡

ニューヨーク州ナッソー郡で先月28日、建築現場で掘削した溝の壁が崩壊し、作業員男性2人が死亡した。先月30日付NBCニューヨークが伝えた。

同郡アッパーブルックビルのウルバー・ホロー・ロードの住宅建設現場で午後4時30分ごろ、深さおよそ30フィートの穴の壁の一部が崩壊。浄化槽を設置していた作業員2人が崩れた土砂に埋まった。

救助隊はシャベルを使い作業員1人を掘り出したが、すでに死亡していた。

もう1人の57歳の作業員の救助は、埋まった場所を探し当てることができず、捜査は一時中断。事故からおよそ24時間経った翌29日、土砂の中から遺体で発見された。

同郡警察のリチャード・ルブルーン警部補は28日、「土と砂でできた壁の一つが崩れ始め、およそ5〜7フィートの湿った土と砂が2人の作業員を覆い隠した」と述べた。

現場付近の住人も、事故発生時に揺れを感じたと語っていた。

警察は、事故発生の原因の調査を開始すると述べている。


ブロンクス

生後1カ月の乳児死亡
窒息死させた父親を逮捕

ブロンクス区オリンビルで先月29日、生後1カ月の乳児が死亡したことに関連し、乳児の父親が逮捕された。先月30日付PIX11が伝えた。

同区オリンビルのホランドアベニューで先月29日の午前6時17分、「乳児の意識がない」と911通報があり、警官が駆け付けた。その後、救急医療隊が乳児をモンテフィオーレ北病院に搬送し、そこで死亡を確認した。

警察によると、母親は午前3時半ごろに乳児に授乳し、ゆりかごに寝かせた。そして、午前6時15分ごろに再び授乳しようとした乳児に反応がなく、乳児の父親のテシャワン・ワトキンス被告(27)が心肺蘇生を試みたという。

医師は、「乳児には明白な外傷はなく、医学的な問題もなかった」と述べた。

その後、被告は警察に対し、枕を息子の上に置いて泣き声を止め、窒息させたと告白。警察は先月30日夜、ワトキンス被告を逮捕した。

同被告は第二級殺人、故殺、過失致死、児童に有害な行動などの罪で起訴された。乳児の死亡は殺人とみなされている。


コネティカット

殺害容疑の男が自殺
昨年から妻が行方不明

先月30日、疎遠になった妻を殺害した容疑で起訴されていた、コネティカット州在住のフォティス・デュロス被告(52)が、出頭前に自殺を図り、死亡した。同被告の弁護士が同日夜発表し、ABC7ニューヨークが伝えた。

デュロス被告は先月28日、予定されていた保釈審問に出頭せず、同州ファーミントンの自宅ガレージで、一酸化炭素中毒の状態で発見された。警察は自宅を捜索したが、遺書や重要証拠は見つからなかった。だが消息筋によると、被告が自身の無実を繰り返す文書が見つかったという。同文書がいつ書かれたかは不明。

デュロス被告の妻ジェニファーさんは5人の子供の母親で、昨年5月24日以来、行方不明となっている。同被告はジェニファーさんの殺害容疑で起訴されたが、殺人と誘拐容疑に対して無罪を主張していた。

同被告の弁護団は、潔白を証明する異例の手段として、同被告の遺産管理財団を被告として、裁判を続行するよう裁判所に請願している。


マンハッタン

血まみれで死亡
容疑者の男が出頭

マンハッタン区アッパーイーストサイドの住宅で、64歳の男性の血まみれの死体が発見された事件に関連して、先月31日、24歳の男が殺人、重窃盗罪および盗品の不法所持の容疑で逮捕された。同日付NBCニューヨークが伝えた。

オクラホマ州出身のアレックス・レイ・スコット容疑者は、マンハッタン区ミッドタウンの警察署に出頭し、殺人を犯した可能性があると述べた。

警察は同容疑者の上着に血が付着しているのを発見し、事情聴取を行った。さらに、犠牲者のケネス・サビンスキさんと容疑者が、殺害が行われる前に一緒にいたことを示す動画が発見された。

警察は先月29日の午後4時すぎ、サビンスキさんの死体を発見。警察はサビンスキさんが、ある種の性的行為が目的で容疑者と出会った可能性があると述べた。


オールバニ

3月からビニール袋禁止
各小売店で啓蒙活動

3月1日、ニューヨーク州内の大半の店舗で、使い捨てレジ袋の使用が禁止される。これを受けて、州内の小売各店のレジ前には、法案の施行を知らせる掲示が登場した。先月28日付PIX11が伝えた。

