チェルシーに根ざして19年 歴史あるウニクリームパスタ

1019_Basta-Pasta_1

「Linguine ai Ricci di Mare($26)」は同店の看板商品。クリーミーなピンクソースが、アルデンテのリングイネパスタによく絡む。濃厚なウニの味わいをマイルドに仕立てつつ、ハバネロペッパーオイルで遊び心をプラス

 

日本発のパスタ専門店「バスタパスタ」がチェルシーに店舗を構えたのは、1990年のこと。同エリアに根を下ろして久しいが、日本らしい細やかなホスピタリティーは健在だ。平日はビジネスランチでの利用も多い。同店の最大の特徴は、ダイニングの真正面に構えたオープンキッチン。自分の注文の品がシェフによっておいしく調理されていく様子を鑑賞するのが、この店の醍醐味(だいごみ)なのだ。

シグネチャーはウニクリームパスタ。1980年代に日本の本店で考案されたこのソースは、今ではこのニューヨーク店でしか味わえない。アルデンテの麺に盛られた、大ぶりでプリプリのウニ(この日はメーン州産)のコクと香りが主役。ここに、裏メニューの「ハバネロペッパーオイル」を数滴垂らすのがオススメだ。まろやかな味わいが、ほどよい辛みでぐっと締まる。ただし本当に辛いので、量にはご注意! セコンド・ピアット(メインディッシュ)は、トリュフオイルが薫る鶏の香草焼きを。さっぱりしたレモンソースは、だんだんと暑くなるこの時期には、特によさそう。

 

取材時の「季節のデザート」は、栗がゴロゴロ入ったクレープだった。微かな渋みと素朴な甘みが調和した、シンプルだが味わい深い逸品。店内のどこからでもキッチンがよく見える

 

Basta Pasta
37 W. 17th St. (bet. 5th & 6th Aves.)
TEL: 212-366-0888
bastapastanyc.com

 

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol.1041

自由気ままに
デトックス

年末も近くなり、何かと忙しいこの季節。2019年を最後まで楽しむために、体の不調やストレスは今のうちに排除しよう!今号は、気軽に立ち寄れる市内のリラクゼーションスポットを探訪。

Vol.1040

読者ランナーを一挙紹介!
NYCマラソンを見る。

NYジャピオンは、今年もニューヨークシティーマラソンを応援します!レースの基礎情報から、知っていると得する応援の豆知識、そして5区を駆け抜ける読者ランナー太刀を一挙に紹介。(文/南あや)

Vol.1039

ジェネレーションZ が
経済を動かす!

「ジェネレーションZ」(略称=Z世代)という言葉を耳にしたことがあるだろうか?今、この若い世代の勢いが止まらない!数年後にはアメリカ最大の消費者層となると言われている彼らの正体・生態を、今号で勉強使用!(取材・文/菅礼子)

 

Vol.1038

ニューヨークで進化する
Katsu Sando

ニューヨークでは日本のカツサンドが今静かなブーム。数年前まではKatsuには“Japanese style cutlet”と英語の説明が必要だったが、今は堂々とkatsuで通じる。また「サンド」もsandwichではなくsandoと表記されることが多くなった。そこで今号では、ニューヨークで進化する、オリジナリティー溢れるカツサンドを紹介する。(取材・分/古村典子)