センスがいいと言われる 私の手土産

センスがいいと言われる 私の手土産ー ドミニク・アンセル氏の新ベーカリー「Papa d’Amour」のエッグタルト

ホームパーティーに呼ばれる機会の多い米国。多種多様な人々が暮らすニューヨークでは、渡して喜ばれるものもさまざま。文化や宗教、好みを配慮しつつ、日本らしいものや流行りのものなど、センスよく選んでみたい。読者から寄せられたコメントも交えて、喜ばれるおすすめの手土産を紹介する。


「プレッツェル・ソルト・エッグタルト(5ドル/6個入りギフトボックス30ドル)」は、ニューヨーク名物ソフトプレッツェルの塩味を効かせたサクサクのサブレ生地でカスタードを包んだ、甘じょっぱさがクセになる注目の一品

 

「クロナッツ」発明者の ドミニク・アンセル氏による新ベーカリー

先月、グリニッチビレッジ地区にオープンした「Papa d’Amour」は、「クロナッツ」や「クッキーショット」で知られるパティシエ、ドミニク・アンセル氏が手がける注目のベーカリー。台湾出身の妻・エイミー・マ氏との共同プロジェクトで、フランスと台湾、二つの文化的ルーツを融合させた独創的なペストリーを展開している。ギフトボックス販売もあるエッグタルトをはじめ、「ショクパン」や「カレーパン」など、日本人にも馴染み深いメニューが揃う。「愛するパパ」という意味を持つ店名は、アンセル氏の子供たちが父を呼ぶ時に使う愛称に由来しており、家族への愛情と文化のつながりを象徴している。手土産にもぴったりな、話題性と味を兼ね備えた新店だ。


「黒豚ホットドッグスパイラル(9ドル50セント)」

は、醤油ダレをまとった黒豚ソーセージに胡麻のふりかけをトッピング。台湾料理で欠かせない調味料、エシャロットオイルで炒めたもち米が中に隠れており、やみつきになる味わい。同店おすすめメニューの一つ。

「カレーパン(8ドル50セント)」は日本のカレーパンの影響を受けつつ、フランスと台湾のエッセンスを加えた新しいスタイル。ポン菓子がトッピングされ、食感も見た目もユニーク。

「ココア・パイユ(8ドル)」はフランス菓子、パイユをアジア風にアレンジ。ふんわりチョコブリオッシュで、マシュマロとダークチョコガナッシュをサンド。

「パパTシャツ(大人27ドル/子供20ドル)」オリジナルグッズであるキャップやTシャツの販売も。親子向けのギフトにも◎


Papa d’Amour NYC
64 University Pl.
TEL: 917-675-6151
papadamourny.com

               

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