この店の話題をひとくち

【クラーム】オーセンティックな伝統的タイ料理に 現代風かつ独創的なアレンジを加えて

クラーム

オーセンティックな伝統的タイ料理に 現代風かつ独創的なアレンジを加えて

「トム・ヤム・タレー(34ドル)」は、香り豊かなタイ風の酸味のあるレモングラススープにエビ、イカ、ムール貝などシーフードがたっぷり。キングオイスターマッシュルームも肉厚で豪華

ノマド地区にオープンした「クラーム」は、タイ出身で名店「ジョジョ・バイ・ジャン・ジョルジュ」で腕をふるったシェフのポンサトーン・ティヌッチさんがオーナー店だ。タイ語で「藍」を意味する「クラーム」は、「世代を超え受け継がれてきた技術と知恵」という意味も持ち、まさに彼のタイ料理に関する豊富な知識と、トップクラスのレストランでの経験の蓄積を表している。高級リゾートを思わせる店内には、ビンテージの磁器コレクションなどの工芸品も飾られおり、洗練された空間が漂う。

「煮込み牛頬肉マッサマンカレー(34ドル)」は、柔らかく煮込んだ牛頬肉がとろける。じゃがいもを多層にして揚げた一口大のポテトパヴェは、外はカリカリ、中はクリーミー

「ロン・ランプ・クラブ(34ドル)」は、カフィアライム、唐辛子、タマリンドが入ったクリーミーなココナッツベースにたっぷりのカニ。クリスピーなソフトシェルクラブと新鮮な野菜を添えて

前菜にはタイの代表的なピリ辛サラダや、マテ貝をガーリックホワイトペッパーでソテーし、タイ風チミチュリディップソースを添えたものや、エビのグリルがおすすめ。ご飯もの系には、ローストした野菜を添えたグリーンカレーや、鶏肉やエビ、ピーナッツなどをタマリンドソースで炒めた麺料理のパッタイも人気だ。他にはカラッと揚がったブランジーノのカレーや、ジャスミンライスの韓国風ビビンバのカオ・パッド・プララ・ボンなど、伝統に新しいひねりを加え、古典的でありながらユニークで記憶に残る料理が堪能できる。


KRAAM

254 Fifth Ave.

TEL: 646-678-4586

kraamnyc.com

NYジャピオン 最新号

Vol. 1263

最新の秋メークトレンド

続々と秋の新作コスメが登場する今時期、メークアップから今っぽい顔を先取りしてトレンドを楽しみたいもの。今回は気になる旬なメーク術からアイテムまでをフィーチャー。

Vol. 1260

再熱 日本の女子プロレス

女子プロレスの窮地に彗星のごとく現れた「ビューティ・ペア」や「クラッシュ・ギャルズ」を覚えている人も多いだろう。1987年からWWEに参戦し海外での活躍を牽引したJBエンジェルス(山崎五紀&立野記代)、94年には女帝ブル中野がWWEに参戦しWWE世界女子王座を獲得するなど大活躍。女子プロレス先進国である日本のレスラーたちは、つねに世界の女子プロレスを牽引する存在だったのだ。そして長い年月を得て再び、日本の女子プロレスが海外で注目されているその実態を取材。