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オールバニ

州知事が非常事態宣言
州内のコロナ患者が急増

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は7日、州内の新型コロナウイルスの感染者急増を受けて、非常事態宣言を出した。ニュージャージー州も9日に、非常事態宣言を出した。両州およびコネティカットの3州で確認された感染者数は、7日遅くから9日午後までに計49人から156人に急増した。9日付NBCニューヨークが伝えた。

10日時点でのニューヨーク州内の感染者数は、州全体で173人となった。ニューヨーク市内では36人の感染が確認された。州内の感染者のほとんどがウェストチェスター郡ニューロシェルに集中しており、マンハッタン区ミッドタウンに勤務している50歳の弁護士が感染拡大の中心となったとみられる。ニュージャージー州では11人の感染が確認された。

同市ではブロンクス区の7歳の少女を始め、ブルックリン区のFDNY救急隊員、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局のリック・コットン局長の感染を確認。クイーンズ区、ロングアイランド・ナッソー郡でも感染者が出ている。


ニュージャージー

ルームメイトを殺害
56歳女を起訴

ニュージャージー州オーシャン郡マンチェスターの自宅で、ルームメイトの男性をセロテープの台やシャワーロッドなどで殴り、死亡させたとして、4日に56歳の女が起訴された。5日付ABC7が伝えた。

同郡検察局によると、マリー・カーボン被告(56)は先月24日、マンチェスターの自宅で死亡していたフランク・ストーチェルさんを殺害したとして、 殺人および四つの訴因の武器犯罪で起訴された。

検察の調べによると、同被告はいくつかの家庭用品を使用して、被害者を殺害したとされており、現場からセロテープの台とシャワーロッドが押収された。検察は、被害者の傷がそれらの武器で付けられたものと考え、傷と一致していると述べたが、以降の詳細は明らかにしなかった。

当局は、カーボン被告と被害者との間に、いさかいがあったものとみている。同被告は当初、同郡トムズリバーの住人とされていたが、当局は、マンチェスターのストーチェルさんの自宅に同被告が居住していたとみている。


ニュージャージー

警官2人が活躍
炎上車の運転手を救助

ニュージャージー州サマセット郡ブリッジウオーターで、州警察官2人が、炎上している大型トラックから男性1人を救出した。4日付ABC7ニューヨークが伝えた。

同警察官2人が地元メディアに語ったところによると、ブリッジウオーターの州間高速道路で、トレーラーが連結された大型トラックが、ガードレールと橋に衝突して炎上した。

衝突を目撃した警官のロバート・タールトンさんは、運転手を救出するために直ちにトラックに向かって走り出し、その途中で消防局に通報。帰宅途中だった別の州警察官エドワード・ライアーさんも、走行が不安定なトラックに注意していたといい、すぐに男性の救出に加わった。

運転手のロン・ヒックマンさんは衝突の衝撃により、時折意識がなかったが、付近の病院に搬送され手当てを受け、すでに退院し自宅のあるオハイオ州へ向かったという。ヒックマンさんの娘のタビサさんは、「父親の命を救った警官に対して家族全員が感謝している」と語った。


マンハッタン

医療用品の価格つり上げ
市当局が取り締まり強化

新型コロナウイルスの感染拡大について懸念が高まる中、ニューヨーク市当局は、不足している医療用品の価格を意図的につり上げている企業を厳しく取り締まっている。

同ウイルスに対する懸念から、市内の小売店では手の除菌用ローションやマスク、ビタミンCなどが不足または品切れとなっている。一部の小売店は購入できる個数を制限しており、アマゾンは価格つり上げが行われた100万品目以上の販売を停止した。

市長は、「価格つり上げを行っている店舗には、罰金を科す。そうした店舗を見かけたら、市に通報するように」と呼び掛けた。

同州上院議会のブラッド・ホイルマン議員は、「市民の懸念につけこむのは不当」だと非難し、医療用品の価格つり上げを禁止する法案を提出した。


ブルックリン

アジア人男性に嫌がらせ
コロナ影響で差別か

ブルックリン区サンセットパークで4日朝、地下鉄Nラインに乗車していたアジア人男性が、別の乗客から消臭スプレーを散布される騒ぎが起きた。6日付ABC7が伝えた。

事件は、同じ車両に乗り合わせた乗客が、携帯電話で記録した動画をソーシャルメディアに投稿したことで明らかになった。

動画では、黒人男性が周囲に「こいつにどけと言え! すぐ隣に立ってやがる」と怒鳴り、消臭スプレーを取り出し、男性に向かって散布した。

現在、この事件は憎悪犯罪の可能性があるとして、NYPDの憎悪犯罪特別捜査班が捜査している。

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は、「ささいな憎悪犯罪でも通報してほしい」と話し、「全てのニューヨーク市民に強調したい。この危機の中で、アジアのコミュニティーや個人を差別することは、絶対に容認できない」と付け加えた。

