ニュースダイジェスト 

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クイーンズ

92歳女性を路上で暴行
殺人で21歳の男を起訴

10日、クイーンズ区の路上で6日に発見され、病院で死亡を宣告された92歳の女性に関連して、21歳の男が殺人と性的虐待容疑で起訴された。10日付NBCニューヨークが伝えた。

NYPDは当初、女性は転落事故により死亡したとみなしていたが、監視カメラ映像によると、同区リッチモンドヒル在住のリアズ・カーン被告が女性の後をつけて攻撃していた。

両者は駐車した車の背後に倒れ込み、数分後に同被告のみが起き上がった。被告は女性に対して性的暴行を行い、その後、現場から逃走した。

検察は「これは無分別で残虐な暴力行為。被告が有罪となった場合、25年から終身刑の判決を受ける見込み」と述べた。被害者の死因は確定されていないが、首に打撲傷、股間も負傷していたという。

被告には犯罪歴があるが、警察はその詳細を発表しなかった。


マンハッタン

UWSで水道管破裂
浸水被害で地下鉄一部閉鎖

マンハッタン区アッパーウェストサイドのリンカーンセンター付近で、13日朝、給水本管が破裂。これを受けて一部の地下鉄が閉鎖され、月曜朝の通勤の足が混乱した。同日付NBCニューヨークが伝えた。

同日午前5時前、ブロードウェーの64〜66ストリートの間で消火栓が水漏れしているとの通報があり、FDNYが現場に急行。給水本管が破裂していることが判明した。路上は浸水し、水深は一部では作業員のひざまで及んだ。一部の建物では内部まで浸水し、「TKTS」やレストランも浸水、ガレージでは52台の自動車が水中に沈んだ。

市は、破裂した水道管の修理には数日を要すると発表。42〜96ストリートまの両方向で地下鉄1、2、3ラインが運行停止となり、乗客5万5000人の足に影響が出た。


マンハッタン

OMNYで二重請求
ポケットのスマホが反応

MTAはニューヨーク市地下鉄の利用者に対して、新たに導入したタップ式読み取り機「OMNY」で使用されている「エクスプレストランジット」機能が原因による、運賃の二重請求が起きていることを警告した。9日付ABC7ニューヨークが伝えた。

「エクスプレス・トランジット」は、アイフォンのキャッシュレス決済アプリ「アップルペイ」を利用したシステムで、携帯電話を「OMNY」にかざすと運賃が引き落とされる。だが一部の長身の利用者が、メトロカードを使用しているにもかかわらず、ポケットに入れていたスマホが「OMNY」に触れたことで、運賃が引き落とされるという事例が報告されている。

MTAの発表によると、現在までに500万回以上のタップ機能が利用されているが、意図しない運賃読み取りが起きたのは約30回のみ。利用者に対し、メトロカードを使用する際は、「エクスプレス・トランジット」などの簡易決済機能をオフにして、二重請求を防ぐよう呼び掛けた。


ブルックリン

防犯カメラ100台新設
反ユダヤ対抗で市長が発表

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は10日、反ユダヤ犯罪防止のために、ブルックリン区のユダヤ人居住地区に新たに100台の防犯カメラを設置すると発表した。11日付NBCニューヨークが伝えた。

防犯カメラが設置されるのは、同区ウィリアムズバーグ、クラウンハイツ、ボローパークで、3月までに、まず30台が設置される。

これらの3地区では、かつらや帽子を脱がそうとする行為から、より暴力的な攻撃に至るまで、超正統派ユダヤ人居住区に対する攻撃が報告されている。

NYPDによると、昨年の市内における反ユダヤ犯罪は、2年前に比べて21%増えたという。

同地区では昨年12月10日にニュージャージー州ジャージーシティーで起きた、ユダヤ系食料品店での銃撃事件、同29日に郊外で起きたハヌカの祝いの負傷事件など受けて、反ユダヤ犯罪に対する懸念がさらに高まっている。

デブラシオ市長は、「ユダヤ人社会に対する攻撃は、ニューヨーク市民全員に対する攻撃である」と声明で述べた。


オールバニ

大麻合法化誓う
知事が施政方針演説

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は8日、施政方針演説を行い、2020年にマリファナを合法化すると誓った。同日付パッチが伝えた。