プラスチックのレジ袋が禁止となり、ニューヨーク市では紙袋1枚に5セントが課される。同法案は昨年、州議会で可決され、アンドリュー・クオモ知事が署名。紙袋課金で得た資金は、環境保護と再利用可能なバッグの供給に充てられる。法案の反対者は、ごみ廃棄場に埋め立てるレジ袋の影響を調査するよう、政府に求めた。

市清掃局は、法案施行により数百万ドルが節約できると推定。市議会議員らと協力し、無料の再利用可能バッグの配布を行っている。ジミー・バン・ブレイマー市議会議員は、クイーンズ区の地下鉄7ライン各駅と同区サニーサイドの事務所で配布を開始した。


マンハッタン

地下鉄に落書き行為
アーティストの仕業か

先月29日朝、地下鉄Eラインのワールド・トレード・センター近くで、落書きされた車両が、塗料がまだ乾いていない状態で発見された。同日付CBSニューヨークが伝えた。

地下鉄の車両全体への落書き行為は、昨年夏からこれで5件目。MTAによると、落書きはトンネル内の待避区域に停止した車両などの監視カメラや、警官の目の届かない場所で行われ、長時間の作業を要するという。

先月20日には、ブルックリン区のチャーチアベニュー駅で、Fラインの車両全体に落書きが見つかった。

MTAは、2010年代前半に発生した車両の落書き行為は年間およそ200件だったが、18年までに約600件に増加したと述べた。落書き行為に関連した逮捕者は、4日現在出ていない。


マンハッタン

新名所で飛び降りか
19歳男性が死亡

1日、マンハッタン区ハドソンヤードの巨大建造物「ベッセル」から19歳男性が飛び降り、現場で死亡した。2日付ゴッサミストが伝えた。

午後5時46分に「男性が飛び降りた」との通報を受け、警官複数が現場に向かった。「ベッセル」は高さ約45メートルで、3日現在、男性が同建造物のどこから飛び降りたかは特定されていない。男性は付近の病院に搬送され、6時すぎに死亡を宣告された。

地元紙によると、旅行者数十人がこの悲劇を目撃し、うち1人は自分の上着を飛び降りた男性の顔にかけた。警察は、その場にいた人々に退去を命じ、人々は黙って階段を下りた。

2500段の階段と80カ所の踊り場だけで構成された、赤銅色のハチの巣のような「ベッセル」は、昨年3月のオープン以来、ニューヨークの街を見下ろせる新たな観光名所となっている。頂上までの通路には、成人の腰あたりの高さの手すりがついている。

男性が飛び降りた理由などは、4日現在も明らかになっていない。


ブルックリン

鉛中毒のタカ救出
連邦検事局前で

ブルックリン区ダウンタウンで先月28日、鉛中毒で動けないタカが、新人の野生動物リハビリ療法士によって救出された。同29日付ゴッサミストが伝えた。

デービッド・カロプキンさんは弁護士で、ニューヨーク州環境保全局の資格を持つ、野生動物リハビリ療法士でもある。カロプキンさんは、同区のティラリーとアダムズストリートにある、ニューヨーク東部地区連邦検事局に勤務する男性から、「同局の荷物積み下ろし場でアカオノスリがしばらく動かないでいる」というテキストを受信し、出動した。

カロプキンさんが、救出したタカをマンハッタン区アッパーウェストサイドの野鳥保護基金に連れて行ったところ、鉛中毒により首が下に向く筋肉障害が起きていたことが分かった。中毒のレベルは低く、快方に向かう見込みという。


マンハッタン

人気ドーナツ店が復活
事業拡大計画を発表

人気のドーナツ店「クリスピー・クリーム」が先月29日、ペンステーション構内店舗の新装開店を皮切りに、ニューヨーク市内に新たに6店舗をオープンする、事業拡大計画を発表した。同日付パッチが伝えた。

同社の広報担当者によると、同駅内の店舗は、ペンプラザ2のアムトラックレベルに開店する予定で、2009年の事業規模縮小により、市内で唯一残った店舗を改装したもの。

新たな事業拡大計画には、今月4日に開店した6アベニューの西37ストリート店、そして同店の旗艦店と、タイムズスクエア店が続く。

大規模に開店するタイムズスクエア店には、ネオンサイン「ホットライト」の世界最大級サイズを設置。また新鮮なドーナツがオーブンから出てきた瞬間を知らせる、同店のアイコン、「クリスピー・クリーム・シグナル」が設置される。

同店は2020年末までに、金融街、ハーレム、アッパーウェストサイド、ブロンクス区イーストフォーダムなど、市内で7店舗を順次開店する予定。

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