NYPDによると、事件は911に通報されたが、警察官が到着した時には、容疑者がすでに下車した後だったという。警察は、容疑者を現在も捜査中。


ブルックリン

ATM用現金を強奪
窃盗団の4人を起訴

ニューヨーク市内全域でATM用の現金輸送車から多額の現金を強奪したとされる、グループの一部である4人の男が、4日出廷した。同日付CBSニューヨークが伝えた。

4人はブルックリン区出身で、重窃盗罪、強盗、共謀罪などで起訴されており、4人とも無罪を主張している。

4人は窃盗グループの他3人と共に、2017年1月から19年7月までの間、ブルックリン区、クイーンズ区、マンハッタン区、ブロンクス区の計15カ所から、100万ドル以上を強奪した。

地方検事局に提出された動画によると、ガソリンスタンドの外に駐車した現金輸送車の隣にミニバンを停め、現金輸送人が店内にいる間に、1人の男が輸送車後部のドアを開けて現金の入ったケースを奪い、ミニバンで逃走した。

強盗の際に、輸送人などに暴力は行使しなかったが、大型ハンマーで輸送車のドアをこじ開けた。同グループは、輸送人を自宅まで尾行するなどして、輸送車のルートを熟知した上での犯行だったという。


クイーンズ

飛行機内手荷物に拳銃
アメフト選手を空港で逮捕

クイーンズ区のラガーディア国際空港で5日、NFLチーム「ニューヨーク・ジェッツ」でラインマンとして活躍するクインネン・ウィリアムス選手(22)が、拳銃を違法に持ち込んだとして逮捕された。6日付NBCニューヨークが伝えた。

港湾局警察によると、同選手は空港で飛行機に乗り込もうとしていたところ、武器の不法所持で拘束された。銃には弾薬は装てんされておらず、同選手は弾薬を所持していなかったという。

クイーンズ地方検事局は6日、同選手に召喚状を発行し、同選手は今月25日に裁判所に出廷する予定。

警察によると、アラバマ州出身の同選手は所持していたグロック19型拳銃に対する州の法的許可を持っていた。しかしTSAによると、空港では銃は鍵をかけたハードケースに入れ、弾薬とは別に保管しなければならない。

AP通信によると、同選手は拳銃を機内持ち込み手荷物に入れていたという。同選手は、2019年のドラフトでジェッツに3位指名され、入団した。


ブロンクス

店のポットで客殴る
マックの従業員逮捕

ブロンクス区のマクドナルドで6日未明、男性客をコーヒーポットで強打したとされる女性従業員が、暴行、無謀な危険行為、武器不法所持などの疑いで逮捕された。7日付PIX11が伝えた。

警察は5日午後11時30分ごろ、同区シーバリープレース付近のボストンロード沿いにあるマクドナルドで、男性が暴行されたとの通報を受け、現場に急行。警察の消息筋の話では、被害者は徒歩でドライブスルーの窓口に行き、勤務していたエモニー・リード容疑者(24)と口論となった。

被害者はリード容疑者に対してつばを吐き、それに怒った容疑者がコーヒーポットを取り上げて、被害者を強く殴ったという。

被害者の男性は30代で、首の左側に深い裂傷があり、重体で病院で治療を受けている。


マンハッタン

ブルームバーグ氏が撤退
大統領選、バイデン指示を表明

マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は4日、米大統領選の民主党候補者争いから撤退し、ジョー・バイデン前副大統領を支持すると表明した。同日付AMNYが伝えた。

同氏は、「スーパーチューズデー」と呼ばれる3日に、14州で行われた予備選で大敗。トランプ大統領を倒すため、バイデン候補支持に回った。また有力候補の一人だったエリサベス・ウォーレン上院議員も撤退。民主党指名候補争いは、中道派バイデン候補と左派バーニー・サンダース上院議員の一騎討ちになる。