同知事は18年12月にマリファナの合法化を初めて承認。しかし、マンハッタン区代表のリズ・クルーガー州議会議員が提案する合法化の法案が、地方自治体の税収などの使い道を巡り議員の合意に至らなかったため、完全合法化は19年の州予算に含まれなかった。

同知事はコネティカット州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州の近隣州と協力し、21歳以上の成人向けマリファナの合法化に向けた、「安全で公平なシステムを構築」することを希望していると述べた。

さらに同知事は演説の中で、同州が先導的立場を取れるよう、ニューヨーク州立大学に大麻と麻の研究センターの設立を呼び掛けた。

全米では、東海岸のメイン州、バーモント州、マサチューセッツ州を含む11州で、嗜好用マリファナが合法化されている。


マンハッタン

走行中車両のドア開く
新型車両300台回収

最新型の地下鉄車両「R179」の一部で、走行中にドアが開く不具合が2件発生したことを受け、MTAは同型全車両を回収して検査を行うと発表した。10日付ABC7ニュースが伝えた。

不具合は、いずれも南行きCラインで発生。12月24日、ブルックリン区ハイストリート駅近くを走行中の車両のドアが約10センチ開いた。1月3日には、同区ジェイストリート=メトロテック駅のプラットフォームで同様の問題が発生し、車両が緊急停車。けが人は出なかった。

同車両を製造したカナダの「ボンバルディア社」は、ドアロック装置の問題だと発表。検査が終了するまで旧型車両が代わりに走行したため、対応当初は運行の遅れが一部でみられた。

MTAは、同社の納期遅れや車両デザイン、組み立て方法を激しく非難した。

また、ニューヨーク市のスコット・ストリンガー会計監査官も先月同社の監査を行い、「MTA利用客が同社に対する6億ドルの支払いを負担したにもかかわらず、致命的欠陥のために車両が回収された」と非難している。


マンハッタン

銃撃事件で警察発砲
男性2人死亡

マンハッタン区イーストビレッジのバーで9日未明、男性2人が口論となり、そのうち1人が路上で別の1人を銃撃して殺害。銃撃した男は警察の発砲により死亡したと、NYPDが記者会見で発表した。同日付PIX11が伝えた。

9日午前3時30分ごろ、警官2人が同地区トンプキンススクエア公園を巡回していたところ、付近のアベニューAと東7ストリートで銃声を聞き、現場に急行。警官は、男性1人が別の1人を銃撃したところを目撃し、銃を持った男性に対して地面に伏せるよう何回も警告したが従わなかったため、およそ3回発砲したという。男性2人は搬送先の病院で死亡を宣告された。

死亡した2人の体の付近から、それぞれ0・22インチ口径の拳銃1丁ずつが発見された。

銃撃事件に関与した警官2人は、検査のため病院に搬送されたが、けがはなかったという。警官らは事件当時にボディーカメラを装着しており、NYPDは、その映像を検証しているという。


ブロンクス

15歳が1ドル強盗
男性2人に暴行

6日、ブロンクス区モリサニアで男性を殴打し死亡させた15歳の少年が逮捕、起訴された。7日付パッチが伝えた。

警察によると、事件は昨年12月24日の午前1時30分ごろ、3アベニューと東164ストリート付近で発生。18歳と15歳の少年が、ホァン・フレスナダさん(60)と一緒にいた29歳の男性を金銭目当てで襲ったという。

少年らはフレスナダさんらに所持金を要求し、2人が断ると、殴る蹴るの暴力を加えた。被害者が地面に倒れると、少年らは1ドルを奪い逃走した。

頭部にけがを負ったフレスナダさんは、3日後に死亡した。

NYPDはブロンクス区第42分署で午後2時30分ごろ、15歳の少年を逮捕。その後、殺人およびギャングによる暴行罪で起訴した。少年の氏名は公表されていない。

また、11日付のデイリーニュースによると、フレスナダさんらを襲った少年らは5人組で、10日には14歳の少年も逮捕されている。


ロングアイランド

メイシーズ30店舗閉鎖
2年ぶり売上減少受け

大手デパートチェーン店「メイシーズ」は8日、利益率を高めるために最も収益性の高い店舗に注力するとし、全米のおよそ30店舗の閉鎖を発表した。同日付NBCニューヨークが伝えた。

同店は第3四半期の売上高が2年ぶりに減少したと発表。売上高減少は、季節外れの温暖な気候とぜい弱な交通が原因とみている。

2016年に100店舗の閉鎖を発表後、17年に68店舗、18年に12店舗近くを閉鎖。昨年閉鎖されたのは10店舗未満だったが、このほとんどがリース期限の終了に伴う閉鎖だった。

同店には「ブルーミングデールズ」を含むおよそ680店舗のデパートと、アウトレット店など190店の専門店を擁している。

メイシーズの株価は過去12カ月で40%以上下落しているが、新たな店舗閉鎖を発表した後は2・4%上昇した。


ニュージャージー

LGBTQ教育
試験導入を開始

ニュージャージー州のフィル・マーフィー知事は、LGBTQの人々について指導するカリキュラムの導入を、学区に義務付ける法案に署名した。8日付PIX11が伝えた。

同州では12学区が試験プログラムの実施を始め、8日には州全域で教師向けトレーニングが開始。今年9月には、州内全域でLGBTQカリキュラムが導入される。

試験プログラムに参加している学校は、データ収集・分析、指導計画作成、教師への指導を行っていく。

プログラムに参加したミドルセックス郡ハイランドパーク区の高校のスコット・テイラー教育長は、「偏見や憎悪による事件が増加している中で、同カリキュラムを早くから導入することが重要だと感じている」と語った。

一方、性の問題は従来、主に両親が子供たちへの提示方法を決めてきており、政府の決定によるものではないという、保守派からの反論も出ている。


ウェストチェスター

高校生が見事発見
1300光年離れた新惑星

ニューヨーク州ウェスチェスター郡在住の高校3年生が昨年6月、新惑星を発見していたことが分かった。9日付CBSローカルニュースが伝えた。

17歳のウルフ・クキア君は、犬と遊ぶことと、「スター・ウォーズ」が好きな普通の高校生。メリーランド州のゴダード宇宙飛行センターで、NASAのインターンを始めてから3日目に新惑星を発見したという。

クキア君は、太陽系外惑星を探索するための望遠鏡観測を課題として与えられ、二つの星の軌道が交差するときに、光が消滅する様子を観察した。やがて、何かが二つの星からの光を遮り、望遠鏡に到達する光の量がわずかに減少していることに気付き、新星の存在を発見した。

クキア君は新星の発見後に観察を続け、最近になってからNASAに連絡。新星は「TOI1338」と名付けられた。この惑星は、地球から1300光年に位置し、地球の約7倍の大きさ。クキア君はプリンストン大学に入学を許可されているが、進路は今のところ未定だという。


マンハッタン

ハリポタ旗艦店
今年夏オープン

ワーナー・ブラザースは9日、マンハッタン区フラットアイロン地区のフラットアイアンビル隣に今年夏、世界初のハリー・ポッター旗艦店をオープンすると発表した。同日付ゴッサミストが伝えた。

「ハリー・ポッター」と「ファンタスティック・ビースト」で最大級の品ぞろえを用意し、限定アイテムが購入できるという。

旗艦店は、ブロードウェーの東22ストリート付近の1860年に建てられた歴史的建造物に入居する。

だが、地元住民による歴史建造物保存委員会は、建物の正面に設置予定の旗ざおや歩道カフェなどが景観を損なうとの理由から、同社が提出した設計案を却下している。


クイーンズ

190年営業のバー存続
市の介入で閉店免れる

クイーンズ区ウッドヘブンで10日、家賃高騰により閉店の瀬戸際だった老舗バーが、ニューヨーク市の介入で閉店を免れた。同日付ニューヨークタイムズが伝えた。

同区88アベニューと78ストリートの角に位置する「ニールズ・タバーン」は1829年開業以来、190年間営業を続けてきている。同店は、マーティン・スコセッシ監督の「グッドフェローズ」の撮影場所としても有名な店。

所有者のロイ・ゴードン氏は11年前に営業を引き継いだが、月額2000ドルの家賃を、倍以上の月額5000ドルに引き上げられ、営業継続を断念。

閉店の報道を知ったデブラシオ市長や同地区の市議会議員ロバート・ホールデン氏らが、家主らと協議した結果、家賃の高騰は建物の居住証明書がなく、貸付が受けられないことが原因と判明。同議員は貸付の要件が満たされていることを保証し、市の小規模事業助成金の利用を提案した。家主は値上げを抑えることに合意し、新たな5年リースが結ばれた。

 

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