世界有数の富豪であるブルームバーグ氏は、早期予備選を無視してスーパーチューズデーに焦点を絞り、5億ドル以上を使って全米で広告キャンペーンを行ったが、市長時代の人種差別的政策の支持や、女性差別的発言が批判され、勝利を得たのは米国領サモアのみ。全体の得票率は15%超にとどまった。


マンハッタン

図書館の延滞料精算
市に助成金を要求へ

ニューヨーク公共図書館では、延滞料を払えないために貸し出し停止となっている子供が、市内全域に約6万人いる。同図書館は4日、それら延滞料を全額清算するための助成金1000万ドルを、市議会に要求した。同日付パッチが伝えた。

マンハッタン区、ブロンクス区、スタテンアイランド区を統括するニューヨーク図書館長、クイーンズ図書館長、ブルックリン図書館長の3人が、「子供と10代の少年少女による利用障害をなくすため」の資金として、市議会に要求したもの。館長らによると、15ドルまたはそれ以上の延滞料を払えず、本を借りられなくなった多くの子供は、貧困地域の住民だという。

同共図書館が子供の延滞料を清算するのはこれが初めてではない。2017年には、個人が225万ドルを寄付し、16万1千人以上の子供の延滞料に充てられ、翌年、同図書館から本を借りる子供や10代の少年少女の数が60%増加したという。


ニュージャージー

知事のがん腫瘍除去成功
公務にも復帰

ニュージャージー州当局によると、フィル・マーフィー知事は4日、腎臓にできたがんの可能性がある腫瘍を除去する手術を受けた。手術は成功し、7日夜から公務に復帰した。8日付CBSニューヨークが伝えた。

マーフィー知事は先月、腫瘍があると発表。知事の入院中は、2017年に同知事と共に選出された、シーラ・オリバー副知事が知事代行を務めた。

同副知事は4日、知事の手術は成功し、ニューヨークの病院で静養しているとツイートした。

州当局によると、腎臓にできる腫瘍の90%はがんだが、医師団は手術するまで悪性かどうか特定できなかった。副知事は腫瘍が悪性だったか否かについて言及しなかった。

知事は地元メディアに対し、「医師団は腫瘍の完全除去に成功すると確信しており、キモセラピーや放射線治療の必要はない」と語っていた。また最近の州議会で、腫瘍のニュースが発表されてから多数の人々から励ましを受けたことに感謝を述べていた。


マンハッタン

重大犯罪が増加
市内で銃撃、窃盗など

NYPDが5日に発表した2月のニューヨーク市犯罪統計では、重大犯罪件数が前年同月比で22・5%増加した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。

銃撃事件は前年同月比で7%増加し、強盗、銃窃盗、暴行も増加した。一方、殺人は20%低下、報告のあった性的暴行は6%低下した。

ダーモット・シェアNYPD本部長は、警官の配置を調整し、より多くの警官を路上に配備して最も犯罪の多い15地域を中心に、徒歩パトロールを強化していくと述べた。さらに、NYPDは犯罪増加対策として、職員を増員、青少年による犯罪防止に力を入れていく予定だという。


マンハッタン

METオペラが自主検疫
海外アーティストら対象

「メトロポリタンオペラ(以下MET)」は、新型コロナウイルスの影響下にある指定地域からニューヨークに来米する、アーティストや雇用者に対し、自主検疫を要請した。5日付フォックス5ニューヨークが伝えた。

METのダイアン・ゾラ総裁補は3日、アーティストマネジャーらに宛てて、「米国疾病対策センターが指定した中国、イラン、韓国、日本、イタリア、香港のいずれかからニューヨークに到着した場合、14日間の自主乖離(かいり)検疫を義務付ける」旨のEメールを送信した。

同総裁はまた、「アーティストらがリハーサル開始の14日前に到着する、またはリハーサル開始を遅延させるよう、旅行計画を変更する必要がある」と、マネジャーに指示した。

新コロナウイルスの流行が始まった中国では沈静化がみられるが、イタリア、イラン、韓国では感染が広まっている。全世界で9万4000人以上が同ウイルスに感染しており、3200人以上が死亡している。

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